個人事業主・フリーランスはUR賃貸で節税できる!驚きのメリットを紹介

私は自宅で仕事をする個人事業主なのですが、UR賃貸に引っ越して結果的に大きな節税ができました。

私の場合、引っ越す際にあえてUR賃貸を探していた訳ではなく、たまたま住みたい場所で空いていたのがUR賃貸だったのですが、契約をしてからUR賃貸には個人事業主にとって絶大なメリットがある事に気づきました。メリットはいくつかあるのですが、一番大きなメリットが節税効果です。

収入によりますが、人によってはかなりの額が節税できる可能性のあるUR賃貸。個人事業主の人は検討してみて下さい。

UR賃貸は家賃の前払いができる(1~10年分)

契約の際に知ったのですが、UR賃貸は1~10年分の家賃の前払いができます。

これがどういう事かと言うと、家賃を経費に計上している個人事業主の場合、1~10年分の家賃を一気に経費に入れることができます。

家で仕事をしていて仕事場を自宅兼用としている場合、家賃は一定の割合で按分して計上している人がほとんどだと思います。仮に家賃20万円で家賃按分が30%の場合、1年間の家賃を前払いすると72万円の経費が計上できる計算になります。

1年住めばどうせ1年分の家賃を経費として計上するので先払いでも前払いでも変わらないように思えますが、引っ越しのタイミングによっては家賃の前払いは意味があります。仮に引っ越したのが7月だった場合、それまでの家賃も経費に計上するはずなので1年間の家賃を前払いすることでその年の家賃計上は1.5年分となります。2年前払いすれば2.5年分、3年前払いすれば3.5年分と自分の好きな分だけ増やすことが可能です。

先に経費が計上できることの何がメリットなの?そんなに現金が出ていくと困るんじゃない?と思う方もいるかもしれませんが、家賃の前払いは状況によっては絶大な節税効果があります。

例えば今年は売り上げが非常に大きく払う税金も多い、でも来年はそれほどの売り上げが見込めない、と言うケースでは非常に有効です。具体的に計算してみましょう。

【ケース①家賃を均等に払う】
今年の売り上げ100万円-家賃按分36万円=課税収入64万円
来年の売り上げ10万円-家賃按分36万円=課税収入-26万円
→2年間の課税収入64万円

【ケース②家賃を前払いする】
今年の売り上げ100万円-家賃按分72万円=課税収入28万円
来年の売り上げ10万円-家賃按分0万円=課税収入10万円
→2年間の課税収入38万円

かなり極端な例になりましたが、1年間の家賃前払いをしたことで、課税収入に30万円近い差がでることが分かります。これが2年分、3年分となるとそれだけ経費に乗せられる額が多くなります。

ポイントは、売上<経費の赤字状態になった場合に赤字分の経費が無駄になると言う所です。これなら売り上げがあった時に経費を乗せて課税額を少なくした方が良かった、となりますよね?

要するに家賃の前払いは経費の前借りになります。毎年収入が一定な人に節税効果はありませんが、

・今年は売り上げが多いが来年は少なくなる予定
・来年は大きく経費を使う予定がある

と言う人には大きな節税になります。

個人事業主・フリーランスでは、毎年の収入が安定していると言う人は少なく、年によって増減がある人の方が多いのではないでしょうか?また、IT系の仕事の場合はもともと経費が少ないため、家賃按分は経費の中でも大きな割合になると思います。売り上げに応じて大きな金額の経費を乗せる事ができると言うのは、特にIT系の個人事業主・フリーランスにとって大きなメリットになります。

UR賃貸は無職・収入ナシでもOK!

個人事業主・フリーランスの人が不安になるのが「会社勤めをしてなくても賃貸住宅が借りられるのか?」と言う点です。

今回、フリーランスの個人事業主になってから初めて賃貸住宅の契約をしたのですが、UR賃貸は1年間の家賃を前払いすれば今の属性は一切問われません。無職でも、収入ゼロでも、何の問題もなく部屋を貸してくれます。保証人も必要ありません。

UR賃貸でも基本的には「家賃額の4倍の月収を、前年分の源泉徴収票や本年度の課税証明書などで証明する」と言うルールがありますが、例外として家賃を前払いすることで入居が認められます。会社勤めをしていなくても全く問題ありません。その辺りは別の記事に詳しく書いたので、そちらを読んでみて下さい。

UR賃貸の入居条件について詳しくはこちら

UR賃貸は個人事業主・フリーランスなど会社員でなくても家賃の前払いさえできれば即入居できる、良心的な賃貸と言えるでしょう。

UR賃貸は都心・駅近物件が少ない

メリットの多いUR賃貸ですが、デメリットもあります。
それは、アクセスの良い都心の一等地(駅近など)にはそもそもUR賃貸が無い、と言う点です。

UR賃貸の公式サイトで見てもらえれば分かるように、UR賃貸は都心部からはやや離れたエリアや駅から遠い物件が多いです。都心の一等地にあるUR賃貸もごく少数存在しますが、競争率が高くまず空きが出ません。

ここで強みがあるのが個人事業主・フリーランスの人たちです。
個人事業主・フリーランスで自宅で仕事をする場合、会社に通勤する必要がないため、都心へのアクセスはさほど重要にはなりません。たまに仕事で都心に出る用事があるとしても、毎日の通勤がない分、住居は多少離れていてもOKと言う人が多いのではないでしょうか?

私も以前は山手線内に住んでいましたが、フリーランスになり会社通勤の必要がなくなったので、高い家賃を払って都心部に住む必要はないと考えてUR賃貸に引っ越しました。東京都内では郊外と言われるエリアですが、それでも新宿まで40分程度で行けるので、不便を感じることはありません。当然、山手線内に住んでいた時より家賃は格段に下がりました。

住居は都心部にこだわらない、と言う人にとってUR賃貸は魅力的な選択肢の一つになると思います。

UR賃貸は「相手のスケジュール」で引っ越しが起きる

UR賃貸は都心部に少ないと書きましたが、それでもどうしても都心部のUR賃貸に住みたい場合、UR賃貸には「順番待ち」ができるシステムがあります。手順としては、狙ってる地域のUR賃貸センターに行って、住みたい物件の順番待ちの申し込みをして、あとは連絡を待つだけです。

UR賃貸住宅の順番待ち・予約方法について詳しくはこちら

この「順番待ち」システムですが、もし仮に狙った物件に空きが出た場合、すぐに引っ越さなければいけません。そして当然、住みたい物件がいつ空くかは分かりません。夏に引っ越したいと思っていても冬になるかもしれませんし、来年の春になるかもしれません。全てはタイミング次第です。

空きが出た場合、速やかに契約の手続きや引っ越しの準備をしなければいけないので、普通のサラリーマンではスケジュール的にやや厳しいかなと思います。その点、比較的時間が自由になる個人事業主・フリーランスの人は「住みたい物件の順番待ちをしてゆっくり待つ」と言う戦略が取れるため、より希望の物件に住みやすいと言えます。

UR賃貸は安い?

最後に、UR賃貸は安いと言われていますが、実際に住んでみてどうなのかをお伝えしたいと思います。

まず、私が住んでいるエリアの家賃相場から見てUR賃貸は単純な家賃の金額は高めです。
同じエリアの同条件の物件と比較した場合、相場と比べて1割ほど高いかなと思います。

では「UR賃貸は高い」のかと言うと、そうも言えません。
まず、UR賃貸には礼金・更新料・仲介手数料が必要ありません。
最近は礼金を取らない物件も多いですが、礼金1/仲介手数料1の物件と比較した場合、2ヶ月分の家賃が浮きます。
また、2年ごとに家賃1ヶ月分の更新料がかかるケースが多いですが、これも不要のため長く住めば住むほどお得になります。

UR賃貸はその他にも、色々な家賃割引サービスがあります。
35歳以下、入籍予定及び入籍後1年以内のカップル、18歳未満の子を扶養している世帯などは、3年間家賃を20%減額など家賃が割引になります。これが利用できればかなりお得に住めるのではないでしょうか?

UR賃貸の割引について詳しくはこちら

実際に住んでみて分かったことですが、UR賃貸は住居のメンテナンスがかなりしっかりしています。
まだ住んで半年ほどですが、この半年で住居内の火災報知器の取り換えや水道管の清掃など、かなり手を入れてメンテナンスしてくれています。今まで住んだ民間の賃貸物件で、ここまで定期的にメンテナンスしてくれた物件はありません。

もともと、今住んでいる物件は立地も良く、内装もかなり綺麗なため一目見て気に入ったのですが、住んでみてからもここにして良かったなと思っています。

もちろん、冒頭に挙げた節税効果もありがたいですが、住居としてのレベルが高く、大変満足しています。
同じように、個人事業主・フリーランスで引っ越しを検討している人は、UR賃貸も候補に入れてみてはいかがでしょうか?