Fire TV StickとAmazon Fire TVの違いを一目で解説。4Kテレビにはどっちが必要?
「Amazonビデオをテレビで見れる機械」として「Fire TV Stick」と「Amazon Fire TV」が発売されています。
購入前は「Fire TV Stick」と「Amazon Fire TV」はどこが違うの?4Kテレビで見るのにどっちを買えばいいの?とわかりにくかったので、できるだけ簡単に一目でわかる用にまとめました。
私は迷った末に「Fire TV Stick」を購入しましたが、とても満足しています。
「Fire TV Stick」と「Amazon Fire TV」で迷っている人は参考にしてみて下さい。
一目でわかるFire TV StickとAmazon Fire TVの違い
Fire TV Stick | Amazon Fire TV | |
---|---|---|
価格 | 4980円 | 11980円 |
大きさ | 小さい | 大きい |
4K映像 | 非対応 | 対応 |
メモリ | 1GB | 2GB |
MicroSD | 非対応 | 対応(128GBまで) |
音声検索機能 | あり | あり |
まず一番分かりやすい違いが値段。Fire TV StickはFire TVの1/2の値段です。
じゃあ高価なAmazon Fire TVに2倍の価値があるのか?と言うのが気になるポイントなので、その点を見ていきましょう。
結論だけ知りたい方は最後のまとめ(クリックで下まで移動します)だけ見てください。
大きさ
Fire TV Stickは名前の通りスティック状なのでとても小さいです。
ポケットティッシュと比べてもこの大きさ。
Amazon Fire TV:11.5cmx11.5cmx1.7cm
Fire TV Stick:8.5cmx3cmx1.2cm
Fire TV StickはAmazon Fire TVの約1/3の大きさです。小さい。
小さいと何がいいかと言うと、テレビに接続した時に表から見えないと言うメリットがあります。
このように横向きに直刺ししても、テレビからはみ出しません。
HDMI端子の位置にもよりますが、延長コードが付属しておりこのように垂らして接続することもできるので、例え横幅が短いテレビでも表からは見えません。
右上にあるのが延長ケーブル。延長ケーブルを使わず、直刺しもできます。
我が家は現在、テレビボードの上にサウンドスピーカーやPSVR用のPS Cameraが置いてあるので、これ以上ゴチャゴチャさせたくなくてFire TV Stickを選びました。壁掛けテレビの人にもオススメです。
4K映像
Fire TV StickとAmazon Fire TVの機能面の一番大きな違いは、「Amazon Fire TVのみ4Kに対応している」点です。
Fire TVシリーズではAmazonビデオ、Netflix、youtube、DAZNなど色々な動画配信サービスの動画が見れますが、Amazon Fire TVだと4K Ultra HD(UHD)映像(映画やドラマ)を見ることができます。
逆を言えば、Fire TV Stickでは配信側が4Kに対応していても、テレビが4Kでも、4K映像は見ることができないので要注意です。
4Kテレビや4Kディスプレイに接続する予定の人は、この点をよく検討してどちらにするのか決めましょう。
メモリ
スペック的にはメモリ1GBとメモリ2GBの違いがありますが、Fire TV Stickを実際使ってみて動作のモタつきやカクつきは感じません。
Fire TV Stickは2017年4月に「第二世代のNewモデル」となっており、「第一世代」では動作の遅さなどがあったようですがほぼ解消されている印象です。
技術的なスペックは当然Amazon Fire TVの上ですが、実際使ってみた感想として「Fire TV Stickでも特に困ることなくスムーズ」と言うことはお伝えしておこうと思います。
MicroSD
Amazon Fire TVにはmicro SDスロットが付いており、200GBまでストレージを拡張できます。
ただ、この外部メモリーを何に使うのかと言うと、ゲームやアプリをインストールしておくメモリーになります。ビデオや音楽、写真のダウンロードはできません。
Fire TVシリーズのゲーム(テトリスやパックマンなど)をする人がどの程度いるのか分かりませんが、正直ほとんどの人が不要な部分ではないかなと思います。
音声検索機能
使ってみると便利な音声検索機能。これはどちらのFire TVにも搭載されているのでどちらを選んでもOKです。
公式サイドの説明では「音声検索はAmazonビデオのみ対応しており、YouTube内でのタイトルの検索など各アプリ内での検索には利用できない」とありますが、一応変則的にyoutubeの検索も可能です。
トップページで「AKB48」と音声検索すると、Amazonビデオの作品が出てきますが
その下のyoutubeの画面を選択すると、「AKB48」がyoutubeの検索ボックスに入力された状態になっています。
まとめ:どちらを選ぶかは4Kが見たいかで決まる
Fire TV Stickは安い、小さい、でも4Kが見れない。
シンプルに言うと、これがFire TV StickとAmazon Fire TVの違いです。
どちらを選ぶかの焦点は「AmazonビデオやNetflixで4Kを見たいか」になります。
Amazon Fire TVに2倍(5,000円分)の価値があるのか?は、4Kを見たいのであればYES、4KがいらないのであればNOです。
4K以外の機能にほとんど差はありません。(細かいスペックの差はありますが、実際使っていて不便を感じるほどの差はないです)
我が家のテレビは4Kテレビですが、現状地上波で4K放送はされていないですし個人的に4Kにはさほど興味がないので私は安いFire TV Stickを選びました。
Fire TVシリーズを買うのが初めてだったので「もし使わなくなっても5,000円ならいいかな」と言うお試し的な気持ちもあります。(結局めちゃくちゃ使ってますが)
画質についてはFire TV Stickでも1080pのフルHD(フルハイビジョン)ですし、充分綺麗なので満足しています。
動作のモタつきもなく、ほぼ毎日のように使っていますが、今のところ「Fire TV Stickにして失敗した」「Amazon Fire TVにすれば良かった」と思った所はないです。
どちらを買おうか迷っている人は、4Kを基準に検討してみましょう。
4Kにさほど興味がないのであれば、Fire TV Stickでも充分ですよ!
追記:2017/10/25に新しいFire TVが発売されます
Fire TVもリニューアルしてNewモデルが発売されます。
従来のFire TVより安くなって、8,980円。4Kに加えてHDR(ハイダイナミックレンジ)対応となり、より美しい映像を楽しめるようになっています。今までより価格差は縮まりましたが、依然として「4K(とHDR)が見たいか」が選ぶ基準な事には変わりないので、その点を判断材料としてどちらの機種にするか選びましょう。