抗生物質と抗菌薬で治す歯周病治療を受けた結果、7日間で歯周病菌とカビが消滅した

最近の研究で、歯周病とは「口の中のカビ菌と歯周病菌の混合感染症」であることが分かりました。

これに対応する治療法として、抗生物質と抗カビ剤(歯磨き粉)を利用することで、歯周病を軽減することの出来る治療法というのがあるということで、対応している歯科医院に行って、実際に治療を受けてみました。

賛否両論の治療法なのですが(しばらく経つと菌が復活してしまうことが多いなど)、実際に体験することで明確な効果を感じた部分もあるので、治療の詳細と自分が感じた効果について、レポートしてみたいと思います。

薬での歯周病治療は保険適用外

効果について賛否両論と書きましたが、そういった治療法なので、保険は効きません。と言っても、そこまで高額な治療費を取られるわけでもありません。

私の場合は3回の通院で、合計1万円程度の費用となりました。歯科医院によって金額設定が異なるので、もっと高い・安いところもあるとは思います。

以下、治療のスケジュールと内容、料金の詳細です。

治療スケジュール、料金

初回

料金:5,000円

・細菌検査
・クロルヘキシジンイリゲーション
→ 歯周病菌の住処となるカビに対する殺菌効果が高い殺菌薬(クロルヘキシジン)を使った洗浄(イリゲーション)
・プラーク(歯垢)洗浄
・投薬
→ アムホテリシン(液体をかける)

余談ですが、クロルヘキシジンは「コンクール」というマウスウォッシュ、歯磨きジェルに含まれています。

参考価格 2,100 円
価格 2,100
商品ランキング 112 位

コンクールF
ウエルテック
参考価格 1,080 円
価格 818 円(24%OFF)
商品ランキング 373 位

初回の診療後、飲み薬(ジスマロック)と高殺菌力歯磨き粉(ハリゾンシロップ)を渡されるので、これで3日間の薬の服用と、1週間の歯磨きを行います。

※ジスマロックと高殺菌力歯磨き粉の詳細は後述

2回目

初回から3日後に通院。

料金:3,000円

・細菌検査
・舌クリーニング
・歯肉マッサージ
・追加の投薬(アムホテリシン?)

初回受信時に撮影した口内細菌の動画と、2回目受信時に撮影した口内細菌の動画を見比べます。

明らかに動き回っている細菌の数が減っているので、逆に怪しく感じたりもしました。

3回目

歯磨き粉が切れてから通院。約1週間後。

料金:2,400円

・細菌検査
・レントゲン
・歯茎の状態の検査
・見える範囲の歯石除去
→ 歯茎の中に歯石がある場合、後日除去(麻酔が必要となるため)
→ 菌を十分減らしたうえで歯石除去することに意味があるとのこと
・クリーニング
→ 着色・バイオフィルム(細菌がフィルム状の層になったもの、虫歯や歯周病の原因、口の中のネバネバ)の除去

口内細菌の様子を再度確認、2回目より更に減ってほとんどいなくなっていました。順調すぎて更に怪しく感じてしまいます

3ヶ月後メンテナンス

細菌検査を再度行い、細菌の増殖が起こっていなければ問題無し。最近の増殖が起こっているようであれば、再度高殺菌力歯磨き粉での歯磨きなどを行うようです。私は細菌の増殖が起こっていなかったため、この治療はそれ以上続けていません。

ただ、半年後?1年後?くらいにまたチェックするとの話があったので、ある程度継続的なチェックは必要なようです。

なお、抗生物質(ジスマロック)は飲みすぎると耐性菌(薬が効かない菌)が出来る可能性もあるため、再度処方する際は期間を空けて処方すると言っていました。

これまでの歯周病治療は間違っている?

これまでの治療は歯磨き指導、歯石取りがメインですが、それでは菌の繁殖を抑えることは出来ず、治ることはありません。また、歯石取りのやりすぎによって、歯が削れたり傷ついたりすることもあります。

歯周病菌は人から移る感染症で、カビ菌(カンジダ)が歯周病の住処になり、歯周病菌を守っているという構造になっています。カビ菌は真菌と呼ばれる病原体で、細菌とは異なります。そのため、歯周病菌とは異なる対策を立てる必要があります。

カビ菌は通常の歯磨き粉に含まれている成分では死なないため、専用の殺菌剤が必要になります。抗生物質で歯周病菌を殺菌するのと合わせて、しっかりカビ菌を除去しないと、根本的な歯周病治療にはなりません。

…というのが、この治療法を推奨する歯科医の見解のようです。私は専門家ではないので、ここからは私が実際にこの治療法を試してみて、実感出来た効果について紹介していきます。

薬で治す歯周病治療の効果

以下が、私がこの治療で実感できた効果です。

・歯茎から血が出なくなった
・ネバネバが減った(バイオフィルム?)
・口臭が無くなった
・歯石ができるのが遅くなった

特に驚いたのが、歯茎からの出血は皆無になったことです。私は歯を磨くたびに必ず出血があったのですが、それが全く無くなりました。出血の減少は、治療の3日目くらいから顕著になってきたので、即効性があるようです。

また、寝起きの口臭の激減にも驚きました。寝起きは誰でもある程度の口臭があるものですが、それが激減しました。どれだけ歯をしっかり磨いても難しいことなので、これは明確な効果だと思います。

なお、この治療法の疑問点として挙げられているのが「菌はそのうち復活するから根本的な治療にはならない」という点ですが、私はこの治療から半年以上経過していますが、今のところ歯茎の出血は皆無の状態が続いていますし、口臭も復活していません。ネットでの情報では、5年経っても菌が復活していない人などもいたので、人(環境)による面も大きいと思います。

※人から感染するので、食器の共有や回し飲みなどの頻度が高ければ、すぐに菌が復活する可能性もあります

ジスロマック(抗生剤)の使用法・注意点

ここからは、私が処方された薬について、歯科医から受けた注意点のまとめです。

歯周病の薬

・1日1回、1回につき2錠、24時間毎に3日間服用
・薬を飲み終えてもプラス4日間くらい効果アリ(そういう作りになっているらしい)
・歯周病は感染症なので、家族やパートナーと一緒に除菌しないとあまり意味が無い
・喫煙すると薬の効き目が悪くなるので、1週間は禁煙推奨

ジスマロックは、主に淋病やクラミジアなどの性感染症の治療薬として使用されている薬です。ジスロマックの代表的な適応症であるクラミジア感染症の治療を例にすると、2g(500mgの錠剤であれば4錠)を1回飲むだけで90%の割合で完治するといわれています。

抗カビ剤(ハリゾンシロップ)の使用法・注意点

歯周病歯磨き粉

・歯ブラシは薬専用を用意すること(新品)
・2分間づつ、薬を塗りつけるように上下の歯を磨く
・最後に何もつけずに仕上げ磨き
・他の歯磨き剤は使わない
・1週間は食後3回欠かさずに続けること
・カンジタアルカンビスと言うカビと、微細な細菌は繁殖力が強いので1回でも欠かすとすぐに元に戻る
・歯磨き中に飲みこんでも体内には吸収されずにほとんど排泄されるので問題ない

ハリゾンシロップは歯磨き粉ではなく、小児用の医薬品です。一般的には、消化管におけるカンジダの異常増殖の治療に利用される薬です。

その強い殺菌力から、歯ブラシに付けて歯磨き粉代わりに使うことで、口内のカビ菌を殺菌するという用途のようです。

また、調べてみると「ぺリオバスター」と言う歯磨き粉を利用するケースもあるようです。ぺリオバスターの方が殺菌力には劣るものの、歯科専売品ではあるものの、歯磨き粉として商品化されているため、治療期間終了後も利用できるのがメリットになります。

ぺリオバスターは通販などでは買えず、歯科で購入するしかない歯磨き粉なので、欲しい方は歯科に行く必要があります。

薬での歯周病治療を受けてみて

歯周病菌は感染症のため、一回殺菌したら一生歯周病にならないというようなものではありません。また、既に後退してしまった歯茎が完全に戻るかどうかはわかりませんし、歯石が付けば取る必要は出てきます。

しかし、実際にやってみて、歯茎からの出血が無くなったり、口臭がほとんどなくなったという点だけ見ても、一回やってみるだけの価値はあると感じました。また、この治療をきっかけに色々調べることが出来たので、「ぺリオバスターを入手して半年に一回くらいはカビ菌除去をやってみよう」とか、「風邪などで抗生物質をもらうことがあったら、合わせてカビ菌の除去もやってみよう」とか、口内環境に関しての意識が高まったのが良かったと思っています。

取り扱っている歯科も結構あるようなので、今までの歯周病治療で効果が感じられない人や、歯茎からの出血が多くて悩んでいる人は、一度試してみても良いのではないかと思います。

参考価格 2,100 円
価格 2,100
商品ランキング 112 位

コンクールF
ウエルテック
参考価格 1,080 円
価格 818 円(24%OFF)
商品ランキング 373 位