長岡花火大会2017 JTBツアーに参加してきた!詳細レポート
長岡花火大会のJTBツアーに参加してきました。
長岡花火を見に行くのは初めてで、勝手がわからないのでツアーにしましたが、結果的にJTBのツアーにして正解でした。
JTBのツアーでは、メリットも多くありましたがデメリットもありました。途中で「あれを持ってくれば良かった!」と後悔したポイントや失敗したポイントも…。
行く前に調べた際に、JTBのツアーで長岡花火大会に参加した人のレポートがあまりなかったので、今後、長岡花火に旅行会社のツアーで行く人の参考になるよう詳しくレポートしたいと思います。
今回参加したJTBツアー
JTBの長岡花火大会ツアーは観覧席・移動手段・宿泊場所によって色々なプランが用意されていますが、私が参加したのは以下がセットになった「お手軽新潟宿泊プラン」です。
・東京⇔長岡の新幹線
・長岡花火大会の観覧席(右岸マス席)
・長岡⇔新潟の新幹線
・新潟でのホテル宿泊(日航新潟)
東京駅から長岡駅まで
12:40 東京駅集合
JTBツアーのスタートは東京駅から。新幹線のチケットは事前に渡されず、東京駅の集合場所に集まって、添乗員さんと一緒に団体用改札を通る形です。
ホームに着くと、人が多い!みんな長岡花火大会に行く人でしょうか。自由席はかなり混んでいるものの、1本待てば乗れるレベルでした。
新幹線の中では、長岡花火大会の会場までの地図や観覧席の細かい場所、首から下げる観覧席のチケット?などがセットになった封筒を渡されます。詳しい説明は向こうについてからするので、目を通しておいてねとのこと。
私は花火大会終了後、新潟のホテルに宿泊するプランだったので長岡駅⇔新潟駅の新幹線チケットも入っています。
14:30 長岡駅到着
長岡駅に着いても、即解散ではありません。まずは近くの駐車場へ行きホテルへ荷物送ります。(もちろん無料)
会場までほとんど荷物ナシで行けるので荷物が送れるのは楽。ただし、この後A4サイズの花火大会のプログラムなどをもらうのである程度大きなバッグは持っていた方がいいです。ハンドバックの女性などは注意。
私は最低限必要なもの以外、全て荷物を送ってしまいましたが、これが失敗!何故失敗だったのかはのちほど…。
14:50 JTB専用休憩所到着
荷物を送ったら、JTBツアーの参加者のみが自由に利用できるJTB専用休憩所に行きます。場所はいくつかありますが、いずれも駅前なのでアクセス良好。周辺にコンビニやイトーヨーカドーがあるので、買い物も徒歩5分程度で気軽に行けます。
この休憩場が、かなり良かった!
居酒屋の宴会場を解放したスペースですが、畳敷きなので足が伸ばせてゴロゴロできます。
お茶が置いてあり飲み放題ですし、外は暑いので直前までここでのんびりしていました。
行く前は休憩所と言っても混んでてゆっくりできないかもしれない、と思っていましたが、最後まで満員にはならず広々と使えました。(横になって寝ている人もいました)
ここで添乗員さんから新幹線でもらった地図や、これからのスケジュールなどの説明を受けます。
会場周辺の詳しい地図もあるので、初めてで勝手がわからなくても安心です。
花火大会は19:30からですが、JTBの観覧席に行くのは各自好きなタイミングでOK。
観覧席でお弁当が配られ、それが夕食となります。
花火大会が始まるまでの注意点!
JTBツアーに参加した際に失敗した!と思った点が二つあるのですが、それがこの花火大会前の時間でのことです。
長岡駅に到着して、JTB専用休憩所で一通りの説明が終わるのがだいたい15時。
花火大会は19:20からですが、余裕を持って18:30に花火大会会場に到着するとして、長岡駅を18時に出発すれば間に合います。
15時から18時までがフリータイムとなるのですが、この3時間がかなりヒマです!
長岡駅周辺には観光スポットもなく、漫画喫茶など長時間時間をつぶす所もありません。周辺の飲食店をいくつか見ましたが、どこも満員&長蛇の列でした。
早めに現地に行ったところで、屋台などはありますが特に時間を潰すような場所はありません。会場周辺を歩いて見て回るとしても、1時間あれば充分でしょう。(暑いのであまりオススメしませんが)
必然的に、JTBのツアーに参加した場合はJTB専用休憩所で時間を過ごすことになります。
そのため、これからJTBのツアーに参加する人は時間を潰せるものを持って行った方が良いです。私は何も用意していなかったので3時間もの時間を潰す手段が無く、その点が失敗でした。本の1冊でもあればだいぶ楽だったと思います。
もうひとつの失敗点は、スマホの充電機をホテルに送ってしまった事です。
JTB専用休憩所にはコンセントがあり、自由に充電ができます。到着前は休憩所がどんな所かわからなかったので充電機を持ってきておらず、途中で買いに行く事になりました。
長岡駅前にはイトーヨーカドーがあり、100円ショップのキャンドゥも入っているので買い物はそこでできます。そこまで混雑もしていなかったので何か欲しいものがあったら調達できないと言う事はありません。
大人数であればイトーヨーカドーでお酒や食べ物を買って、休憩所でプチ宴会するのも良いと思います(実際にしている人がいました)。少人数であれば、3時間の暇潰しができる用意をしっかりしていきましょう。
添乗員さんの情報が役立つ!
JTBのツアーに参加して良かったなと強く思ったのが、この休憩所で添乗員さんに長岡花火大会の生の情報を聞けたことです。いかんせんこちらは初参加なので、行き帰りや会場がどの程度の混雑か、買い物をする場所があるのかなど詳しい状況がわかりません。添乗員さんはさすがプロ、そのあたりの情報を詳しく教えてくれます。
・花火会場のトイレはだいたい30分待ち
・買い物は会場に行く途中のスーパーウオロクでできるが、レジの列はものすごい
・会場までの徒歩は行き30分、帰り1時間
・帰りの新幹線にスムーズに乗りたいなら、プログラムを最後まで見ず途中離脱する必要がある
・最後まで見るなら、帰りの長岡駅周辺は大混雑、駅に辿り着くまでに相当な時間がかかる
・長岡駅前の人だかりはほとんど動かず、新幹線が1本発車するとその分列が動く、と言うレベル
特に、花火大会が終わってからの混雑は完全になめてました…。それほどの混雑だとは思っていなかったので、事前に聞いておいて良かったです。
ここまではツアー参加者全員への説明でしたが、もちろん個別にわからないことがあれば、何でも質問に答えてくれます。私はプログラムを見ながらこれは見た方がいい、これは見なくても大丈夫などを教えてもらって、会場から離脱するタイミングの参考にしました。
長岡駅から花火大会会場まで
17:50 休憩所出発、花火会場へ
18時前にJTB専用休憩所を出発し、花火会場へ。人はぞろぞろと歩いていますが、渋滞もなく普通の速度で歩ける程度です。
途中で叫んでいる案内の人によると、当日券もまだあるとのことでした。当日券にも色々と種類があるようですが、当日券は朝イチで無くなると思っていたので、この時間まで残っている事にちょっと驚きでした。
18:20 花火大会会場着
添乗員さんの話通り、立ち止まらず歩いてきっちり30分で到着。
この時点でトイレは2.3人が並んでいる程度でまだ余裕です。
食べ物、飲み物の並びもなく屋台の飲み物も安いので、たくさん飲むのでなければ飲み物は現地に着いてから買うのが正解だと思います。食べ物はあまり種類が無いので駅前のイトーヨーカドーで買ってきた方が良さそうですが、JTBのツアーの場合は、ここでお弁当が出るのであくまでツマミ程度の調達で充分だと思います。
新潟の名産を使っている点は好感が持てますが、味はごくごく普通でした。
長岡花火観覧席(マス席)の感想
右岸会場入り口から、正面(川方向)を見たところ。手前がベンチ席、奥がマス席です。
三尺玉が上がる長生橋方向。ベンチ席は土手の傾斜に合わせて席が作ってあるので座りやすそうです。
右岸マス席。芝生に綺麗なベニヤ板が置いてあるのでレジャーシートなどは不要ですが、お尻が痛い。JTBツアーでは空気を入れるクッションが配られましたが、さらにクッション的なものがあると快適だと思います。
マス席は今回は参加者が少ないとのことで4人で使わせてもらえましたが、大人6人だったら体育座りしかできない広さでした。これならパーソナルスペースがキッチリしていて脚も伸ばせるベンチ席かイス席の方が快適だと思うので、次に行く時に席を選べるようであれば、私はベンチ席かイス席を選ぼうと思います。
19:20 長岡花火大会開始
まだ周りは明るいですが、時間通り花火大会の開始です。完全に日が暮れてない状態の花火もいいものです。
スマホの写真を見せても仕方がないのでじっくり見たい人は是非動画で!4Kなので美しい!
フェニックスはかなり横幅が広く展開する花火なのですが、マス席だとちょうど真ん中から少し左寄りの位置になります。「フェニックス席」と言うのもありますが、逆に真ん中から右寄りの位置になります。
たしかに大きいのですが、打ち上げ場所が長生橋の向こうなので、結構離れています。三尺玉をメインに見たい人はできるだけ長生橋側を狙いましょう。
花火大会会場からホテルまで
20:55 花火会場離脱
長岡駅の混雑を聞いたので、宿泊場所の新潟まで新幹線移動する事を考えてプログラムは全て見ずに途中離脱することにしました。どこまで見るのかは添乗員さんの話と途中まで見た印象で決めましたが、基本的に赤枠の花火は「見た方がいいやつ」と言う印象です。メインとして有名な「フェニックス」、「正三尺玉」はもちろんですが、○○スターマイン、等ではなくフェニックスのようにプログラムに名前がついているもの(「故郷はひとつ」「この空の花」)は他の花火よりワンランク上の出来でした。
ラスト近くの正三尺玉は捨てて(その前に正三尺玉3連発を既に見たため)32番の「この空の花」を見たあとのタイミングで離脱。大きい花火を捨てると、それだけ帰りは楽になります。花火大会の終了は21:15~30頃ですが、20:55には席を立って歩き出しました。
プログラムのどのあたりで離脱するのがベストか?はこちらの記事に詳しくまとめました
21:20長岡駅前到着
帰り道は相当な混雑と聞いてかなりビビっていましたが、早めに出たおかげでスムーズに駅へ行けました。多くの人が歩いていましたが、渋滞する事もなく普通のスピードで歩けます。帰りは1時間以上かかると言う話でしたが、早足で歩いたせいかむしろ行きより早く、25分で着きました(笑)
後ろを振り向くと、建物に隠れながらも少しだけ花火が見えます。とは言えこれくらいの大きさ。
長岡駅周辺に到着すると、さすがに人が多いです。DJポリスのおねえさんが一生懸命アナウンスしながら誘導中。長岡駅前の動線はとても上手く考えられていて、駅よりかなり手前で乗る電車(新潟行き新幹線・東京行き新幹線等)によって道が分かれるようになっています。そのため、駅前が混乱せず人がスムーズに流れるようになっています。(もっと遅い時間になればさすがにギュウギュウになると思いますが)
早めに出たつもりでしたが、それでも新潟行き新幹線の行列は駅の外までかなり伸びていました。
21:34 長岡発新潟行き新幹線乗車
電車が発車しないと列が進まないため、長岡駅前~新幹線乗車まではある程度時間がかかるだろうと覚悟して長岡駅前の行列に加わりましたが、タイミング良く並んだ数分後に前の新幹線が発車。一気に列が進みそのままほぼノンストップでホームまで行けました。ホーム到着後は1本目の新幹線にすぐ乗れて、新潟行きの新幹線は長岡駅到着時点で座席の1/3くらいが埋まっていましたがギリギリ座れたので、かなりラッキーな展開でした。
今回、花火会場を出てから新幹線に乗るまで、ほとんど並ばずに到着できたのはかなり運が良かったケースだと思います。長岡駅前で新幹線の列に並んだ際は、あっと言う間に後ろの列が伸びていったので新幹線のタイミングが合わなかったり花火会場を出るタイミングが少し遅れていたら、もっと並んでいたのかもしれません。
23:00 ホテル日航新潟チェックイン
新潟駅に着いたのは22時ごろですが、新潟駅前のコンビニで買い物したりホテル日航新潟までのんびり歩いていったのでチェックインは23時ごろになってしまいました。遅い時間でしたが、チェックインのお客さんが多くてびっくり。皆さん長岡花火帰りなんでしょう。
ホテル日航新潟は新潟駅から無料送迎バスが出ているので、できればそれに乗った方が良いです。(徒歩20分と書いてありましたが、30分くらいかかった!)
ホテル日航新潟の部屋は、デラックスシングルにエキストラベッドを無理やり入れている(あらかじめパンフレットに記載あり)ので狭めです。
時間も遅く寝るだけだったので、宿泊場所に日航新潟を選択したのは少しもったいなかったかな?とも思いますが一番安いビジネスホテルと比べても+2,000円くらいだったのでまあいいかなと言う感じです。
ツアー2日目の様子
ホテル日航新潟の朝食
ホテルの部屋からの景色。ホテル日航新潟は高層タワーなので、朝も眺めは素晴らしいです。
朝食は3階のレストランだったのがちょっと残念ですが、煮物や佃煮、へぎそばなど新潟らしい食べ物も多くなかなか良かったです。
ホテル日航新潟の展望台
ホテル日航新潟の最上階には「Befcoばかうけ展望室」と言う無料展望台があります。ちょっとオフィスビルのような雰囲気のフロア。
簡易レストランがあり、食事やお茶もできます。ビアガーデンもやっているみたいです。
新潟駅に集合
帰りは新潟駅に12:30集合でした。早い!これも行き同様、チケットは渡されず団体改札からの入場なので、自分で好きな時間に自由席で帰ることはできません。
もう少し遅い時間であれば新潟観光も少しはできたのですが、こればっかりはツアーなので仕方がないですね。ホテルでのんびりして、新潟駅でおみやげを少し買って集合場所へ。そのまま帰宅しました。
長岡花火のJTBツアー、次回行くなら…?
初めての長岡花火でしたが、ツアーで行った事で特に困ることもなくスムーズに花火を満喫できたと思います。特にJTB専用休憩所は助かりました。あれが無かったら炎天下の中、時間を潰すのがきつかった…。
今回ツアーに参加したことで、ホテルが離れていると移動が大変(プログラムが最後まで見れない)な事や、マス席が想像以上に狭い事などが分かったので、次に参加するとしたら少し料金は高くなりますが長岡駅のホテル+ベンチ席のプランにしたいなと思います。
旅行会社のツアーに参加することのメリット、デメリットはそれぞれあるのでまた別の記事にまとめてみました。宜しければそちらも参考にしてみてください!