北海道(札幌・旭川)ホテル朝食3か所の食べ比べをしてきた

ANAの北海道ふっこう割で、3泊4日13,000円の札幌・旭川旅行に行ってきました。

ANAのツアーでは複数のホテルから好きなホテルを選択できるので、3泊とも違うホテルに宿泊。北海道の有名ホテルの朝食を食べ比べてきたので、内容をレポートしたいと思います。

北海道旅行と言えば、豪華な朝食ビュッフェなどが話題に上がりますが、有名なホテルに実際に行ってみると…

朝食だけでなく、それぞれのホテルのオススメポイントやイマイチポイントも合わせて紹介するので、北海道のホテル選びにお役立て下さい!

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星野リゾート OMO7 旭川

朝食評価:★★★★☆
ホテル評価:★★★★☆

旭川グランドホテルが星野リゾートの力でリニューアルオープン。
写真で見た印象そのまま、とにかくめちゃくちゃオシャレなホテルです!

OMO7 旭川の朝食評価

北海道の朝食と言えば海鮮食べ放題のホテルなどもあり、海鮮事情が気になるところ。
OMO7 旭川の朝食で海鮮類は、残念ながらスモークサーモンのみとなります。

肉厚のスモークサーモンはスモーク薄めで非常に美味しかったです!これが食べ放題!

旭川OMO7朝食

OMO7の1階にあるバルレストランはインスタ映えな感じでとってもオシャレ。宿泊人数が多くないのか、空いているのでゆっくりできます。

旭川OMO7レストラン

サラダもこのビジュアル。

旭川ホテル朝食

和食も洋食もスタンダードなものは押さえつつも品数は少なめですが、演出が上手いので貧素な印象はまったくなく、品数の少なさが気になりません。
こちらは白米にしらすや佃煮などを乗せるコーナーですが、オシャレにディスプレイされているのでむしろ高級感すらある。味も一品一品がきちんと作ってあり美味しかったです。

OMO7朝食バイキング

OMO7 旭川の朝食で一番の目玉は焼き立てのワッフル!

星野リゾートワッフル

評判通り、甘さ控えめでカリカリ、モチモチ。とても美味しかったです。
また、OMO7 旭川の朝食で特筆すべきは、スイーツ系デニッシュの充実ぶり。

星野リゾート旭川朝食

このように、ミニミニサイズのデニッシュがズラーッと並べられています。種類も多く、一つ一つ、すごく凝っててカワイイ!女子ならテンション上がること間違いなし。

OMO7 旭川の朝食評価レストランも、朝食もオシャレ!
海鮮はスモークサーモンのみ
料理は一つ一つが丁寧に作ってあって美味しい
品数は少なめだが、スイーツ系が充実

OMO7 旭川のホテル評価

次にホテルの内装、部屋の様子を見てみましょう。

エントランスには白樺のディスプレイ。

星野リゾート北海道

落ちついた照明と、広々としたラウンジ。何度も言いますが、めっちゃオシャレ空間です。

旭川OMO7レポート

ラウンジではウエルカムドリンクとして、冷たいお茶とコーヒーが飲み放題です。お茶がおもしろい所から出てくるので、探してみて下さい。

旭川OMO7宿泊記

周辺の案内板も手作り。こういった工夫がいたるところにされています。ご近所ガイドOMOレンジャーと言う、付近を案内してくれるガイドさんもいます。

旭川OMO7ラウンジ

奥にはブックトンネルと言う本が並べられた空間。旭川の観光本もあるので、ラウンジでコーヒーを飲みながらゆっくり本を読むこともできます。

旭川OMO7オシャレ

部屋はDanran roomと言うお部屋になりました。部屋も北欧調でオシャレ…!
ですが、面積としてはかなり狭いです。もともとシングルの部屋かな?

旭川OMO7だんらんルーム

荷物はベッドの下に、テーブルはベッドとベッドの間に、と極限までコンパクトに配置してあり、狭くて嫌と言うより工夫したレイアウトに感心してしまいます。壁の色が明るいからか、閉塞感はありません。ベッドが秘密基地みたいでむしろ楽しい。冷蔵庫・加湿器・電気ポットなど必要なものは一通り揃っています。

OMO7旭川眺め

全体的にめちゃくちゃオシャレなOMO7ですが、そこは新築でなくリニューアル。廊下やユニットバスなどそのまま使用しているらしき部分は、旭川グランドホテルの昭和感を感じる部分もありました。ただ、メインのラウンジ・レストラン・部屋はリニューアルされていてとても綺麗なので、気持ち良く過ごせると思います。部屋は狭かったですが、ホスピタリティを感じるアットホームな良いホテルだったので個人的にはリピートしたいです。別途1,000円でスパがあり、そこも良さそうだったので次はスパにも入りたい。

最寄りの旭川駅からは徒歩15分ほど。大通りを一直線なので歩きやすく、そこまで遠くありませんが近くもない距離。雪が降っている中、駅まで歩きましたが正直ツラかったです。車の人は問題無いと思いますが、真冬に電車で移動する旅行の場合は駅近のホテルの方が楽かもしれません。

一つ困った点として、部屋の水道水が飲めません(飲料用でない)。試しに飲んでみましたが、めちゃくちゃカルキ臭かったです。電気ポットがあるのに水がない…。なので、OMO7旭川に泊まる場合は、近くのコンビニで飲料水を買っておきましょう(ホテル内に売店はありますが、飲食物を買うようなコンビニ的な売店はありません)。コンビニまでは徒歩5分程です。

OMO7 旭川のホテル評価とにかくオシャレ!カワイイ!
手作りの観光ボードなど、頑張ってる感があって好印象
駅からは少し歩く
水道水が飲めないのが不便

グレイスリー札幌

ホテル評価:★★★★☆
朝食評価:★★★★☆

綺麗めでスタイリッシュなビジネスホテル。外国人のお客さんも多かったです。

グレイスリー札幌の朝食評価

グレイスリー札幌の朝食は1階のレストランで。品数は少なくコンパクト。
基本を押さえつつ北海道らしい食事がたくさんあるのが、観光客には嬉しいポイント。

グレイスリー札幌宿泊記

まずはセルフ海鮮丼コーナー!具材はいくらの醤油漬、いかの刺身、たこ、ねぎとろ、ツナなど。

グレイスリー札幌朝食

ドーン!いくら食べ放題、盛り放題!いくらは鮭でなく鱒との事でしたが、充分美味しかったです。

グレイスリー札幌海鮮丼

他にもスープカレー、イカフライ、ザンギ、北海道牛乳プリンなど北海道らしいものが色々食べれます。

グレイズリー札幌朝食バイキング

カツゲンまである!こういった演出は観光客には嬉しいですね。

グレイズリー札幌朝食

パンコーナーにも、菅野養蜂場のはちみつ、十勝しんむら牧場のミルクジャムなど、北海道の食材が用意されています。

グレイズリー札幌モーニング

品数は少ないですが、いくら食べ放題があるので満足度は高いです。他にも北海道らしいものがちょこちょこ食べられるのが良いですね。味はいたって普通でしたが、観光客が楽しめるようなラインナップが好印象でした。

グレイスリー札幌の朝食評価セルフ海鮮丼コーナーあり(いくら食べ放題)
品数は少なめで味はいたって普通
北海道らしいものが食べられる

グレイスリー札幌のホテル評価

グレイスリー札幌の一番の利点は、とにかく駅から近い!
札幌駅の隣にある大丸の向かいくらいの位置で、地下通路を通って札幌駅から直接ホテルに入れるので、外を歩かずホテルに行けます。北海道は寒いので、アクセスが良いのは大事です。

部屋は落ちついたツインルーム。清潔感もあり、シックで大人っぽい雰囲気です。

グレイスリー札幌宿泊記

逆サイド。旭川のOMO7は部屋が狭かったので、かなり広々として見えます。窓を開けると正面がオフィスで姿がはっきり見えるので、お風呂上がりなどはご注意を。

グレイスリー札幌レポート

グレイスリー札幌は駅から近く、綺麗で、使いやすいホテルだなと思います。
ホスピタリティ満点で暖かい雰囲気のOMO7とは違い、現代的でビジネスライクな印象ですが、必要な物はしっかり揃ってますしサービスも不足はありません。マイナス点は大浴場がない所と、フロントが本当にフロントのみ、という感じでロビーが無いので、ちょっとした休憩ができない所でしょうか?

個人的にロビーはあまり利用しないので大浴場がない点だけが残念ですが、立地のメリットがそれを上回ります。特に滞在中(12月上旬)はとても寒かったので、本当に駅から近くて良かった~と何度も思いました。次に札幌に泊まる事があれば、リピートしたいホテルです。

グレイスリー札幌のホテル評価とにかく駅から近い!
館内・部屋はシックで綺麗
特に不満点の見つからない優等生ホテル

札幌プリンスホテル

ホテル評価:★★☆☆☆
朝食評価:★★☆☆☆

札幌プリンスホテルの朝食評価

トリは札幌プリンスホテル。かなりの品数が食べ放題の朝食ビュッフェという事で、一番楽しみにしていたのですが…。

札幌プリンスホテルタワーの朝食は1階のブッフェレストランハプナ。天井が高く、解放感があってロケーションは抜群です。

札幌プリンスホテル朝食

札幌プリンスホテルの朝食ビュッフェ料金は、大人2,700円です(今回は朝食付きプランだったので無料)。プリンスホテルと言うネームバリューと料金でそれなりの高級感を期待して行ったのですが…なんか学食みたいな雰囲気…。

札幌プリンスホテル朝食ビュッフェ

海鮮類は、甘エビ、銀鮭トロ、たらこのみ。2,700円でこれはちょっと寂しいんじゃないかな~。

札幌プリンスホテル朝食海鮮

その場で作ってもらえるものとして、オムレツ、味噌ラーメン、たこしゃぶなどがあります。ところが、朝食時間内でも行った時間が遅かったからか、調理スタッフの人がいない…。まだ終了まで30分以上ありますが調理スタッフが常駐しておらず閑散としています。たまたまスタッフが通りかかった時に呼びとめて作ってもらいましたが、しぶしぶと言う感じで対応はあまり宜しくない印象でした。そんなに嫌そうにしなくても…。

札幌プリンスホテルハプナ朝食

全体を見ると、確かに品数はそれなりにあるのですが他のホテルのように北海道らしい料理や工夫のある料理が見受けられず、食べたいものが見つからないと言う印象。料理も時間が経って冷めきったものや冷凍もののフライなど期待はずれで、残念な朝食となりました。

札幌プリンスホテルタワー朝食

札幌プリンスホテルの朝食評価品数は多いが食べたいものがあまりない
海鮮は甘エビ、銀鮭トロ、たらこのみ
ホテル・スタッフのやる気が感じられず活気がない

札幌プリンスホテルのホテル評価

お部屋はある意味プリンスホテルらしいと言うか、昭和っぽい雰囲気。

札幌プリンスホテル

グレイスリー札幌とほぼレイアウトが一緒ですが、印象がだいぶ違いますね。

札幌プリンスホテル宿泊記

窓からの眺めですが、札幌プリンスホテルは円形のタワー状ホテルなので部屋によって眺めがまるっきり変わります。私が泊まった部屋は運悪くマンションの目の前。低層階だったこともあり、前のマンションのベランダとほぼ向かい合わせと言う状態でカーテンは開けられませんでした。高層階であれば問題ないと思います。

札幌プリンスホテル眺め

部屋には無料貸し出しスマホがありました。外国人のお客さん向けでしょうか?初めて見ましたが、こういうサービスはすごいなと思います。

札幌プリンスホテルスマホ貸出

札幌プリンスホテルはとっても「プリンスホテルらしいプリンスホテル」と言う感じで、全体的に昭和!なホテルでした。部屋もそうですが、館内も老朽化が目立ってるかなと言う印象。

500円で入れる温泉露天風呂(大浴場)がありますが、こちらもコンパクトで年季が入っているので銭湯のようなイメージ。タオルやアメニティが用意されているので手ぶらで温泉に入れると考えると便利なのですが、所謂「ホテルのスパ」みたいなものをイメージするとガッカリすると思います。洗い場も少なめなので、時間を選ばないと快適には入れないかもしれません。

札幌プリンスホテルは札幌駅から離れており、歩くと30分くらいかかるのでアクセスはあまり良くありません。無料シャトルバスが出ていますが、朝ホテルから札幌駅までバスに乗ろうと出発時間前に行くと「整理券の配布が終わったので乗れません」と…。どうやら無料シャトルバスは整理券制のようです。先に言ってくれよ…!

今回は朝食目当てで札幌プリンスホテルに宿泊しましたが、これならもっと駅から近いホテルにすれば良かったなというのが率直な感想です。他に魅力的な部分があれば良かったのですが、これと言ってメリットも見当たらないので、次に札幌に泊まる時は札幌プリンスホテルは候補から外れるかなと思います。

札幌プリンスホテルのホテル評価全体的に老朽化している
大浴場も年季が入ってる上に狭め
駅から遠い

ホテル朝食3か所の食べ比べをしてみて

3つのホテルの朝食を食べ比べをしてみて、ホテルによってかなり差があるな~と感じました。

観光客として一番楽しめたのは「グレイスリー札幌」。品数は少ないものの北海道らしい料理があり、いくらの食べ放題も味わえたので満足度が高かったです!
純粋に美味しかったのは「OMO7 旭川」。北海道らしさはあまりありませんでしたが、ビジュアルで楽しませてくれ一つ一つ丁重に作っているのが分かる料理が楽しめました。

逆にガッカリ賞だったのが「札幌プリンスホテル」。老舗ブランドに胡坐をかいているのでは?と感じる内容でした。駅からアクセスを朝食の美味しさでカバーする!くらいの意気込みで、もうちょっと頑張って欲しいところです。

今回はホテルの朝食にスポットを当ててみましたが、北海道限定コンビニグルメも楽しんでみました。

宜しければ併せてお読みください!