HUAWEIのタブルレンズカメラには2種類ある!違いを理解して正しく選ぼう
HUAWEIのSIMフリースマホのセールスポイントと言えばダブルレンズカメラ。
カメラのレンズが2つ付いており、スマホでもより深みのある写真を撮れるのが特徴です。
現在HUAWEIから発売されている多くの機種がダブルレンズとなっており、どれも一見同じ「ダブルレンズ」に見えますが、その中身には実は違いがあります。
HUAWEIのダブルレンズは2種類あり、その性能は大きく変わります。買ったあとに「しまった」とならないために、HUAWEIのダブルレンズ2種類の違いについて解説します。
HUAWEIのタブルレンズカメラには2種類ある
HUAWEIのタブルレンズは、下記の2種類に分かれます。
カラーセンサー+モノクロセンサーのダブルレンズ
カラー(RGB)センサー2つか、モノクロセンサーもついているか、と言う違いです。
それだけ言われてもどちらが良いか分からないと思うので、それぞれの特徴について見てみます。
カラーセンサー+カラーセンサーのダブルレンズ
最新モデルだと「P20 lite」「Mate 10 lite」「nova lite 2」など廉価版の「lite」シリーズに採用されているタイプ。モノクロセンサーは無く、カラーセンサー2つです。
HUAWEIのダブルレンズカメラでは「ワイドアパーチャ」と言う一眼レフのようなボケ味のある写真が撮れる機能があります。これを実現しているのがダブルレンズです。このボケ位置は後からグリグリ調整することができるので、適当に撮ってもあとで調節できて便利。
同じRGBセンサーのカメラを2つ付けて何の意味があるの?と思う人もいるかもしれませんが、2つのカメラはそれぞれ広角レンズと望遠レンズで構成されています。広角レンズと望遠レンズ、2つのレンズで撮影することで被写体との距離を正確に把握し、ボケ感を出した写真を取ることが可能となっています。
モノクロセンサー付きの機種より安価(2~4万円台で購入可能)なので「スマホで手軽にボケ感のある写真を撮りたい」と言う人ならこちらで充分でしょう。
カラーセンサー+モノクロセンサーのダブルレンズ
最新モデルだと「P20」「Mate 10 Pro」「honor 9」など通常~ハイスペックモデルに採用されているタイプ。予算的には6~8万円くらいの機種です(honorシリーズだけは安価で3万円台)。基本的にはモノクロセンサー付き=高級モデルです。
モノクロセンサーで撮影した写真の色の濃淡などを付加情報として読み込むことで、カラー写真を補正するという技術。それぞれのセンサーでディテールや階調といった情報を別々に取得することで、よりきめ細やかで表現豊かな写真を撮ることができます。
モノクロ写真が美しく撮れるのもポイント。通常、カラーセンサーのみのカメラで「モノクロモード」の写真を撮った場合、カラー写真をただ白黒に画像変換しているだけですが、モノクロセンサーでモノクロ写真を撮ることで白黒の濃淡が美しいモノクロ写真を撮影することができます。
また、モノクロセンサーはカラーフィルターがない分、より多くの光を取り込め、低照明撮影性能が可能になっているので暗い所での撮影にも向いています。これはモノクロセンサーの付いたhonor8で撮った写真(特に設定などせずに撮ったスナップ写真)ですが、夜にもかかわらず白黒の濃淡が綺麗に撮れていると思います。
画質を左右するセンサをカラーとモノクロに分けたことで解像度を高めているので、細部までクッキリと映したいと言う人にオススメです。
HUAWEIのタブルレンズスマホ一覧
どちらの種類のダブルレンズを選ぶか決まったら、該当する機種を購入しましょう。分かりやすいよう、HUAWEIのタブルレンズスマホのレンズの種類をまとめてみました。
カラーセンサー+カラーセンサーのダブルレンズスマホ
Amazon価格 | メインカメラ | サブカメラ | インカメラ | |
P20 lite | 30,198円 | 1600万画素 | 200万画素 | 1600万画素 |
nova lite 2 | 22,991円 | 1300万画素 | 200万画素 | 800万画素 |
Mate 10 lite | 33,342円 | 1600万画素 | 200万画素 | 1300万画素/200万画素 |
Mate 10 liteのみ、インカメラもダブルレンズになっています。nova lite 2は画素数は落ちますが値段が安い。あまり拘らず普段使いで「ちょっといい写真が撮りたい」「それっぽい写真が撮りたい」のであればnova lite 2で充分だと思います。
カラーセンサー+モノクロセンサーのダブルレンズスマホ
Amazon価格 | メインカメラ | サブカメラ | インカメラ | |
P20 | 65,128円 | 1200万画素 | 2000万画素(開口部 F1.6) | 2400万画素(開口部 F2.0) |
Mate 10 Pro | 75,901円 | 1200万画素 | 2000万画素(開口部 F1.6) | 800万画素 (開口部 F2.0) |
P10 Plus | 63,800円 | 1200万画素 | 2000万画素(開口部 F1.8) | 800万画素 (開口部 F1.9) |
P10 | 57,100円 | 1200万画素 | 2000万画素(開口部 F2.2) | 800万画素 (開口部 F1.9) |
honor 9 | 38,198円 | 1200万画素 | 2000万画素(開口部 F2.2) | 800万画素 (開口部 F2.0) |
※P20 Proは4000万画素カラーレンズ+2000万画素モノクロレンズ+800万画素ズームレンズのトリプルレンズですが、SIMフリーではなくドコモ専売なのでリストから除外しました。
逆に拘りたいならモノクロレンズのついたモデルを。単純なスマホのスペックで言えばMate 10 Proが一番優れていますが、当然お値段も一番です。スマホ自体の性能はそこまで無くても良いのでモノクロレンズが欲しいだけであれば、honor 9がお値打ちかなと思います。
基本的に、スマホのカメラと言うのはスマホ本体の値段が高くなればなるほど良くなります。どれだけ拘って良いスマホを買うか、なかなか難しい問題ではありますが、お財布と良く相談して選んでみましょう!