歯周病が薬や歯磨き粉でなく、ジェットウォッシャーで良くなった話

2年前に歯医者で重度の歯周病と診断されました。

それ以来は徹底的な治療に取り組みました。最初は週1回で麻酔をして深部まで歯石取り、その後は現在進行中で月1回のクリーニングに通っています。

歯周病の原因は突き詰めれば「歯磨き不足」です。確かに、私の歯磨きはずっと適当でした。そのため取り返しがつかない所まで歯周病が進行してしまい、歯を支える土台の骨が溶けてボロボロの状態です。

歯医者で本格的に治療を初めてから、日常の歯磨きに「ジェットウォッシャー」を取り入れたところ、歯周病が改善しました。とても気に入っているので、同じように歯周病に悩んでいる人、歯周病の予防をしたい人に向けて、ジェットウォッシャーを布教したいと思います。

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歯周病の治し方

歯周病とは、歯に残った歯垢(細菌が増殖した食べかす)により、歯の根元や歯を支えている骨が溶けてしまう病気です。そもそもしっかりと歯磨きができていれば歯に歯垢が溜まることはありません。歯周病の原因とは、突き詰めればひとえに歯磨き不足なのです。

では、歯周病の治し方とはどんなものでしょうか?
残念ながら、歯の再生治療など一部の特殊な治療を除いて、歯周病が治る方法はありません。歯や骨は、一度失ってしまったら基本的に元に戻る事はないのです。

飲めば治る「歯周病の薬」と言うものも、存在しません。
歯周病になった際に歯医者で出される薬はあくまで「腫れを引かせる」「痛みを緩和する」ものであり、「歯周病を治す薬」ではありません。(エムドゲインなど溶けた骨を再生する薬もありますが、今のところ一般的ではありません)

基本的に歯周病は治らない、ショックではありますが、まずはその点を理解して歯周病と向き合いましょう。

歯医者で行う歯周病の治療

私は約2年間、歯医者で歯周病の治療をしています。
歯周病が治らない病気なのであれば、歯医者ではどんな治療をするのでしょうか?
答えは、クリーニングです。

歯周病を「治す」のではなく「これ以上進行させない」ために、ひたすら歯垢や歯石(歯石は歯垢が固くなったもの)が溜まらないようにクリーニングをします。歯周病を改善するには「治す」と言う意識を捨てて「これ以上進行させない」と理解することが大切です。
 
この時に、歯医者のクリーニングで使用するのがジェットウォッシャーです。
スケーラーと呼ばれる金属の棒を使って手作業で歯石をガリガリと削る治療もしますが、同時にジェットウォッシャーで歯と歯茎の間に溜まった汚れを取り除きます。自宅の歯磨きで取り切れない歯垢や歯石を取る。これが歯医者での歯周病の治療です。

家で出来る歯周病の予防

世の中には歯周病対策を謳った歯磨き粉などが多く売られています。自宅でできる歯周病予防としてサポート的に使うのはアリですが、歯磨き粉では歯周病の根本的な予防にはなりません。
冒頭に述べたように、歯周病の原因は歯垢です。歯垢を残さない歯磨きをすることが、歯周病の一番の予防になります。

それには、もちろん普通の歯磨きでは足りません。
そもそも歯周病になった人は歯磨きの仕方が悪かったからこそ歯周病になっているはずなので、普通以上に歯垢を残さないための歯磨き方法が求められます。

そこで、毎日の歯磨きにジェットウォッシャーを取り入れることをオススメします。
歯医者でのクリーニングにジェットウォッシャーを使用すると言うことは、それだけ歯のクリーニングに有効と言う事です。自宅の歯磨きを歯医者のクリーニングにより近づけるために、歯医者で使用している器具を取り入れるのが最も効率的です。

ジェットウォッシャーの比較とオススメ機種

一口に市販のジェットウォッシャーと言っても、色々と種類があります。
ジェットウォッシャーで一番大手のメーカーと言えば、パナソニックのドルツ。私もこれを使用していますがとても良いです。

ドルツのジェットウォッシャーは4種類ありますが、どれを選べば良いのか、簡単に解説します。

ジェットウォッシャー選び方

まず一番右の携帯用モデルEW-DJ10-W。これは自宅ですでにジェットウォッシャーを使用していて外でもどうしても使いたい人向けの簡易モデルなので、1本目としてはオススメしません。あくまで2本目として使用するモデルなので候補からは外して下さい。

次に、左から2番目の青いタンクがついたEW-DJ61-W。Amazonでもベストセラー1位になっている人気商品ですが、すでに最新モデルEW-DJ71-W(一番左)が発売されているので置き型を選ぶならそちらを選びましょう。

となると、置き型なら一番左のEW-DJ71-W、コンパクト型なら左から3番目のEW-DJ51-Aの2択になります。

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まず置き型のEW-DJ71-W。ドルツのジェットウォッシャーで一番新しいモデルで、唯一超音波水流を搭載しているジェットウォッシャーです。(超音波水流は、衝撃波が超音波を発生させより高い洗浄力になる水流方式です)特に希望がなければ、この最新モデルで問題ないです。ただし置き型なので洗面所に置く場所をとると言うデメリットがあります。

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次にコンパクト型のEW-DJ51-A。私はこれを使っています。
メリットは完全防水、充電式なのでコードレスで使いやすい点。デメリットはタンク容量が極小な点ですが、これは改造次第で無限に増やせます。

タンク改造の記事はこちら

我が家は洗面所に置き型のジェットウォッシャーを置くスペースがないため、物理的にコンパクト型のEW-DJ51-Aを選びましたが、コードレスで使いやすいので結果的にこっちにして良かったなと思いました。ただ、置き型のEW-DJ71-Wは超音波水流が魅力ですね。タンクが食器洗浄機対応など、細かい使い勝手も良く考えられているモデルだと思います。

実際に使ってみると、正直細かいモードなどはそれほど差はないのかなと思っています。ジェットモードやバブルモードなど色々なモードがついていますが、体感的には強い・弱い以外にはあまり違いを感じません。

歯周病ジェットウォッシャー

オススメは上記の2モデルですが、どちらにするかは最上位モデルを取るか、省スペース&コードレスを取るかでライフスタイルに合わせて決めれば良いのかなと思います。

ジェットウォッシャーの歯周病への効果

肝心のジェットウォッシャーによる歯周病への効果ですが、これは明確に感じています。

前述したように歯周病と言うのは「治す」ものではないので、あくまで「進行させない」と言う意味ですが、ジェットウォッシャーを使い始めてから歯医者の定期クリーニングでも良く磨けていると褒められるようになり、歯周病の進行もしっかり押さえられているとの診断を受けました。

私はソニッケアーのダイヤモンドクリーンと言う結構いい電動歯ブラシを使っているのですが、ソニッケアーで15分ほど丁寧に歯磨きをしたあとでも、ジェットウォッシャーを使うと歯と歯の間からボロボロ歯垢が出てきます。歯科衛生士さんに聞いたところ、電動歯ブラシはあくまで歯の表面を磨くもので、歯間の汚れを取るのは向いてないそうです。電動歯ブラシを使っていても、必ず併用して手磨きの歯磨きもするように言われました。

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また、歯医者で初診のカルテと現在のカルテを見比べてもらったところ、歯ぐきの出血部分が半分に改善されていました。これもジェットウォッシャーでの歯ぐきマッサージ効果ではないかなと思っています。

また、私は奥歯の一部に膿みやすい部分がありすぐに腫れたり膿んだりしてしまうのですが、その部分にジェットウォッシャーを当てると嫌な匂いが取れるのがハッキリ分かります。腫れが引くのも早いです。同じように歯ぐきが腫れやすい人や、膿みによる口臭に悩んでいる人は絶大な効果を感じられると思います。

ジェットウォッシャーはそれ自体で歯を磨く訳ではないので、電動歯ブラシなどと比べてどうしても後回しにされがちですが、使えば使うほど、毎日の歯磨きに必要不可欠なものになりました。

歯周病の改善にはとにかく歯垢を残さないことが大切です。
歯垢や口臭に効果を発揮するジェットウォッシャー、まだ使っていない人は毎日の歯磨きに是非取り入れてみてください!

オススメの歯磨き粉についてはこちら