レンタルサーバ200以上を運用した現役SEのオススメ3選

このサイトもそうですが、私はレンタルサーバを多用しています。

このサイトは個人でエックスサーバ―を借りて運営していますが、他にもヘテムルやスターサーバー(旧ミニバード)、lolipop、さくらインターネット、カゴヤ、他にも国内海外合わせ10数種類程度のレンタルサーバを、個人・会社などで利用してきました。

似たような金額帯のレンタルサーバであっても、また、公表されているスペックが同程度のレンタルサーバであっても、実際に使ってみると使用感は異なります

特に、SQLを叩いた時の速度の差や、502 Bad Gatewayの発生率には顕著な差があります。また、MySQLのバージョンが5.6以上であるか否かによって、位置情報系のSQLの自由度に差が出たりと、ある程度技術的に難易度の高いことをやろうとした際には、更に大きな差が出てきます。

ということで、個人・会社合わせて数十の会社のレンタルサーバを利用し、実働数で200以上のレンタルサーバを管理してきた私が、本当の意味でオススメなレンタルサーバを紹介したいと思います。

オススメレンタルサーバ1位 エックスサーバー

いきなり1位からですが、このサイトでも利用しているエックスサーバーが最もオススメです。

エックスサーバーの特徴は

・価格、公表スペックの割に動作が早い
・局地的な同時アクセスに耐える能力が高い
・一サーバに乗せるユーザー数が少ない?(予測)
・キャッシュなど高速化のための仕組みが他より強い

です。

仕事で数百という単位のレンタルサーバを利用してきましたが、顧客から「サイト表示が遅い」という苦情が最も少なかったのがエックスサーバーです。

エックスサーバーの良いところは、「強力なキャッシュ機能のおかげで、多少作りが悪くてもそこそこ高速に動作してしまう」という点です。

キッチリ作りこめば、ロリポップのようなもっと安いレンタルサーバでも速く動かすことは可能ですが、非効率なプログラムを使ったり、Wordpressを入れてプラグインを適当に入れてたりすると、かなり動作が重くなります。しかし、エックスサーバーならそれでもそこそこ高速に動作してしまったりします。

この記事でも紹介しましたが、エックスサーバーには「Xアクセラレータ」という高速化のための仕組み(主にキャッシュ)があります。これが中々強力で、細かい設定抜きに簡単に高速化を実現してくれます。なお、注意点としてXアクセラレータ利用時は、mod_pagespeedをオフにしておいた方が無難です。オンにしていると、画像が表示されなくなるケースがあります。

他にも「利用できるPHPのバージョンが多い(互換テストがしやすい)」とか「http2に対応」とか「MySQLが5.7でちゃんとバージョンアップしてる(酷いところはずっと5.5)」とか色々ありますが、AWSのようなクラウドサーバを使うレベルでもなく、VPS程自由度が必要ないというケースでしかレンタルサーバを利用する機会は無いので、そういったケースであれば、細かいことは考えずにエックスサーバ―一択で良いのではないかと思います。

オススメレンタルサーバ2位 スターサーバー

旧ミニバード、ファイアバード、クローバーのレンタルサーバの後継がスターサーバーになります。

スターサーバーの特徴は、スペックの割に安いこと。似たような価格で近いスペックを公表しているサーバにロリポップがありますが、ロリポップではストレージにSSDを利用しているのは月額2000円(税抜)のエンタープライズプランのみで、月額126円(税抜)のエコノミープランからSSDを利用しているスターサーバーとは大きな差があります。

「Wordpressで個人サイトを運営したい」くらいの要望であれば、スターサーバーのライトプラン月額250円(税抜)でも十分可能なので、「あまりお金はかけたくないけど、独自ドメインの自サイトを作ってみたい」という人には、たった月額250円でSSDが利用できるスターサーバーは良い選択肢と言えるでしょう。ただ、MySqlが1個(※多分データベースの数)なので、複数サイトを運営する際には上位のプランか、前述したエックスサーバ―を検討した方が良いと思います。

※データベース1個でもマルチサイト化するなど方法はありますが、あまりお勧めしません

また、実際にどちらも利用したことがありますが、ロリポップでは502 Bad Gatewayがしばしば見られたのに対し、スターサーバー(旧ミニバード)ではほとんど発生したことも無かったため、個人的な印象でも、スターサーバーの方をオススメします。

オススメレンタルサーバ3位 カゴヤWordPress専用サーバー

エックスサーバー推しの私ですが、唯一不満があるのが「アップグレードが出来ない」点です。正確には、アップグレードが出来るのがストレージ容量とMySQLのデータベース数のみという点です。エックスサーバーは詳細なスペックを公開していないため、実はアップグレードするとスペックも上がるのかもしれませんが、そんな不確実な推測を元に月額料金が上がるのは厳しいものがあります。

そこで、将来的なアップグレードを見越して、大量アクセスのオウンドメディア構築までを想定する人にオススメなのが、カゴヤのWordPress専用サーバーです。

このサーバーには「KUSANAGI」というWordPress高速動作のための環境が構築されています。Wordpressユーザーにはうれしい部分だと思いますが、それ以上に良いのが、グレード1~7まで、プランが7段階に分かれている点です。

月間1000万PVを超えているオウンドメディアであっても、構築時のPVは当然0です。運よく多くのアクセスを集めることが出来ることもあれば、あまりPVが伸びずにひっそりとした運営が続くケースもあります。私のように個人運営であれば、その可能性はより高まります。

であれば、最初は安いプランであまりコストをかけずにやりたいというのは、企業でも個人でも同じことです。しかし、あまりにPVが伸びた際に、そのままにしておくわけにもいかないというのも現実です。

カゴヤの7段階プランであれば、最初は月額432円のプランでじっくり運営、PVが伸びて不安定になってきたら月額2,160円で贅沢に運営、予想外の大量アクセスが頻繁に発生するようになったら月額51,840円の最高のプランで…とかなり細かく自由にプランを選択することが出来ます。

最高グレードのグレード7は、スペック的にも金額的にも個人が扱うレベルでは無いと思いますが、サーバー移転しなくともスペックを上げ続けられるのは用途によってはかなり便利だと思います。

まとめ

レンタルサーバー比較まとめそこそこの価格で安定した高速動作を求めるならエックスサーバー
低額でお試ししたいならスターサーバー
将来的なアップグレードを想定するならカゴヤWordPress専用サーバー

予算感や用途によって選択肢が異なると思いますが、通常のWebサイト・Webサービス程度であれば、この3サーバーのどれかを利用すれば、まず間違いは無いと思います。大規模サービスではなく、中小規模のWebサービス・サイトを大量に構築した経験のある一エンジニアの意見です。