BLマンガが多い漫画喫茶「快活クラブ」秋葉原店レポート
BLマンガが多い漫画喫茶を探してる女性って結構いるのではないかなーと思っているので、今回はそんな情報をお届けします。
BL漫画喫茶として有名なのは池袋のBLマンガカフェ「Cafe801」ですが、普通のチェーン展開の漫画喫茶でもBLマンガを多く置いてある店舗があります。
今回は秋葉原の女性専用漫画喫茶「快活CLUB」に行ってBLマンガを堪能してきたので、BLマンガの品揃えや店内の様子などを詳しくレポートしたいと思います。
快活クラブ秋葉原店 BLマンガの品揃え
まずは気になるBLマンガの品揃えから見てみましょう。快活クラブ秋葉原店は小さめの店舗ですが、この棚約1本分がBLマンガコーナーとなっています。
BLマンガラインナップその1
BLマンガラインナップその2
「全国書店員が選んだおすすめBLコミック2017」にもランクインした「囀る鳥は羽ばたかない」や「ひだまりが聴こえる」など有名作をしっかり押さえている感じです。中村明日美子先生の「同級生」シリーズも「空と原」までちゃんと揃えています。
ラインナップとしては有名作＋1巻完結もの、と言う感じでなかなかセンスの良い品揃えだなと感じました。もちろん18禁作品が多数ですが、あからさまなエロ傾向の作品は少なめ。これはBLに興味のない一般の女性客に配慮しているのかもしれません。
ただ、BLマンガが主体の漫画喫茶ではないので当たり前ですがジャンル分けなどがされておらず、ぱっと見ただけでは作品の傾向が分かりずらいのが難点。池袋のBLマンガカフェ「Cafe801」(あっちはBL専門店なので勝手が違いますが)のように「学園もの」「サラリーマン」など簡単にでもジャンル分けしてあれば選びやすいのですが、背表紙しか見えていないのであらかじめ読みたい作品や作家さんをピックアップしておく必要があります。
BLマンガの連載誌が豊富だったのも印象的でした。
雑誌＆連載誌の置いてある棚にはルチル、gateau、Dear+、MAGAZINE BEBOY、BEBOY GOLD、on BLUEなどBLコミック雑誌がずらりと並びます(バックナンバー10冊づつ)。
漫画が並べられている棚とは別に広く設けられている「オススメコーナー」にBLマンガが堂々と入っているのも、普通の漫画喫茶とはちょっと違って面白いなと思いました。
オススメ、しっかり読ませて頂きました。オメガバースはいいぞ！
BLマンガの品揃えは棚1本分と量は物足りないものの、ツボは押さえているなと言う印象を受けました。
「1日中BLマンガをたっぷり堪能したい！」と言う目的であれば、池袋の「Cafe801」まで行くか、自宅で漫画レンタル(後述)することをオススメしますが、2～3時間BLマンガがゆっくり読めればいいと言う目的であれば、まずまず満足できる品揃えではないかと思います。
快活クラブ秋葉原店 漫画全体の品揃え
快活クラブ秋葉原店は全56席。漫画喫茶としてはかなり小さめの店舗です。
左下のグレーの部分が、漫画が置いてあるエリア。漫画棚は19個＋大きめのオススメ棚が3個＋雑誌、月刊誌コーナーと、実際に見ると「かなり少ないな」と言う印象。一般漫画も有名作や最近話題になった作品が中心です。女性向きの作品が多いので、ジャンプ系や青年誌などはかなり少なめ。本当に有名な作品だけ厳選して置いてありました。
女性中心の品揃えで面白いなと思ったのは、オススメ棚にこのような実録系のコンビニコミックが置いてあるところ。ヒマつぶしにはちょうどいいかもしれません。
雑誌も多め。コスプレ月刊誌などもあり、オタク向けの品揃えも充実しています。
全体的に有名作やヒマつぶし系の作品が多いので、ガッツリ漫画を読むと言うよりは時間つぶしや休憩に向いている漫画喫茶だと思います。漫画喫茶、と言うよりは漫画の豊富なカフェとか、健康ランドの漫画コーナーに近いイメージです。
快活クラブ秋葉原店の設備、雰囲気
快活クラブ秋葉原店は女性専用店舗なので、白を基調としたかなり綺麗な雰囲気です。スタッフも当然女性のみ。
フラットシート、リクライニングシート共に、スペースは一般的な漫画喫茶と変わりありません。鍵はかからず、上下がオープンになっているタイプの扉ですが、女性専用なのとブース内に大きめの金庫があるので防犯面はそこまで気になりませんでした。
ブースにコンセントとUSBポートがあるので、充電し放題。
ドリンクはディスペンサータイプ。2台あります。
スープが4種類あるのが地味に嬉しい。
電子レンジ＆流し台コーナー。全体的に掃除も行き届いており、清潔感があります。
目立ってすごい！と言う所は無く設備としては標準的な漫画喫茶ですが、女性専用漫画喫茶だけにとても綺麗で清潔感があります。全席禁煙で煙草は喫煙ブースなので、煙草が苦手な人にもオススメ。喫煙ブースは個人ブースから離れた受付の横にあるので煙が流れてくることもありません。
快活クラブ秋葉原店のサービス
快活クラブ秋葉原店は女性の宿泊にはかなり良いなと思う漫画喫茶でした。
・シャワールームあり
・ルームウェア貸出あり
・快活クラブ初の無料更衣室あり
・無料貸し出し品が充実(ナノケアスチーマー、ヘアアイロン等)
と、女性に嬉しいサービスが充実しているので、予定しての宿泊はもちろん、終電を逃した際などの急な宿泊にも最適です。
快活クラブでいいなと思ったのは「フードの提供などが無いので欲しいものがある場合は自由に外出OK(30分程度)」と言うシステム。
一応、売店にはお菓子やカップラーメン、化粧品一式の販売はありますが、漫画喫茶の冷凍フードやカップラーメンではなくきちんとした食事が食べたい、と言う人はコンビニや駅ビルに行って好きな食べ物を持ちこめばOKです。
販売されている日用品は150円とかなり良心的なお値段ですが、化粧品などは100均の商品に見えたので、ちゃんとしたお泊まりセット＆メイク用品が欲しい人はコンビニや薬局に行って買ってきましょう。
入口にはキャリーバックが入れられる大型ロッカーもあるので、東京のイベントに遠征した際の宿泊先としてもオススメできます。
BLマンガが置いてあるか事前にわかる「店舗別コミック検索」
快活クラブで気に入った点の一つが、行く前に置いてある漫画が確認できる「店舗別コミック検索」システムです。
漫画喫茶と言うのは店に入ってみるまでお目当ての漫画が置いてあるかどうか分からないのが欠点ですが、快活クラブでは店舗別にコミック検索できることで読みたい漫画があるか確認してから入店することができます。
ただこの検索システムが結構使えない感じで「BL」のタグをクリックしても単純にBLという文字列を引っ張ってきてるだけなので「BLEACH」とか「BLACK BIRD」とかがバンバン出てきます。もう少しどうにかならなかったのか…。
じゃあどうしたら良いのかというと、まずBLマンガで映画化もされた有名作「同級生」を検索します。検索結果に出てきたら、「同級生」が置いてある棚番号(秋葉原店であれば13番)をクリック。BLマンガというのは大抵一箇所に固めて置いてあるので、その棚をチェックすればその店舗の大体のBLラインナップは掴めます。
東京だとやはり池袋サンシャイン60通り店が圧倒的な品揃え。秋葉原駅前店と八王子駅前店は女性専用店なのでBLマンガの品揃えはそこそこあるかと思いきや、八王子駅前店はイマイチです。やはり土地柄が大きいのでしょうか。
店によって結構品揃えが変わるので、BLマンガ目当てで快活クラブに行く場合には、事前に店舗別コミック検索をして品揃えをチェックしてから出陣することをオススメします。
ちなみに、快活クラブは入会金が360円かかりますがアプリで会員になると入会金が無料になります。その場で登録するのは結構時間がかかるので(住所の入力など)行く前に登録しておくとスムーズ＆お得だと思います！
漫画喫茶でBLを読むのはお得か？
今は漫画アプリなどで無料でBL漫画も読める時代ですが、やっぱり狙った作品を紙でしっかり読みたい！と思う時はあります。
そんな時は
・買う
・借りる(漫画レンタル)
・漫画喫茶
の3つの選択肢がある訳ですが、漫画喫茶はコストパフォーマンス的にはいまいちだなと今回行ってみて思いました。
快活クラブの場合、6時間で1,960円。私は1冊読むのに30分くらいかかるので、漫画を探す時間や飲み物を取りに行ったりトイレに行く時間も考えるとせいぜい10冊くらいしか読めないんじゃないかなーと思います。
個人的に愛用しているDMMの漫画レンタルであれば、20冊1,860円で2週間借りれる上に自宅まで届けて＆取りに来てくれます。同じ料金で漫画喫茶のほぼ倍の冊数が、自宅で2週間じっくり読めます。
そう考えると、自宅でBL漫画を読めない隠れ腐女子さんの場合は漫画喫茶がベストですが、自宅で読める環境であれば、個人的には漫画レンタルを推したいところです。興味を持った方は、是非一度覗いてみて下さい。DMMはBLの品揃えも豊富ですよ、うふふ。
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