【酸素透過率&値段 比較表】1dayシリコーンハイドロゲルコンタクト11製品のランキング一覧表
先日カラコンの常用による目の痛みで眼科に行ったのですが、その際も眼科医に酸素を多く通し目に優しいシリコーンハイドロゲルコンタクト(ハイスペックコンタクト)を勧められました。
ただ、シリコーンハイドロゲルのワンデーコンタクトレンズは高い!
悩んでいると、最近は安価のシリコーンハイドロゲル素材のコンタクトレンズがたくさんあるのを知りました。
安いと酸素透過率が低いんじゃないの?と心配になったので、有名メーカーと激安のシリコーンハイドロゲルコンタクトを分かりやすく一覧表で比較してみました。とにかく一番安安いのが欲しい、一番性能がいいのが欲しい、と言う人は参考にして下さい。
※記事の最後に、実際にシリコーンハイドロゲル素材のコンタクトレンズ7種類を購入して比較したレビューがあります。そちらも参考にしてみてください!
まずは結論、どれを買えばいい?
まずは結論から!
激安系シリコーンハイドロゲルコンタクト7種類を実際に使い比べた私のオススメはこれです。
フロムアイズ株式会社の「ラルム シリコンハイドロゲル ダブルモイストUVクリア」です!
理由はシンプルに「全商品中最安値」なのに「高価な製品と変わらない使い心地」だから。
よほど繊細な使い心地にこだわる人以外はこれで充分だと思います。
では詳細を見てみましょう!
シリコーンハイドロゲルコンタクト酸素透過率・値段ランキング
気になるのは何より値段(コスパ)と性能。
ここから詳しく酸素透過率(Dk/L)・値段の一覧表を見てみましょう。
今回はとにかく酸素透過率が高いコンタクトレンズを選びたい、ということで、厳しく酸素透過率(Dk/L)100以上の商品のみピックアップしています。Dk/L値が高いほど酸素が通りやすいことを意味します。
酸素透過率の基準値は「80Dk/L」。それ以上であれば裸眼を100%とした時の97%程の酸素を通してくれます。
コンタクトレンズの「酸素透過率」(DK/L)とは│Alcon a Novartis company コンタクトレンズのアルコン(Alcon)
商品名 | メーカー | Dk/L | 含水率 | 1ヶ月分価格 |
---|---|---|---|---|
ラルム ダブルモイストUV クリア | フロムアイズ | 187 | 47% | 3,520円 |
ワンデーリフレア シリコーン | フロムアイズ | 187 | 47% | 3,978円 |
エアレンズ シリコーン | フロムアイズ | 186 | 47% | 4,356円 |
プラネアワンデー | シンシア | 186 | 47% | 4,360円 |
WAVEワンデー プレミアム | シンシア | 186 | 47% | 4,400円 |
ナチュラリ シリコーンハイドロゲル クリア | シンシア | 166 | 47% | 4,998円 |
ワンデーアキュビュートゥルーアイ | ジョンソン&ジョンソン | 118 | 46% | 5,480円 |
MyDay(マイデイ) | クーパービジョン | 100 | 54% | 5,960円 |
プレシジョンワン | 日本アルコン | 100 | 51% | 6,256円 |
ワンデーアキュビューオアシス | ジョンソン&ジョンソン | 121 | 38% | 6,420円 |
デイリーズトータルワン | 日本アルコン | 156 | 33% | 7,580円 |
※ワンデータイプのみ
※1ヶ月分=30枚×2箱、送料込みの値段
※乱視用、近視用、遠視用などは除外
※アマゾンは取り扱いがほとんどないので楽天市場の価格で比較
シリコーンハイドロゲルコンタクトのまとまった情報は少なく、自分用に「一目で値段とスペックがわかる表が欲しい」と手作業で一つづつ情報を集めたので、現在通販で誰でも購入できるシリコーンハイドロゲルコンタクトはほぼ網羅していると思います。
パッと見て、「最安値と最高値で2倍近く値段差がある」「安い=スペックが悪い、ではない」と言う事が分かると思います。それぞれについて、詳しく解説したいと思います。
含水率は低い方がいい?
今回は「とにかく酸素透過率が高いコンタクトレンズ」と言う基準でランキングをしています。
酸素透過率は高ければ高いほど良いのですが、含水率はどうでしょうか?
含水率が高いコンタクトレンズは含まれる水分量が多いため蒸発して失う水分が多く、失った水分は涙で補うため目が乾きやすくなるというデメリットがあります。よって、酸素透過率とは逆に含水率は低ければ低いほど乾きにくくて目に優しいと言えます。
シリコーンハイドロゲルは素材の特性として酸素透過率が高く、含水率は低くなっています。乾きにくく酸素をよく通して目への負担が少ない、いいとこどりの素材です。シリコーンハイドロゲルコンタクトは目が乾きやすいドライアイの人には特におすすめです。
シリコーンハイドロゲルコンタクトレンズのデメリットは?
素材の特性を見るとメリットしかないシリコーンハイドロゲル素材のコンタクトレンズですが、デメリットもあります。
- ①素材が固めなので違和感を感じやすい
- ②脂質汚れが付きやすい
- ③値段が高い
素材が固い点についてですが、私は実際に7製品を使用してみましたが、特に「普通のコンタクトレンズより固い」とは思いませんでした。素材上はそう言った特性があるのかもしれませんし、私が鈍感なだけなのかもしれませんが今まで使っていたソフトコンタクトレンズと比べてまったく違和感を感じませんでした。
こればっかりは感じ方に個人差があるので、まずは1箱購入してお試ししてみるのがオススメです。
次に脂質汚れについてですが、シリコーンハイドロゲル素材は親油性(油に溶けやすい性質)のため脂質汚れがつきやすいというデメリットがあります。女性だと化粧品に含まれる油脂やクレンジングオイルが気になるところですね。
ただ、私は眼科でそもそも2weekタイプは良くない!と大反対され(ほとんどの人がきちんと汚れを落とすことができていないそう)、今後1dayしか使用するつもりはないので汚れの心配はありません。
2weekタイプのシリコーンハイドロゲルコンタクトも発売されているので、2weekタイプを使用する場合は必ずコンタクトレンズを外してからメイクオフをするなど気を付ける必要がありそうです。個人的にはせっかく目に優しいシリコーンハイドロゲル素材のコンタクトレンズを選んでいるのだから、2weekでダメージを負ってしまうのはもったいない気がしますが…。
最後の値段が高い点ですが、これはもう仕方ありませんね。
上記で説明した通り、シリコーンハイドロゲルコンタクトは高酸素透過率/低含水率の「いいとこどり」の素材なので、スペックの高さにお金を出すと思って我慢するしかありません。ただ今回紹介したように、今はシリコーンハイドロゲルコンタクトでも有名メーカーの半額近い商品が販売されているので、安い商品を選んで買うこともできるようになりました。
有名メーカーのシリコーンハイドロゲルコンタクトは高い
「ハイスペックコンタクト」「シリコーンハイドロゲルコンタクト」と聞いてまず名前が挙がるのが「デイリーズトータルワン」「ワンデーアキュビューオアシス/トゥルーアイ」の二大ブランドだと思いますが、有名ブランドだけあって値段はかなり高めです。
トゥルーアイは1ヶ月分5,480円と大手メーカー内では安価な方ですが、「生感覚レンズ」のCMで大ヒットしたデイリーズトータルワンは1ヶ月分で7,580円と強気の値段!これが毎月となるとかなり痛い出費です。
「プレシジョンワン」は「デイリーズトータルワン」と同じ会社(日本アルコン)のシリコーンハイドロゲルレンズです。少し値段を安くして、含水率を上げて酸素透過率を下げた(スペックを落とした)商品です。クーパービジョンの「マイデイ」も同じく含水率が高く、酸素透過率が低めのタイプです。
最近のシリコーンハイドロゲルコンタクトが安くて高性能でスゴイ!
一覧表を見ても一目瞭然な通り、日本アルコンやジョンソン&ジョンソンなどの大手メーカーと比べて後発の「フロムアイズ」「シンシア」のシリコーンハイドロゲルレンズは1ヶ月分が3,000円台と非常に買いやすい値段になっています。最高値のデイリーズトータルワンに比べて最安値の「ワンデーリフレア シリコーン」「ラルム ダブルモイストUV クリア」はなんと半額!!!これが1年分となると結構な値段差になりますね。
一般的な(シリコーンハイドロゲルではない)ワンデーコンタクトレンズで安価な商品と言えばボシュロムの「メダリスト」や日本アルコンの「デイリーズアクア」ですが、このあたりが1ヶ月分でだいたい3,000円~3,500円くらいなので、シリコーンハイドロゲル素材でも安い商品を選べば普通のワンデーコンタクトレンズとほぼ同じ値段で買うことができます。
また、激安シリコーンハイドロゲルコンタクトのスゴイところが、安いのに酸素透過率が高い!
シリコーンハイドロゲルレンズの最高峰に位置しているデイリーズトータルワンの酸素透過率156Dk/Lに対し、シンシアのナチュラリ・WAVE・プラネアが166Dk/L、フロムアイズのエアレンズ・リフレア・ラルムはなんと186~187Dk/Lとなっています。
さすがにここまで数値が高いのはおかしいと言うか多少は数字のマジックがありそうですが、とはいえ多少のブレを加味しても有名メーカーの商品群に大きくスペックが劣ることはなさそうです。
激安シリコーンハイドロゲルコンタクトのデメリットは?
有名メーカーのシリコーンハイドロゲルコンタクトより酸素透過率が高く、半額で買える激安シリコーンハイドロゲルコンタクトですが、デメリットはないのでしょうか?
あえて言えば激安シリコーンハイドロゲルコンタクトは高価なものに比べて含水率が高めとなっています。
前述の通り含水率が高いと乾燥しやすくなるため、ドライアイの人は乾燥を感じるかもしれません。
とは言え、一覧表を見てもらえば分かる通り、値段が高いからと言って一律に含水率が低い訳でもなく、商品によりけりになっています。
激安シリコーンハイドロゲルコンタクトより値段が高いのにスペックが低い(酸素透過率が低い・含水率が高い)商品もあるので冒頭の一覧表をよく見て好みのレンズをみつけましょう。
「フロムアイズ」「シンシア」って会社、聞いたことないけど大丈夫?
「フロムアイズ株式会社」「株式会社シンシア」共に、あまり名前の知られていないメーカーなので不安に思う人もいると思いますが、両社のホームページを見てみると、日本に本社を置き、医療機器製造業登録証や第一種医療機器製造販売業許可証などの資格もあり、10年以上コンタクトレンズを販売している実績のある会社です。
上記でも紹介している「エアレンズ」「リフレア」などのコンタクトレンズはドン・キホーテなどバラエティショップの店頭でも販売されています。
いわゆるアマゾンなどにいる「謎メーカー」ではないので安心して下さい!
激安シリコーンハイドロゲルコンタクトの装着感は?
ここまで高性能で安いなんて、なにか裏があるのでは…と、疑ってしまうので実際に上記で紹介した激安シリコーンハイドロゲルレンズを6種類購入して、デイリーズトータルワンなどの高級シリコーンハイドロゲルレンズ2種類と比較してみました。
レビュー記事はこちら!
詳細は記事内に書いていますが、結論から言うと装着感は全く問題ナシ!
私は冒頭でオススメしたフロムアイズ株式会社の「ラルム シリコンハイドロゲル ダブルモイストUVクリア」を1年間使ってみましたが、目の疲れや痛みもなく、ダメージも感じません。
性能と安さ、両方を兼ね備えているシリコーンハイドロゲルコンタクトをやっと見つけた!と言う感じです。
コンタクトレンズは毎日使うものなので、これからも安価な商品がどんどん出て欲しいなと思います。
最近はシリコーンハイドロゲルのワンデーカラコンも発売されているので、そちらも購入して近々レビューしたいと思います!
ワンデーカラコンの一覧表はこちら!