「ChatSim」は海外でも月額250円でLINEが使い放題、格安SIMカードChatSimをオススメする理由
日本から外国に留学や旅行、そして移住といった形で海外に行く人が増えてきています。
海外では、普段使っているスマートフォンを使えるの?
と疑問に持っている人は多いでしょう。
キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)で契約している場合、プラン変更をすることで海外でも今のスマホをそのまま使う事ができますが、とにかく料金が高いのが現状です。
そんな時に、救世主になるグローバルSIMがあります。
それがChatSimです。
今回は、ChatSimを実際に使っているポーランド在住の日本人ライターさんより、ChatSimがどんなものなのか、実際の使いやすさなどをレポートしてもらいました。
ChatSimとは?
ChatSimとは、日本でも2016年から購入可能になったグローバルSIMカードです。
世界150か国でLINEなどのテキストメッセージが3,000円(一ヶ月250円)で一年間使い放題!と言う画期的なSIMカードで大きな話題となっています。
他のグローバルSIMカードとは少し違った料金体系をもっており、SIM購入時に3,000円払うだけで、一年間LINEやFacebookのメッセンジャーなどのテキストメッセージが無制限に使えます。
先日、月額500円でLINEの通話・トークが使い放題の「LINEモバイル」が発表されたばかりですが、ChatSimなら他のチャットアプリも使い放題、海外でも使えて月額250円。
使用できるのはテキストメッセージのみで、LINEなどにある無料通話はできません。
ただし、まったく出来ない訳ではなく、追加料金を払えばチャットアプリで音声通話もできるようになります。
基本料金ではチャットだけですが、使い方によっては非常にコストパフォーマンスに優れた格安SIMカードになります。
対応しているメッセージアプリはLINE、WhatsApp、カカオトーク、Messenger、Wechat、Telegram、Hike、QQ、BBM、imoです。
日本人にはLINE、WhatsApp、カカオトーク、Messengerあたりが馴染みのあるアプリでしょうか。
どこで買える?
ChatSimの購入は、オンラインからできます。
ChatSimの公式サイトから申し込みをすれば、自宅まで送ってくれます。
日本語のサイトなので、英語がわからなくても大丈夫。
現在は留学生向けに通話で使える4000クレジット付きの「留学ChatSim」も販売されています。
SIMカードが届けば、公式サイトでSIMカードを有効にするだけで、そこから一年間使用可能になります。
また、サイトでは無料通話などができるように追加でチャージも可能なので、通話がしたくなってもいつでも追加でクレジットを購入することができます。
専用のログインページでは、一年間の有効期限が確認でき、メッセージによるどのくらいデータを消費しているかもチェックすることができます。
ChatSimのメリットとは?
ChatSimの最大の特徴は、何と言っても圧倒的な料金の安さです。
インターネットや無料通話は使えませんが、私たちが最も頻繁に使うテキストメッセージが一年間でたったの3,000円で使えるのは他にはないサービスです。
購入時に3,000円を支払うことで、もうそれ以上追加で料金が発生することはありません。
携帯キャリアの海外プランを契約して、あとで法外な料金を請求されると言う話は良く聞くので、一度払って使い放題と言うのは非常に安心感がありますね。
日本国内で月額250円でスマホを運用したとしても安いのに、世界中どこに行っても毎月250円で使えるというのは使い勝手と料金、両方から見て非常に優れたSIMカードだと言えます。
日本国内でも使える
ChatSimは日本の会社ではなく、イタリアの会社です。
グローバルSIMカードと言うと「なんだか難しそう」と思ってしまいますが、日本語の公式サイトもありますし日本国内でも問題なく使えます。
「海外用」と考えなくても。普段インターネットをしなくてメッセージだけをする人には連絡専用として日本国内でも重宝する格安SIMカードです。
また、海外に行く前に日本の携帯を解約したので、日本国内では契約している携帯キャリアがないという状況も考えられます。
一時的に日本にいる、海外にいる、という国内外を行き来する状況が発生した場合、いちいちSIMカードを切り替えたり契約し直したりするのは手間ですし、使えない期間があるととても不便です。
その時にも、このChatSimを契約していればどこにいても、シームレスに使えるので不便を感じることは無くなるでしょう。
ChatSimをオススメする人は?
上記でも述べたように、ChatSimではインターネットや無料通話ができません。
では、どのような人に向いているのでしょうか。幾つか紹介していきます。
テキストメッセージしかしない人
実際に海外に行ってみると、インターネットや無料通話は海外のホテルや留学先のWiFiを使うと言う人が多いと思います。
外出時は、だいたい友人や家族とメッセージしかしないという人が安く海外でスマートフォン使うには、ChatSimは最高の選択肢です。
旅行や留学先として人気のアメリカやヨーロッパと言った欧米には、日本よりも無料のWiFiが普及しているので、ChatSimを使ってメッセージだけの使用でも生活で困ることは少ないでしょう。
特に留学をされる人には、大学や語学学校といった施設には必ず無料で使えるWiFiがあるので、それをうまく活用できます。
いろいろな国を旅する人
いわゆる旅人です。
世界中を旅する人、または一回の旅行で一つの国ではなく近隣などの幾つかの国を旅行させる人にも、このChatSimの恩恵を受けれるでしょう。
現地でプリペイドSIMを購入しスマートフォンを使用しても安く運用はできますが、国が変わるごとに基本的にはプリペイドSIMが使えなくなるため、新たに買い替えをしないといけません。
その国の、その国に合ったプリペイドSIMを探し、購入する。
色々の国のプリペイドSIMを使ってきましたが、これが実はかなり面倒です。
言葉が通じない国、言葉が違う国に行って、毎回SIMカードを探してセットアップをするのは想像以上に時間もかかり身体的にも精神的にも疲れてきます。
このChatSimなら、どこの国に行っても余計な設定は一切必要なく飛行機から降りたらそのままで使うことができます。
インターネットをさせるのが不安な子供
ChatSimは日本でも使えます。
子供の場合は、一度スマホを与えてしまうとどうしても使い過ぎてしまう傾向があります。
親としてはインターネットでどんなサイトを閲覧しているか、どんな行動をしているかも不安ですよね。
今まで「テキストメッセージだけが出来るSIMカード」と言う物が知られていなかったため、どうしても「ネットでの連絡」と「インターネット閲覧」はセットになってしまいました。
しかし、ChatSimなら一切インターネットに繋がらないので、セキュリティー面でも安心です。
普段、行き帰りの連絡しかしないのに月額何千円も払うのはバカらしいと思ったことはありませんか?
ChatSimは毎月250円。子供の連絡用と割り切って使うには最適ではないでしょうか。
ChatSimを実際に使用した感想
私はiphone6で実際にChatSimを使っています。
こんな素晴らしいものがたった3,000円で使えるなんてすごい!というのが正直な感想です。
もちろん、メッセージ以外はできませんが対応アプリのメッセージは延滞や送信エラーもなく問題なく使用できています。
もし、余計なデータを使ってしまったら、ChatSimからメッセージで警告のようなものが来るのですぐにわかるようになっています。
ChatSimで最も重宝したなと思った瞬間は、海外での友人との待ち合わせです。
この安い料金で世界150か国で使えるので、どんな国に行っても到着と同時に使え、現地で友人と待ち合わせする際にかなり助けられました。
海外でChatSimを使う時のコツ
私が海外に行ってこのChatSimを使う際に工夫していたのは、マップをあらかじめダウンロードしておきオフラインでも閲覧できるようしたことです。
GoogleMapには、インターネットが利用できない状況に備えて、Googleマップからエリアをスマホやタブレットに保存して、オフラインで使用できる機能があります。
やはり、見知らぬ国に行くとマップは何かと必須です。
ChatSimではインターネット接続ができないのでマップは使用できません。
その時に、ダウンロードをしておけばたとえChatSimでインターネット接続ができなくても、オフラインでマップアプリを使えて便利です。
海外でインターネットは必要?
これは個人的な感想ですが、実際に海外でスマートフォンを使ってみると、通話やインターネットというのはそこまで必要ではないのかなと思っています。
なぜなら、前述のようにレストランや観光地の場所を調べる時にはダウンロードをしておけばマップはオフラインでも使用可能ですし、そこまで不便は感じません。
逆に、インターネットが使えるとせっかくの海外旅行がスマートフォンいじりで終わってしまうかもしれません。
特に旅行などの場合は、インターネットはWiFiのあるホテルや家などの休憩時に調べ物をしたりする程度が海外ではちょうどいいのかなと思っています。
まとめ
ChatSimは今までの外国でのスマートフォンの利用常識を大きく変えたものです。
海外に行く際、とにかく安くスマートフォンを使いたいならChatSimがベストではないでしょうか。