ダブルレンズスマホ撮影レビュー。一眼レフなみの写真は撮れるのか?

ダブルレンズのSIMフリースマホ、honor8を使っています。

honor8はカメラに力を入れており、一眼レフのようなボケみのある写真を撮れたり、撮影後にフォーカス位置を調整できるのが強みです。

私は本格的に写真を撮っている訳では無いのですが、気軽に一眼レフのようなかっこいい写真が撮りたい!とあえてダブルレンズのスマホを選んで購入したので、実際使ってみて写真の出来はどうなのか、一眼レフのような写真は撮れるのか、実際の写真と共にレポートしてみたいと思います。

一番安いダブルレンズのSIMフリースマホが知りたい人はこちら!

当サイトはアフィリエイトプログラムに参加しています。記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部が当サイトに還元されることがあります。

写真のボケの仕組み

よく見る、手前にピントが合って奥がボケている写真。あのカッコイイ写真はどうやったら撮れるのでしょう。

ボケは、被写界深度(ひしゃかいしんど)が浅い(=ピントが合っている範囲が狭い)ほど、強くなります。
そのため、一眼レフなどのカメラでは絞りを開けて(=F値を下げて)ピントが狭く、その他がボケるように写真を撮ります。

honor 8のダブルレンズは被写界深度を擬似的に調整して背景ぼかしを行っています。デジタル処理の絞りではありますが、F0.95~F16のイメージで被写界深度が自動で調整されるため、カメラに詳しくない素人でも「それっぽい」写真が簡単に撮れるようになっています。

また、honor 8の「ワイドアパーチャ機能」では、撮影後にフォーカス位置やボケの強さを修正することができます。これは一眼レフではできないダブルレンズスマホならではの機能です。

ダブルレンズスマホhonor8撮影レビュー

まずは外で写真を撮ってみます。撮影は簡単。カメラ画面に出ているワイドアパーチャマークを押すだけで、ワイドアパーチャモードに切り替わります。

手前のキノコにピントを合わせて撮影。一見綺麗に撮れていますが、よく見ると芝生の真ん中くらいにボケの境目ラインが見えます。写真によっては、この「ボケの境目」がかなりハッキリ見えてしまい不自然な仕上がりになります。

軽井沢プリンスホテルイースト

角度を変えてもう一枚。キノコと同じ横並び位置の芝生にまでピントが合ってしまい、そこから奥が急にボケているので境目が目立ちます。基本的にピントは横のラインで判別するので、ピントを合わせるものと同じ横位置に物があるアングルでは綺麗なボケ写真を撮るのは難しいかもしれません。逆を言えば、ピントを合わせる被写体の周りに何もないアングルを選んで撮影すれば、綺麗なボケ写真が撮れると思います。

ダブルレンズスマホボケ写真

次は室内。これは成功例。グラスの輪郭も綺麗で、ストローの先までクッキリ写っています。
ダブルレンズスマホ写真

失敗例。ストローの先も背景と認識されてボケてしまっています。
ダブルレンズスマホボケ

ここで分かる撮影のポイントは、被写体と背景の色が同化しないように注意すること。
手前の被写体を自動で判別して手前はハッキリ、背景はボケるよう調整する仕組みなので、被写体の境目が曖昧だとボケの範囲が不自然になってしまいます。この辺りは被写界深度を擬似的に調整しているため仕方がないのかなと思います。

一眼レフ並みは無理だが、気軽に撮るのはアリ

期待していたボケ撮影は被写体やアングルによって不自然になることもあり、さすがに一眼レフ並みとはいきませんでした。ただ、写真自体はかなり綺麗ですし、コツさえつかめば気軽に「一味違う」写真が撮れるのは大きなメリットかなと思います。ここには載せませんでしたが特に楽しいのが人物写真で、ワイドアパーチャをONにすると何でもない街中でも、雑誌のようなプロっぽい写真になります。

私は普段の生活で日常的に使う目的だったので満足してますし、カメラに拘った機種だけにISO感度、シャッター速度、露出補正、ホワイトバランスなど手動で調整できる部分も多いので写真好きな人も満足できるのではないでしょうか。

現在、honor8は発売から時間も経ち、楽天モバイルのように大幅に値下げしている所もあります。お手頃価格でダブルレンズのSIMフリースマホが欲しい!と言う方は、検討してみてはいかがでしょうか?