2台のPS4で1本のゲームをDLC共有プレイする方法(MHW実践済)

PS4で購入したDLC(ダウンロード版のゲーム)は、他の人(別のPS4)と共有することで、同時に最大2台のPS4で自由にプレイすることが出来ます。実際にモンハンワールドで、ダウンロード版1本を2台のPS4でプレイできています。

特別な機材やソフトは必要なく、本体の設定を少し変えてダウンロードすれば他のPS4でもプレイできる、という方法です。

購入したゲームと購入したアカウントは紐づいているはずなので、それはさすがにできないのでは…?と実際にやってみたところ、普通に出来てしまいました。
と言っても、1個のDLCを何十台ものPS4で同時にプレイできる(友人たちと共有とか)というようなものではなく、あくまでもMAX2台で同時にプレイできるというものです。

私もモンハンワールドマルチプレイのためにPS4の2台目を購入したため、似たような環境の人向けに、参考までに、PS4のDLC共有方法と、やってみた結果などをレポートしたいと思います。

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PS4のDLC共有とは

購入したDLC(ダウンロード版のゲーム)を、家族など他の人でも遊べるようにする仕組みです。
通常は、1台のPS4において複数のアカウントを作成し、その中で共有するといったことを指しますが、実は複数台のPS4でも出来ますという話です。

「これ、やっていいのかな?」と疑問が沸く微妙な話ですが、少なくとも違法行為には当たらないと思います(詳細は後述)。SONYがどこまで想定しているのかは不明ですが、公に言ってしまうと極端な利用法を考える人が出てくる可能性があるため、あまり多くを語っていないのだと思います。

PS4のDLC共有の仕組み(いつも使うPS4)

PS4は一つの本体に複数のアカウントを作成できる仕組みとなっており、また、ゲームやコンテンツの利用権もアカウント単位で記録されます。

つまり、一つのPS4にアカウントAとアカウントBを作成した場合、アカウントAで購入したゲームやコンテンツは、あくまでもアカウントAのものであって、アカウントBには利用権が無い(Bはプレイできない)ということになります。親と子でアカウントを分けていた場合、同じゲームをプレイするためには、親と子で全く同じゲームをそれぞれ1本づつ購入しなければならないような仕組みです。

しかし、それでは制限をかけ過ぎだとSONYが判断したのか、同一のPS4本体を利用するのであれば、他のアカウントでもゲームがプレイできる仕組みがPS4には組み込まれています。それが「いつも使うPS4」です。

「いつも使うPS4」には、特定のアカウントを設定することが出来ます。アカウントAを「いつも使うアカウントに設定する」といった具合です。

「いつも使うPS4」に設定されたPS4本体では、その設定されたアカウントの権利を、そのPS4にログインしたすべてのユーザーが利用することが出来るようになります。アカウントAが「いつも使うアカウント」に設定されていた場合、アカウントBがそのPS4にログインしても、アカウントAが購入したゲームやコンテンツが全て利用できるということです。

DLC2台共有には、この仕組みを利用します。

PS4のDLC共有のやり方

例として、ゲームを買った人(PS4)を親、ゲームを買ってない人(PS4)を子とします。

・親はダウンロード版のゲームを購入
・子はゲームを持っていない

この状態からスタートします。

1.親子それぞれの「いつも使うPS4」の設定を解除(設定→アカウント管理)
これで、どちらのPS4本体も誰のアカウントにも紐付けされていない状態になります

2.子のPS4本体で親アカウントを「いつも使うPS4」に設定(設定→アカウント管理)
子のPS4本体と、親アカウントが「いつも使うPS4」で繋がります

3.子のPS4に親アカウントでログインしたて、ゲームをダウンロード
親アカウントでログインしているので、「ライブラリ」からダウンロードできます

4.子のPS4に子アカウントでログイン、親のPS4に親アカウントでログイン

・子のPS4は親アカウントのいつも使うPS4なので、親アカウントで購入したコンテンツが利用できます。
・親のPS4は親アカウントでログインしているので、親アカウントで購入したコンテンツが利用できます。

結果、それぞれ親アカウントで購入したDLCのゲームが自由にプレイできます。

PS4でダウンロード購入したゲームの仕組みとして
・購入者の「いつも使うPS4」になっている
・購入者がログインしている
の、どちらかの条件を満たすと、ゲームがプレイできるようになっています。
ログインは同時に1台しかできないため、共有できる台数は最大2台までとなります。

PS4のDLC共有ができない場合

「いつも使うPS4」の設定が正しく出来ていないと、子のPS4でログインした際に、ゲームに鍵マークが付きます。
PS4DLC共有できない

で、ゲームを立ち上げてみるとメッセージが。
PS4DLC共有エラー

「ライセンスを持っている以下のユーザー(親のアカウント)のみが使えます」
と、メッセージが出てゲームをプレイすることができません。

こうなってしまった場合は、何らかの設定ミスが発生している可能性があるので、再度、親子両方のPS4の「いつも使うPS4」の設定をやり直し、PS4自体を再起動してみてください。

PS4のDLC共有は違法行為なのか?

端的に言うと法律に違反しなければ違法行為ではないので、違法行為ではありません。ですが、それだけでは納得出来ない人もいると思うので、SONYの公式見解に照らし合わせて確認してみます。

PlayStation公式サイトには以下の記述があります。

購入したダウンロードコンテンツは他のユーザーでも使える?

SENアカウントをご利用の本体へ「いつも使うPS4」として登録することで、他のユーザーも利用できるようになります。
また、「いつも使うPS4」として登録していない本体でも、ダウンロードコンテンツを購入したSENアカウントがサインイン中であれば、他のユーザーも利用できます。

DLC共有に対する公式見解はこの二つになります。

1.SENアカウントを利用している本体へ「いつも使うPS4」として登録すると他のユーザーも利用できる
2.「いつも使うPS4」でない他のPS4でも、DLCを購入したアカウントがサインイン中であれば利用できる

つまり

・「1」のルールで、一つ目のPS4で購入者以外がゲームをプレイする。
・「2」のルールで、二つ目のPS4で購入者がゲームをプレイする。

分には公式見解の通りということです。SONYが設定したルールを正しく利用していると言えるでしょう。

「いつも使うPS4」を登録することで以下の機能やサービスがご利用いただけます。

PS Storeで購入したゲームが利用できる
PS Storeで購入して本体にインストールしたアプリケーションやゲームは、同じPS4本体を使う家族などの他のユーザーが遊ぶことができます。購入した SENアカウントでサインインする必要はありません。

PlayStation公式サイトでは「いつも使うPS4」でできる機能として「購入した人がログインしなくても、他のユーザーが遊べる」ことを挙げています。
本来、ゲームをするには購入者本人のPS4本体に購入者アカウントでログインしなければいけないところを、購入者のPS4を「いつも使うPS4」にしておけばアカウントを切り替えてもプレイ出来るよ、と言う説明ですね。

自宅に2台のPS4を用意した際にも使えますが、自宅で兄弟がゲームをしている時に、友人の家で自分のアカウントでログインしてゲームをするなどといった使い方も出来るということです。面白かったらその友人もゲームを購入してくれるかもしれないと考えると、ゲームをより沢山売るための仕組みとして考えているのかもしれませんね。