ソニッケアー替えブラシ比較レビュー、一番のオススメは「インターケア」
フィリップスの音波式電動歯ブラシ「ソニッケアー」を購入して半年ほど経ちました。(どうでもいいのですが「ソニック」ケア―ではなく「ソニッ」ケアーなんですね)
ソニッケアーは豊富な替えブラシがありますが、各替えブラシの特徴もいまいちわかりずらく、初めて買った人はどれを選んでいいか分からないと思います。
私は3種類を半年使ってみたのですが、実際使ってみて「これはいい」「これは全然ダメ」と言うのがわかってきたので、ソニッケアー替えブラシのわかりやすい特徴、実際の使用感、選ぶ際のポイントをまとめてみました。
初めてソニッケアーを購入して、替えブラシに悩んでいる人は参考にしてみて下さい。
ソニッケアー替えブラシ、全6種の特徴
ソニッケアーの替えブラシは、舌磨き用やキッズ用など特殊なものを除けば基本的に6種類になります。
それぞれ得意分野と言うかメリットがあるのですが、いまいち特徴がわかりずらいので一言でまとめると下記のようになります。
アダプティブクリーン:
側部が唯一ゴム製で歯のカーブにフィットする。ヘッドが大きくカーブ強め。表面積が広いので歯垢除去力は全替えブラシ最強。
ダイヤモンドクリーン:
ひし形形状で黄ばみ、ステインに効果あり?
※「?」としたのは、ヘッドの形状がひし形=ステインに効果と言うのがいまいち意味がわからなかったからです。他の電動歯ブラシ(ブラウンのオーラルBなど)のように、ラバーがついているとかなら分かるのですが…。
インターケアー:
山切りカットなので歯間の汚れに強い。ヘッドは小さめ。
センシティブ:
全替えブラシで唯一毛がやわらかめなので当たりが優しい。知覚過敏、歯ぐきが腫れてる人向き。その代わり、歯垢除去力は全替えブラシ最弱。
ガムヘルス:
歯肉線に沿って磨けるような形状、歯ぐきケアに特化
プラークディフェンス(プロリザルツ):
ベーシック向けブラシ。ヘッドが小さめで唯一片側のみカーブがある。
それぞれに特徴と、強みがあるのが分かると思います。
しかし、単純に歯垢除去力が強いからアダプティブクリーンにすればいいのかと言うと、そうでもありません。
実際に使ってみるとヘッドが大きいことでのデメリットや磨きにくさなどを感じたので、次は替えブラシの選び方について挙げてみたいと思います。
ソニッケアー替えブラシの選び方、重要なのは大きさとカーブ!
私は「アダプティブクリーン」「ダイヤモンドクリーン」「インターケアー」の3種類を使ってみましたが、実際に使ってみて強く感じたのは「カーブが強すぎると磨きにくい」と言う事でした。これは声を大にして言いたい。
ソニッケアーの替えブラシ6種類のヘッドを、横並びで比較してみます。
並べてみると、アダプティブクリーンのカーブが両側に向かってかなりキツめな事がわかります。逆にインターケアーは山切りになっていますがカーブはついていません。
詳しくは後述のレビューで述べますが、実際に何種類か使ってみてソニッケアーの替えブラシは「カーブが少なく、ヘッドが小さいものがオススメ」と言う結論になりました。特に使い始めはカーブが大きいものやヘッドが大きいものは避けた方が良いです。
その条件に合う物を選ぶと、一番のオススメは「インターケアー」、次点で「プラークディフェンス」となります。
「ダイヤモンドクリーン」「インターケアー」「センシティブ」には、ヘッドの大きさを小さくしたコンパクトサイズがあるので、歯ぐきが弱くて電動歯ブラシが痛いと言う人はセンシティブのコンパクトサイズがオススメです。(「アダプティブクリーン」「ガムヘルス」「プラークディフェンス」にはコンパクトサイズはありません)
では何故、カーブとヘッドサイズが大きいと磨きにくいのでしょうか。詳しくレビューしてみたいと思います。
ソニッケアー替えブラシ比較レビュー
アダプティブクリーン
大きなブラシヘッドとカーブが特徴のアダプティブクリーン。
ソニッケアーの謳い文句としては、このカーブが歯列にフィットして隅々までしっかり磨ける、と言うことで、確かに歯の表側を磨く時は確かにぴったりとフィットします。
しかし、歯の裏側を磨く際はこれが致命的な欠点になります。構造上、当然と言えば当然ですが歯の裏側を磨くと真ん中が空洞になり歯にピッタリと密着しなくなってしまいます。
斜めにしたり、少し押しつけるようにして磨けないことは無いのですが、歯ブラシの際に大事な「今ここを磨いている」と言うダイレクトな手ごたえが無く、きちんと磨けているのか磨けていないのか良くわからないと言う状態になります。そのため磨き残しが発生します。
私は毎月歯医者に行ってクリーニングを受けているのですが、アダプティブクリーンを使っている期間は「特に上下前歯の裏側が磨けていない」と指摘を受けました。そのため、アダプティブクリーンはもう使っていません。(インターケアーブラシに替えました)
側部がゴム製なので歯のカーブにフィットする作りになっていますが、ゴム製と言ってもグニャグニャと柔らかい訳ではなく他と比べてみてもほとんど違いが感じられないくらいの固さだったので、ここの効果は良くわかりませんでした。
また、アダプティブクリーンの特徴である「ヘッドの大きさ」ですが、実際に使ってみてこれもデメリットに感じました。
口の大きさにもよると思うのですが、大き過ぎるため口内での取り回しが悪く、カーブがついているのも相まって細かい所をピンポイントで磨くのが難しかったです。
私が使った3種類を比べてみても大きさは圧倒的。(左からアダプティブクリーン、ダイヤモンドクリーン、インターケアー)
相当口が大きい人なら良いかもしれませんが、小柄な男性、女性には大き過ぎるサイズではないかと思います。
また、歯に触れる表面積が約4倍(そのため磨ける面積も4倍)を売りにしていますが、そもそも歯医者などで指導される正しい歯の磨き方と言うのは1本1本を隅々まで磨く事なので、一気に大きな面積を磨けると言うのはあまりメリットにならない(逆に細かい部分が疎かになるので逆効果)ではないかと感じました。
ダイヤモンドクリーン
細めのひし形形状で、コーヒーやたばこなどによるステインや着色汚れをしっかり除去するのが売りのダイヤモンドクリーン。横から見ると、真ん中が少し突起している形状になっています。(写真真ん中がダイヤモンドクリーン)
上にも書いたようにひし形=ステイン除去の意味が個人的にはよくわかりませんが、スリムな形状なので歯の外側は磨きやすいです。ただ、見た目以上にカーブがキツいので、アダプティブクリーン同様に歯の裏側は磨きにくく感じます。
もう一歩特徴があれば良いと思うのですが、特にこれと言ってオススメポイントが見つからない替えブラシでした。
インターケアー
コンパクトなので口内の取り回しもしやすい替えブラシです。
カーブが無いので磨きたいところがピンポイントに磨けるのが一番のメリット。歯の裏側にもしっかりフィットするので、磨き残しが起こりやすい前歯の裏や奥歯の裏も良く磨けます。
山切りカットのブラシ毛が歯間に届きやすいと言う点は使ってみて特に実感はありませんが、総合的に見て使いやすい、細かい部分が磨きやすい替えブラシだと思います。
ソニッケアー替えブラシ、一番のオススメは「インターケア」
使っていくうちにもっと大きいor小さい方がいい、などだんだん自分に合う替えブラシが分かってくると思いますが、ソニッケアーに慣れるまでは小さく、カーブが少なく、口内で取り回しがしやすいものを選ぶことをオススメします。
前述の通り、一番のオススメは「インターケアー」です。
山切りカットが嫌な人は、片側のみカーブがついていますが毛先がフラットな「プラークディフェンス」。
歯ぐきが弱く敏感な言う人は「センシティブ」のコンパクトサイズを選びましょう。
ソニッケアー替えブラシをお得に買う方法
最後に一つ注意点ですが、通販でソニッケアーの替えブラシを購入する場合、たまに「並行輸入品」を見かける事があります。並行輸入品は所謂「偽物」の可能性があるので(実際にそう言ったレビューを良く見かけます)購入する際はフィリップスの公式ホームページや、Amazonのフィリップス公式ストアで購入するようにしましょう。
Amazonのフィリップス公式ストアでは、「Amazon定期おトク便」で購入することでソニッケアーの替えブラシが10%割引になります。定期おトク便と言っても1回のみの注文でもOKです。ソニッケアーの替えブラシは高額なので、こう言った割引を上手に使ってみましょう!