自転車屋で聞いた、修理や交換を減らす電動アシスト自転車の乗り方6つのコツ!

電動アシスト自転車「bikke2e」を購入して3年経ちました。

3年間でギアの故障やチャイルドシートの破損など何度か修理や交換をしましたが、その原因は普段の乗り方や扱い方にありました。

電動アシスト自転車自体も高価なものですし、自転車屋さんいわく電動アシスト自転車のパーツは特殊なものが多いので修理や交換の値段も高いそうです。

自転車屋さんから電動アシスト自転車を長持ちさせるコツを聞いてきたので、情報共有したいと思います。

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その1:ハンドルにバッグをかけない!

ハンドルにバッグをかけている人は多いと思います。荷物の多いママならなおさら。
前or後ろにシートをつけているとカゴが無いため荷物がどうしても入りきらず、ハンドルに買い物袋を下げているママも良く見かけます。

ハンドル周りには大事なワイヤー類が集中しているので、ここが引っ張られると断線の原因になります。
私もよく駐輪場で自転車を出す時、隣の自転車のハンドルにワイヤーが引っかかってビーン!となってしまいますが、改めてチェックしてみるとブレーキワイヤーの根元がちぎれそうになっていました。

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「ブレーキワイヤーは消耗品です」「ブレーキは異常がなくても2年に1度は取り替えましょう」と、bikke2eの取扱説明書にも書いてあります。

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命を守る大事なブレーキ、断線しないようハンドル周りにはバッグや荷物をかけないようにしましょう。

その2:電動アシスト自転車は電気製品!

普段ガンガン乗っていると忘れてしまいますが、電動アシスト自転車は電気製品、精密機器です。
特に注意したいのが「ファンクションメーター」と呼ばれる手元のスイッチパネル。

我が家のスイッチパネルは3年経っても表面のビニールがまだきれいに残っていてしっかり保護されていますが、これが経年で剥がれてしまうと水が入ってショートし、パネルごと交換になってしまいます。
少しでも剥がれてきたら、ラップやビニールテープで補強すると、持ちが全然違うそうです。
剥がれそうになる前に、予防としてあらかじめビニールテープなどで補強しておくと良いかもしれません。

その3:ギアは2速→3速が基本!

私が乗っているブリジストンの「bikke2e」のギアは3段階。
ささやかな筋トレのつもりで、常時一番重い3速にして乗っていましたがこれがNG!
3年目に、ギアが変速しなくなってしまいました。

自転車屋さんに修理に持って行くと「3速で発進すると負荷もかかるし電池も食う。よほどのことが無い限り、発進は2速にして、スピードが乗ってきたら3速にする」のが原則だそう。

電動アシスト自転車のパーツは特殊なものが多いので値段も高いそうです。(私はギアにつながるワイヤー部分の交換で3700円かかりました)
出費を抑えるためにも、負担のかからない乗り方を心がけようと思った出来事でした。

その4:チャイルドシートを持たない!

スタンドを立てる際につい持ってしまうチャイルドシート。
重量のある電動アシスト自転車を毎日のように引っ張ると、当然接続部分に負担がかかります。
私もここを持ってスタンドを立てていたら、2年目に固定するためのビス部分からヒビが入りシートのプラスチックが割れて交換となりました。
取扱説明書にも、ここを持たないよう注意喚起がしてあります。

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持つ時は、ここを持つようにしましょう。

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子供の命を守る大事なチャイルドシート、「ついつい」が積み重なって、乗っている時に外れたら…と想像するだけで寒気がします。
上にクッションなどを敷いていると気づきにくい部分だけに、注意が必要です。

その5:鍵を確認してから、発進!

鍵がかかったままレッツゴー!…あ、まだ鍵かかってた。
誰でも経験があるのではないでしょうか?

ほんのうっかりで大したダメージではないと思いがちですが、電動アシスト自転車は車体が重いのでこれを繰り返すとスポークが曲がったり、鍵自体が壊れてしまうそうです。
電動アシスト自転車の鍵は電池の盗難防止の鍵と同じものなので、鍵の交換=電池ユニットをまるごと交換となります。
発進前には指さし確認…まではしなくとも、鍵の外し忘れには注意しましょう。

その6:タイヤとチェーンのメンテナンスはこまめに!

電動アシスト自転車を長持ちさせるポイントの中でも自転車屋さんが強く言っていたのが、メンテナンスをこまめに行う事。
メンテナンスと言っても、そんなに大げさなことでありません。

・タイヤに空気を入れる
・チェーンに油を差す

基本的にはこの2つをやってさえいれば、自転車屋の仕事の7割は無くなるんだとか。

タイヤの空気が減って偏ると、タイヤチューブの痛みが早くなります。
乗っていて、少しタイヤの空気が減ってきたな~と思ったら、こまめに入れるようにしましょう。

チェーンのお手入れは自宅でやっている人は少ないかもしれませんが、こう言ったチェーン専用のスプレーなどを使えば手軽にメンテナンスできます。
潤滑性、耐摩耗性、耐水性がアップするので、購入時から使うように心がけていると長期間、綺麗な状態を保てると思います。

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油を差す場合は機械油かミシン油。サラダ油は絶対ダメだそうです。
自転車屋さんには、機械油で天ぷら揚げないだろ?と言われました(笑)

私の電動アシスト自転車は3年間油なんてさしたことがなかったので漕ぐとカチャンカチャンと音が鳴るようになっていました。
下の画像の綺麗な状態と比べると、所々スムーズに曲がらない部分が出てきていて歪んでいるのがわかります。

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もっと錆び錆びになったら交換するしかないと言われたので、これからは定期的にメンテナンスしようと思います。

乗り方一つで電動アシスト自転車は長持ちする!

こうして見るとわざわざ自転車屋さんに行くまでもなく、ちょっとした気遣いで誰でもできることばかりだと思います。
電動アシスト自転車は高額なものなので、大事にメンテナンスしながら大切に乗って長持ちさせましょう。

自転車屋さんによると、最近はとにかく自転車のメンテナンスをしない人が多いそうです。
昔はもっと大事に乗ったもんだよ…と呟くおっちゃんの背中が少し寂しそうでした。

自転車がベンツより価値のあった時代から、ずーっと家業の自転車屋を見てきたというおっちゃん。
一見気難しそうな人ですが「また点検するから。」と言ってくれた言葉には、自転車への深い愛情が感じられました。単純に昔話を聞くだけでも面白いので、これからはちょくちょく足を運ぼうと思います。