東京都民が北海道旅行に行って実際に必要だった装備、いらなかった装備
生まれも育ちも東京の東京都民が、北海道旅行に行ってきました。
冬の北海道に行くのは初めてだったので、かなりビビって準備万端で旅行に挑んだのですが、実際に行ってみるとイメージと現実にだいぶ差があり「こんな感じだったのか!」と思うことが結構ありました。
今回は特に「旅行前の準備」にスポットを当てて、北海道旅行で実際に「必要だったもの(買っておいて良かったもの、現地で買い足したもの)」「いらなかったもの(不便だったもの、違うタイプにすれば良かったもの)」をご紹介しようと思います。
とにかく顔が寒い
北海道に行って一番最初に驚いたこと。それは「とにかく顔が寒い」ということ。
誰でも着るものは万全にしていくと思います。私もそうでした。
上はヒートテック+フリース+モンベルのインナーダウン+ユニクロの防風ジャケット、下はしまむらの防風ジーンズとバッチリ準備していったので体は全く寒くないのですが、無防備に冷気にさらされている顔が寒い。特に耳が寒いというか痛い。ちぎれそうに痛い。あまりに耳が痛すぎて頭も痛くなる始末。
慌てて旭川駅前のダイソーでイヤーマフを買ったのですが、これが大正解。
フニャフニャの針金が入っているタイプで正直これで大丈夫か?と不安に思いつつ購入したのですが、全然大丈夫でした。問題なくあったかい。しかも100円。神すぎる。
同じショッピングビルで無印良品の2,000円のイヤーマフも見ましたが、ダイソーのイヤーマフで充分です。大きくて邪魔、荷物になるのが嫌だと言う人はこういう「耳だけ」タイプを買っていきましょう。レビューの評価も悪くありません。
コートに大きなフードがついており、フードで完全に防寒できる場合は常時フードをかぶっていれば問題ありません。カナダグースのめちゃくちゃ大きなファーつきフードをかぶっている人とかあったかそうでした。
ただ、私が来ていたユニクロの防風ジャケットはポリエステル製で、ジャケットの素材自体が冷たくなるので直接触れる耳が冷える!スキマ風が入ってくるタイプのフードも要注意です。
冬の北海道に行く人にはイヤーマフ、一推ししておきます。100円で買ったものですが、今回の北海道旅行で一番「あって有難かったアイテム」です。
また、防寒のために使い捨てマスクを持って行きましたが、これは無意味でした。普通に風を通します。東京では自分の吐いた息で蒸れまくるマスクですが、北の地では無力。スペースを取らないので持って行ってもいいですが、防寒には役に立たないと思いましょう。
いらなかったもの:マスク
手袋は絶対「指アリ」!
失敗したのが手袋選び。私はスマホ大好きマンなのでモンベルの指ナシ手袋を買っていったのですが、耳と同様、指がちぎれそうなくらい痛い。もうスマホとかいじってる場合じゃない。寒い所ではとにかく末端が冷えるのだなと実感しました。
このモンベルの「シャミース」という素材の手袋は安いのにかなり暖かく、サイズが選べるので手にフィットして大正解でしたが、指「ナシ」にしたのだけが失敗でした。指「アリ」を買えば良かった。
今はスマホ対応手袋もたくさん種類があるので、どうしてもスマホが触りたい人はスマホ対応の指アリ手袋を買いましょう。指が死にます。
いらなかったもの:指ナシ手袋
地面はガッチガチ
北海道=雪。私が旅行に行った12月上旬も天気予報では毎日雪。
雪に慣れていない東京民としては、かなりビビってました。そこで真っ先に買ったのがスノーブーツ。奮発してノースフェイスの「ヌプシブーティーウォータープルーフ」を購入しました。
ヌプシブーティーは南極観測隊も現地で愛用していると言うあったかダウンブーツですが、ウォータープルーフタイプは表面の撥水加工だけでなく防水メンブレンをインサートした防水特化モデル。これで降り積もった雪道も、ぐっちゃぐちゃの雪道もバッチリです。
ところが、です。
東京で雪と言えば溶けまくったぐちゃぐちゃの道路ですが、北海道の道路はぐちゃぐちゃしていない!!
まず、街中は綺麗に雪かきがしてあるので、雪がほとんど積もっていません(端に避けてある)。札幌・旭川の主要都市や、旭山動物園・もいわ山などの観光地では積もった雪の中をズボズボ歩くと言うシーンはほぼありませんでした。
そして、北海道は気温が低いため道路に降った雪は凍ります。俗に言うアイスバーン状態です。カッチカチのツルツル。全然濡れてません。
雪=濡れる=防水のイメージでスノーブーツを履いていったのですが、実際に街中を歩いてみると靴はほとんど濡れず「あれ?これちょっと防水性のあるスニーカーでも良かったんじゃね?」と思いました。防水性はそこまで必要なかった。
アイスバーン状態の道路はめちゃくちゃ滑るので底がツルツルなスニーカーは避けた方が良いですが、東京の雪の日のように道路がグチャグチャと言う場面にはほとんど遭遇しなかったので、街中を歩くのであれば「防水性」はそこまで気にしなくても良かったです。ガチのスノーブーツではなく、防水性(はっ水性)のあるトレッキングシューズくらいでも全然いけそうな感じでした。連れはメレルのジャングルモックのゴアテックスバージョンを履いていましたが、浸水もせず滑りもせず快適だったそうです。私もジャングルモックで充分だった。
もちろん、スキー場に行く場合や、雪深い場所に行く場合はちゃんとしたスノーブーツが必要ですが、都市部や観光地を歩く程度であればそこまで本格的な靴は必要ありません。
※ちなみにヌプシブーティーの真価が発揮できなかったので試しに積もった雪に突進してみましたが、まったく浸水せず暖かいままでした。さすがヌプシ。
いらなかったもの:本格的なスノーブーツ
傘をさしている人がいない
北海道の雪は非常にサラサラしています。
気温が低いので東京都違って雪がみぞれ状にならず、服や髪についても手で払えばパッと落ちます。そのためか、北海道では雪が降っていても傘をさしているひとがほとんどいません。これも北海道に行ってびっくりした点です。
また、札幌周辺は地下歩行空間という地下道がめちゃくちゃ発達しています。東京で言うと新宿駅から新宿三丁目までの地下通路、あれをもっと広く綺麗にした感じです。札幌駅周辺の各商業施設への移動や札幌駅から大通・すすきのまで、地下道を通っていけるので外を歩く必要がありません。札幌や大通周辺の観光はずっとこの地下道を通っていました。
天気予報では滞在中ずっと雪だったので旅行前は傘を持って行こうか迷ったのですが、もっていかなくて正解でした。外では防水性のあるコートのフードをかぶるだけで充分なので、コートはフードのあるタイプを選びましょう。
私はユニクロの防風ジャケット(ブロックテックパーカ)が大活躍しました。耐久撥水、防水、防風、透湿性があるので、モンベルのインナーダウンと併せて防寒対策はばっちりでした。ちなみに、ネックの立ち上がりが高く首回りが守られるので、女性でもメンズモデルの方がオススメです!(シルエットもメンズの方がカッコイイ)
いらなかったもの:傘
東京民のイメージする「寒さ」と「雪」は大間違い
東京で雪と言えば、みぞれのような雪。そしてグチャグチャになった道路。しかし、北海道の雪は全然違いました。サラッとした雪。濡れてない道路(凍ってはいる)。
寒さに関しても、とにかく防寒!と服にばかり目がいってましたが、大事なのは顔(とくに耳)や指などの末端でした。外気にさらされる部分の防寒をくれぐれも忘れずに!
冬の北海道に初めて行く場合、私のように行く前は「どれくらい寒いの?」「雪大丈夫?」とイメージがつきにくいと思いますが、実際はこんなかんじだったよーと言うレポートでした。北海道旅行の際は参考にして下さい!