東京の離島「神津島」の魅力についてお伝えします

神津島に行ってきたシリーズ第1弾。

東京で生活していると、時に「すべてを捨てて大自然で癒されたい」と思う事があります。
ありますよね?
そんな時にオススメしたいのが「神津島」です。

神津島は最安で片道5000円程度で行ける離島でありながら、広大な「山・海両方が楽しめる」珍しい島です。
ジェット船だと約3時間、飛行機だとなんと45分!
45分で東京から遠く離れた離島に着いてしまいます。

先日、はじめて神津島に行ってきたら「都会人のオアシスとして最高だな」と思ったので、声を大にしてオススメしていこうと思います。

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神津島とは

いまいちマイナーで知られていませんが、神津島は東京都に属する離島です。
東京から延々と下(南)に進むと点在する「伊豆七島(伊豆大島・利島・新島・神津島・三宅島・御蔵島・八丈島)」のひとつ。
よく耳にする「大島」「新島」の更に先、「八丈島」よりは手前にある島です。

位置関係はこんなかんじ。
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※東海汽船ホームページよりお借りしました

伊豆諸島の中では真ん中ら辺にある島です。
面積は18.48km2、人口1938人。
東京都調布市の面積が21.53km2、人口227,396人なので、その規模がなんとなくわかっていただけるでしょうか。

自然がいっぱいの、小さな島です。
テレビもねえ、ラジオもねえ、とはいきませんが、コンビニはありません。
都会人としてはコンビニがないだけで相当驚きます、だがそれがいい。

変わりに、数々の海岸や展望の素晴らしい山があります。

神津島をオススメする理由

東京で疲れた私が神津島に行って「最高」と思った理由と、これは都会人に是非オススメしたいと思った理由がいくつかあります。

近い

神津島への移動手段は「大型客船」「ジェット船」「飛行機」の3択になります。
大型客船は浜松町(竹芝桟橋)から約7時間かかるので個人的にオススメしませんが、ジェット船なら浜松町から3時間、飛行機ならなんと調布から45分で島に到着します。
山手線一周が約60分なので、ざっと東京駅から五反田までくらいの時間かな。(逆にわかりにくい)
まあとにかく離島と言う割にはものすごく近い訳です。

近いと言うのは、休みがなかなか取れないサラリーマンにとっても重要なファクターです。
移動時間が少なく、たっぷり現地で楽しめるので、長期連休でなくごく普通の土日でも訪れる事ができます。

飛行機は料金が高いので、個人的にはジェット船をオススメしたいのですが、ジェット船でも3時間。
綺麗な海が見たい!泳ぎたい!と思った時に、3時間でこんなに綺麗な海に辿り着けるのです。
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はー、神津島最高。

安い

安いの定義はひとそれぞれですが、神津島の旅行に必要なのは交通費と宿代。

今回、私はジェット船+宿のツアーをJTBで申し込みましたが、ジェット船のツアーでだいたい1泊2日で3万円、2泊3日で4万円くらいを見ておけばおつりがくると思います。

もちろん時期によりますが、8月のピーク時を除いた7月、9月は一気にツアーが安くなるので狙い目です。
私は9月の頭に行きましたが、8月の一番高いG日程から一番安いA日程になっていたので格安で行くことができました。
9月でも全然泳げますし、ピーク時を外したおかげで観光客も少なく、のんびりできました。

もっともっと安く行きたい!と言う人は、自分で手配すれば格安旅行ができます。
別記事で触れましたが、割引を上手に利用すれば1泊2日で2万円以下、2泊3日で3万円以下も可能です。

離島、と言うと時間的にも金銭的にも、かなり大がかりな旅行をイメージしますが、ひょいと週末に行ける近さと安さ、それでいて本州とは離れた島の大自然が楽しめる、それが神津島の魅力です。
事実、私の会社でも釣りが趣味で毎週末のように神津島に釣りに行く、と言うおじさんがいました。素敵。

現地であまりお金を使う事がないのもポイントです。
テーマパークもレジャー施設もありません。
観光スポットも、山や海です。

島に行ったら、ひたすら海でのんびり、山でのんびり。
お金を使うところと言ったら、お昼ご飯とお土産代くらいでしょうか。
トータルコストが安いので、重い腰を上げやすくなりますし、何度でも気軽に行く気になれます。

非日常的な大自然

単純に、海で泳ぎたい、山に登りたい、だったら、千葉や静岡など関東からアクセスの良い場所がいくらでもあると思います。

ただ、この非日常空間!
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海は、潜ると魚がウジャウジャいます。
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山からの景色は、都会のビルも道路も見えません。
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これは、「都会の中の自然」でなく、「隔離された島」ならではの景色ではないでしょうか。
ダイビングやシュノーケリングも楽しめます。キャンプ場もあるのでファミリーでキャンプも楽しめます。

ダイビングショップのツアーで本格的に楽しむのも良いですが、海の綺麗さが段違いなのでその辺で買ったシュノーケルで潜るだけでも充分。
私はAmazonでシュノーケルを買って思いついたところを適当に潜りましたが、それだけで大量の魚たちに遭遇できて思う存分シュノーケリングを楽しめました。

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大自然で日ごろのストレスを忘れ、思いっきり解放されましょう。

不自由さを、楽しむ

神津島には、コンビニがありません。
スーパーと商店が数件ありちょっとした日用品は購入できますが、都会のコンビニのように何でもある訳ではなく、品ぞろえは本当に少ないです。
また、24時間ではなく閉まる時間も早いです。

私はシーズンオフ(9月)に行ったので、昼ご飯を買おうとしたら数件の食堂も営業しておらず、商店も遠く、身近に食べ物を買える店がどこにもないと言う事実に、途方に暮れる羽目になりました。
明らかに準備不足ですが、都会に暮らしていて「おなか減ったからなんか食べようと思ったらどこにも買う場所が無い」と言う経験はなかなか無いのではないでしょうか。

旅行に行っても、いまはどこにでもコンビニがあり、何か欲しいなと思った時に不自由することはありません。
軽くカルチャーショックでしたが、この不自由さが何故かちょっと嬉しかったです。
不自由さを楽しむ、それも島の醍醐味ではないかなと思いました。

また、島は電波の入りも悪いです。
到着する港の前にある「神津島観光協会」や、私の宿泊した「山下旅館別館」、多幸湾近くの「多幸湾公園ファミリーキャンプ場」などはwifiのFREESPOTとして登録されていますが、使ってみたところwifiの状態もかなり不安定だと感じました。

当時、私はとあるスマホゲームにはまっていて、島についてからも週末のイベントに参加しようと思っていたのですが、電波がなかなか入らず途中で諦めてスマホを放り出しました(笑)
結果的に島に滞在中はネットを見る事もなく、暇な時間はボーっと海を眺めたり、夜は散歩したり、充実した時間を過ごせたので良かったと思っています。

今は僻地でもwifi環境が整っている観光地が多く、旅行中はのんびりしよう、と思っても、結局仕事をしたり、いつも通りの行動をしてしまう人が多いと思います。
強制的に不自由な環境に置かれないと、案外人はのんびりできないんだな、と気付かされた出来事でもありました。
もちろん、島はまったく電波が入らないと言う訳では無く、場所により電波の入らない場所や極端に通信の遅い場所があると言う程度ですが、それでも良い経験になりました。

東京で消耗したら神津島へ行こう

東京(に限らず都会)で暮らす社会人にとって、リフレッシュは絶対不可欠です。
日々のストレスが強ければ強いほど、疲れれば疲れるほど、人は日常からより遠い「非日常」を求めます。

私は神津島へ行くまで、こんな近くにこんな非日常があると知りませんでした。
結構知らない人が多いのではないでしょうか。
そんな人に、是非いちど、騙されたと思って足を運んでみて欲しいです。