迷ったけどPS4を買って良かった話

悩みに悩んだ末、PS4を購入しました。

正直、SplatoonやりたさにWiiUにしようか迷っていた時期もあったのですが、いくつかのポイントから現時点ではPS4の方に魅力があると感じ「とりあえず先に買うのはPS4にしておこう」と購入を決めました。
(もう2、3本やりたいタイトルが発表されたらWiiUも買うかもしれません)

今回悩んだ末にPS4を購入した理由、実際に使ってみた感想、購入検討者が購入前に気になりそうな点などを書いてみたいと思います。

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何故PS4を選んだのか

超スペックのゲームマシンを体験してみたかったから

PS4の凄さはそのスペックにあります。
特筆すべきはメインメモリー。なんとミドルスペックPC並みに8GBも搭載し、しかもGDDR5を採用しています。
(xbox oneのメモリ容量が8GBというのを受けて、急遽8GBに変更したという噂もあります。xboxはDDR3ですが…)

PS3の仕様は「メインメモリ256MB、グラフィックメモリ256MB(合計で512MB)」。
メモリとはいわば作業をする作業スペースのようなものですが、そのメモリの容量がPS3の約15倍です。

PS4のメモリとして採用されたGDDR5を説明すると、通常グラフィックボードなどに利用されるメモリーで、普通のPCやゲーム機のメインメモリとして利用されるDDR3より高機能で当然高価です。
現行機のPS3で使われているGDDR3(グラフィックメモリの方)に比べて約5倍のデータ転送速度があります。

メインメモリとグラフィックメモリを分割していたことによるボトルネックの解消もあり、数値以上の性能アップを果たしている点も見逃せないのですが、難しくなるのでこれくらいで。

ちなみに、超スペックのゲームマシンを体験してみたかった理由の一つには「PS3のもっさり感に飽きた」というのもあります。
PS3もゲーム自体のグラフィックなどが進化し、ハードの方が若干それに追いつかなくなってきた印象を受けていました。
徐々にストレスがたまり、もっとサクサクとスムーズにゲームしたい、と言う気持ちがPS4へと向かわせました。

PS VRに期待したから

2015年9月に、PS4で使用できる仮想現実ヘッドセット「PlayStation VR」がソニー・コンピュータエンタテインメントより発表されました。
発売は2016年上期となっています。予定通りであれば、今年の7月までには発売されると言う事ですね…!

公式「体験者の声」篇

VRは簡単に説明すると「ヘッドマウントディスプレイを付けて、現実と錯覚するほどの没入感を味わう」という技術ですが(これだけがVRではありませんが、今回の趣旨はこれ)、PS4はゲーム機としてVRを採用した初のハードとなっています。

私は以前OculusRiftと言うVRの開発者キットのようなものを利用したことがあるのですが、その没入感はもの凄く、ジェットコースターの映像では落ちるシーンで本当に落ちるような感覚(背中がぞっとするようなアレ)を味わい、軽く酔いました。

それはサンプル映像のようなものでしたが、サンプルですらそこまでの体験を得られるものがちゃんとしたゲームになったとしたら…間違いなく未知の体験となることが容易に想像できます。
ソードアートオンラインや.hackのような「ゲームの中に入ってゲームをする」体験の、第一歩がこのPS VRなのです。

2015年の東京ゲームショーでは「真・三國無双7」「ファイナルファンタジーXIV」「ダンガンロンパ」「初音ミク」など多くのタイトルが体験出来たのですが、体験レポートを見る限り、ソフトの開発もかなり進んでいることがうかがえます。

個人的には、体験レポートで「怖すぎて目を開けられない」と言われていたホラーゲーム「Kitchen」が気になっています。
血まみれのキッチンで椅子に縛られた状態からスタート、自分の前にはナイフを持った男が立っている…と嫌な予感しかしないホラーゲームですが、仮想現実とホラーが組み合わさると、その恐怖感はどこまでいってしまうのか、想像するだけで恐ろしいものがあります。(でもやってみたい)

PS VR発売と同時にどんなタイトルがスタートタイトルとして用意されるのかは不明ですが、上記のデモを用意していたタイトルは、早々に対応してくれるのではないかと思っています。
スタートタイトルの常連であるバイオも来てくれるといいのですが…VRでFPS!!やりたい!!

ゲームの中でゲームらしく遊ぶのはもちろん、上記の「初音ミク」ではミクさんのステージに上がって、間近でミクさんが歌ってくるのが見れたそうですし、バンダイナムコの「サマーレッスン」(去年も出展し大きな話題になりましたね)でも女の子と夏のひとときを過ごせたり、「キャラクターを仮想世界で過ごす」と言う点でも大いに注目されている技術です。新しい時代はじまた。

前にWiiUを購入しようか迷った時に「後押ししてくれるような周辺機器、機能が無い」と言う趣旨の記事を書きましたが、そういう意味で、PS4ではこのPS VRが後押しとなりました。

一番気になるお値段ですが、当初SCEの社長が「ゲーム機本体の価格と同程度」とコメントしたことで3.5~4万円程度だと思われていましたが、先日カナダのAmazonに1125カナダドル(日本円で9万円以上)で掲載され「たっけーーー!!」と話題になりました。
結局価格は削除され、ソニーは「掲載された価格は誤りだ」とコメントしましたが、9万円となるとさすがに高すぎですね。
まったく新しい体験ができるのであれば、5万円くらいなら覚悟しているので、なんとかそのくらいの価格で収まって欲しいなと思いつつ、今から楽しみでしょうがありません。

※PS VR予約しました!

結局、価格は44,980円となりました。
5万円切ってくれて良かった。

PlayStation VR
ソニー・インタラクティブエンタテインメント
参考価格 48,578 円
価格 29,800 円(39%OFF)
商品ランキング 11,439 位

PlayStation VR PlayStation Camera同梱版
ソニー・インタラクティブエンタテインメント
参考価格 53,978 円
価格 31,980 円(41%OFF)
商品ランキング 1,996 位

PS VR対応ソフトについてはこちらをどうぞ。

値下げされたから

2015年10月に値下げされました。これまでよりも5000円OFFになりました。3万5千円ぐらいでAmazonに売ってます。

PlayStation 4 ジェット・ブラック (CUH-1200AB01)
ソニー・コンピュータエンタテインメント
参考価格 37,778 円
価格 32,820 円(13%OFF)
商品ランキング 1,605 位

2015年7月頃から店頭に並んでいる「CUH-1200AB」という新型PS4は消費電力を抑え、静音化にも成功しています。
10%程の軽量化も行われたようで、新型登場+値下げのコンボで良い機会なのかなと考えました。
値下げしたところで高いことは高いのですが、スペックの話で出て来た「GDDR5のメモリ8GB」を考えると仕方ないかなと。(比較できるものではないですが、PS4と同じスペックでPCを組むと10万円程度かかるという話もあります)

【追記】
2016年9月15日に、さらに値下げされたスリム型PS4(CUH-2000)が発売され、とうとう3万円を切りました。

PlayStation 4 ジェット・ブラック 500GB(CUH-2000AB01)
ソニー・インタラクティブエンタテインメント
参考価格 32,378 円
価格 30,980
商品ランキング 557 位

PS5より先にWiiUの次世代機が出ると思ったから

PS4は現存するゲーム機の中で最高のスペックを誇ると言われていますが、対するWiiUはPS3と比較してもどちらが上かわからないくらいのスペックです。
現在のコンピューターの進化速度やインターネット技術の発展を考えると、現在のWiiUのスペックでは年々出来ない事も多くなってくるはず。次のハードの開発が待たれるところです。

WiiUの発売日は2012年12月。
PS4の発売日は2014年2月。

PS4は現時点で相当にスペックが高く発売から日も浅い。
対するWiiUは現時点ではスペックに物足りなさがあり、発売から4年以上が経過している。
PS5が出るのはいつになるかわかりませんが、WiiUの次は意外と早く出るのではないでしょうか。

順番的に、とりあえず今回はPS4を購入し、Wiiは次のハードが出たタイミングで買おう、と考えたのがPS4を購入した理由の一つです。

実際にPS4を買ってみて感じた事

動作が軽快

我が家ではPS3もまだまだ現役で動いているためどうしても比較してしまうのですが、PS4の動作はPS3に比べて圧倒的に軽快です。
スペックを見れば当然と言えば当然なのですが、起動から立ち上がりまでの時間、ホーム画面での操作に対する反応などが劇的に改善されている他、ゲーム自体の動作にも大きな差があります。

特にその違いを感じたのが、PS3でやり込んだ「地球防衛軍4」のPS4版「地球防衛軍4.1 THE SHADOW OF NEW DESPAIR」をプレイした時。
PS3版ではステージ選択から開始までのローディング時間がストレスを感じるレベルで長く、また派手なエフェクト(爆発など)が重なると動作が重くなるのが普通でした。
特に画面分割2人同時プレイではそれが顕著で、2人で同時にビルの爆破など負荷のかかるエフェクトを起こした際は「コンシューマーでこんなの売っていいの?」と思える程の処理落ちが当たり前のように起こっていました。

それがPS4版では劇的に改善。ローディング時間は「なにこれ早い!?」と思えるほど高速化。
画面分割2人同時プレイでは、ステージとエフェクトによっては軽いカクつきが起きるものの、ゲームに支障が出るレベルの大きな処理落ちはほとんど起こしません。

PS4は処理能力が高い、動作が早い、と言うのは良く言われる話ですが、同じゲームをプレイしてみたからこそ、その差は圧倒的に感じます。正直言って想像以上でした。

参考価格 7,538 円
価格 2,480 円(67%OFF)
商品ランキング 2,609 位

旧作が思ったより沢山ある

「PS4はソフトが少ない!」と言われてからかなりの期間が経過し、それなりにタイトルも揃ってきています。
ですが「一台目のゲーム機としてPS4を買う」方にはやはりPS4専用のゲームだけでは物足りなさを感じる部分もあるのではないかと思います。

そこで思いつくのがPS4対応の旧作ですが、これが意外に色々あります。
単純な移植は少なく、元々が720p/30fpsだったものが1080p/60fpsでリメイクされていたりと、「PS4のスペックを出来る限り活かそう」と思われる取り組みを各社頑張っているところも注目すべきポイントだと思います。

別記事でまとめましたが、リマスターに加え、有料で配信されたDLC(ダウンロードコンテンツ)がもりもり付いてきたり、旧作2本を1本にまとめた2in1タイプなどお得感がかなり高いソフトが多いのも特徴です。

本筋とはそれますが、アーケード版のアーカイブスみたいなゲームはもう少し安くても良いと思います。「いっき」が1000円近くするのはちょっとどうかと思います。

厳選したおすすめPS4ソフトについてはこちら

コントローラーにヘッドホン端子ついてるのは便利

TVにヘッドホン刺すの大変だよねっていう話と、複数人同時プレイしてる時にそれぞれがヘッドホン付けられると面白いよね、と言う話。
コントローラーにスピーカーが付いてますが、コントローラーから音が出るのは特に。変わってて面白いとは思います。

リモートプレイがすごい

PS4はほぼ全てのゲームがPS Vitaでのリモートプレイに対応しています。
スマホゲームの普及で「腰を据えていちいちゲーム起動するのが面倒」と言う層が増えたように思いますが、ベッドの上でごろごろしながら、外出先の空き時間に、PS Vitaがあれば、どこでもPS4ゲームが遊べるというのは最近元気の無い据え置き機にとっては、大きな魅力ではないでしょうか。

「Vita持ってねえし関係ねーや」と思う人もいるかもしれませんが、Vitaが無くてもXperiaでリモートプレイが可能です。
Xperia専用アプリ「PS4 Remote Play」を使えばスマホでPS4ゲームが楽しめます。
(非公認ですがAndroidスマホやタブレットでもリモートをプレイ出来る方法があるようです)

また、ソニー・コンピュータエンタテインメントはPC向けリモートプレイアプリを現在開発中とのこと。
リリース日はまだ不明ですが、PS4→Vitaと言うゲーム機同士ではなく、手持ちのPCやスマホ、タブレットなどあらゆる機器でリモートプレイできる日も近そうです。
PS4によって、「腰を据えてゲームを楽しむ」と言う据え置き機のプレイスタイルが大きく変わる可能性を感じさせます。

個人的にはお風呂でタブレットをいじる事が多いので、お風呂の中でPS4ゲームが気軽にプレイできたら便利だし楽しいなあと思います。

シェア機能が新しい

PS3との大きな違いは「シェア機能」が搭載されたこと。
今まで、ゲーム中の画面を撮影、録画しようと思うと、それなりの機器を揃えなければいけませんでした。
さらに、それをアップロードしようと思うと撮影した動画の取り込み、編集、アップロードと手間と知識が必要となっていましたが、PS4にシェア機能が標準搭載されたことで、簡単に動画やスクリーンショットを公開できるようになりました。

画像をFacebook、Twitterに投稿、動画をFacebook、YouTubeに投稿、ニコニコ生放送、Ustream、Twitchでブロードキャスト(生配信)と、主要なSNSは対応しているので、「これには対応してない!」と困る事がないラインナップになっています。

便利だなと思ったのはシェア機能を使っていないときでもバックグラウンドで録画がされ続けている点。
「あ!今のプレイ良かった!」と思った時に、自動録画された映像の中から遡って投稿する事ができます。(自動録画される時間は最大15分)
PS4のアプリ「SHAREfactory」を使えば、ビデオクリップの繋ぎあわせや、エフェクトによるデコレーション、好きなBGMの追加など、オリジナルの動画作成が簡単にできます。

私はゲーム動画の配信はしていないのですがブログをやっているので、SHAREボタンで一発で綺麗なスクリーンショットが撮れるようになったのは嬉しいです。(今まではテレビをスマホのカメラで撮影していた…)
PS4からTwitterにコメント付きで直接投稿できるのも楽ですね。

スマホのアプリ「PlayStation App」からフレンドがシェアした動画や配信中のプレイを見てコメントを送ることもできますし、これからはゲーム体験をどんどん気軽にシェアしてみんなで楽しむ時代なんだなと思いましたし、私もそう言う楽しみ方をどんどんしてみよう、と思える操作周りの充実ぶりが伺えました。

PlayStation Plusの1ヶ月500円は高くない

PS4でオンラインプレイをするにはPlayStation Plusに加入しなければいけません。
料金は1ヵ月476円+税。

「オンラインプレイに金払うのかよ!」
今までPS3やPS Vitaでタダでオンラインプレイをやりまくっていた人はそう思うでしょうし、PS4の購入に「月額料金」がネックになっている人も多いのではないでしょうか。
そう思ったのでPS Plusについても少し書いてみます。

PS Plusに加入すると、オンラインプレイだけでなく様々な特典があります。
ゲームが安く買えるディスカウント、発売前の先行配信、ゲームトライアル(体験版)、スペシャルコンテンツ(追加アイテムやカスタムテーマなど)。
ディスカウントと言っても微々たるものが多いですし(Amazonの方が安い)、先行配信やトライアルはほとんど見たことありませんし、正直言ってしまうと、これらはあまり魅力がありません。

ではPS Plusに500円の価値が無いのかと言うと、私はそうは思いません。
PS Plusの魅力は「フリープレイ」と「オンラインストレージ」です。

フリープレイでは、SCE側から配信される特定のタイトルが無料で遊び放題です。(体験版でなくフルパッケージ版)
毎月新しいタイトルが追加されますが、大きなメリットは「PS Plusに加入している限りそのタイトルはずっとプレイできる」と言う点です。

例えば、1月分ではコーエーテクモゲームスの人気タイトル「討鬼伝 極」(PS4/Vita版)がフリープレイとなりました。
ゲームのダウンロードは1月しかできませんが、ゲームプレイはPS Plusに入ってる限り2月、3月…と永遠にプレイする事ができます。
毎月何かしら1本は気になるタイトルがあるので、ひと月の配信数は多くなくても結果的にどんどんプレイできるタイトルは増えて行く事になります。
(過去に配信されたタイトルをダウンロードすることはできないので注意が必要です)

また、意外に知られていませんが、PS Plusは「お休み」することもできます。
1月に加入しゲームを落とし、2月以降に解約しても、例えば5月にまた加入すれば、それまでダウンロードしたゲームをまた遊ぶことができます。
忙しくてしばらくゲームができない、またはしばらく暇なので集中してゲームをしたい、と言う時も使いやすいシステムになっています。

肝心の品揃えは、と言う話ですが、過去のフリープレイ一覧はこちらのサイトが分かりやすかったです。
(公式サイトでは何故か一部しか表示されていません)

フリープレイではPS3/Vitaのフリープレイも配信されおりアカウントは共通なので、月476円で3フォーマット分のフリープレイが楽しめます。
1フォーマットだけで見ると微妙かもしれませんが、他のハードを持っている人にはかなりお得なのではないでしょうか。

Vitaが優遇されているような印象を受けますが、PS4も増えてきているので今後の配信ラインナップに期待したいところです。(すでにやりきれない程のゲームがダウンロード済ですが…)
個人的には有名タイトルだけなく、ちょっとアーティスティックな気になるタイトル(でも買うほどではない)がたくさんプレイできるのがお気に入りです。LIMBOとかrainとか。

最後に、地味にありがたい特典が、セーブデータお預かりシステム(オンラインストレージ)です。
自動でセーブデータをオンラインストレージにバックアップしてくれます。
同じアカウントでログインすれば、アップロードしたセーブデータを別のPS4、PS3、PS Vita、PS Vita TVにダウンロードしてゲームの続きを楽しむ事ができます。

前にPS3が突然動かなくなってそのまま電源が入らずご臨終してしまった悲劇があったのですが、その時もPS Plusに加入していたので数年分のセーブデータがバックアップされており、同じアカウントでログインするだけで完全復旧することができました。
今まで手動でバックアップなどは取っておらず、この時ほどPS Plusに入っていて良かったと思った事はありません。
みんな、バックアップはこまめにとろうな…。

突然の事故に対する保険としても優秀なPS Plus、と言うおはなしでした。

PlayStation 4 ジェット・ブラック 500GB(CUH-2000AB01)
ソニー・インタラクティブエンタテインメント
参考価格 32,378 円
価格 30,980
商品ランキング 557 位