東京で高級賃貸タワーマンションに住んで分かった実際のメリット・デメリット

2018-09-12 2018-09-13

東京都内で賃貸のタワーマンションに引っ越しました。

場所は山手線沿線、階数は30~40階の間、家賃は2LDKで30万円以上と高級賃貸の部類に入る物件だと思います。

もちろん予算オーバーですが、今回は「どうせなら死ぬ前に一度くらい高級タワーマンションに住んでセレブっぽい生活してみたい」と思い切ってタワーマンションに引っ越しました。

はじめてのタワーマンションだったので、入居前はどんな生活になるのか予想がつかなかったのですが、しばらく住んで大体のメリット・デメリットが分かってきたので「高級タワーマンションは家賃だけの価値があるのか?」実際に住んで感じたポイントを語ってみたいと思います。

タワーマンションに住んで実感したメリット

まずはタワーマンションに住んでみて感じたメリットです。
良く聞く「夜景はすぐ飽きる」は本当か?も含めて、実際に生活をして感じているメリットを挙げてみます。

交通の便が最高

東京都内のタワーマンションは大まかに「都心部」と「湾岸地域(晴海・勝どき・豊洲等)」「郊外エリア(武蔵小杉等)」に分かれますが、都心部のタワーマンションに住んだ場合、当然ですが交通の便は最高です。

今回はじめて山手線の内側に住んでみたのですが、どこに行くにもとにかく近い。
交通の便は住む駅の「路線」に左右されると思っていましたが、物理的な距離が近いのでどう行っても早いです。なんなら歩いて行ける。

どこからも物理的な距離が近いのはタクシーを頻繁に使う人にもメリットが大きいですね。飲みの席や接待の多い職種の場合、帰りがかなり楽になり睡眠時間が増えます。私はタクシーは使いませんが、よく歩く人間なので徒歩で遊びに行ける範囲がめちゃくちゃ広がりました。自転車通勤もしやすいです。

これはタワーマンションに限った話ではありませんが「山手線の内側は正義」を実感しました。引越して一番メリットを感じている部分でもあります。

景色が良い

タワーマンション=夜景、みたいなイメージがありますが、その通りです。景色はめちゃくちゃ綺麗です。夜だけでなく、昼間も良い。晴れ渡った空の下、都内を一望できるのはかなりの解放感があります。

よく「タワーマンションの夜景なんて3日で飽きる」みたいな話を聞くのですが、正確には飽きると言うより見なれてしまうので、普段の風景になります。

最初に部屋に入った時は「うお~~~~すげえ~~~~!!!」みたいなテンションでしたが、今はその感覚は無くなってます。

窓からの景色(見る方向)は完全に固定されていて毎日同じなので「部屋の中に大きくて綺麗な絵がある」状態をイメージしてもらうと分かりやすいかなと思います。毎日見ているので生活の一部として他の家具や家電と同じ感覚で馴染んでしまっている、そんな印象です。慣れはありますが景色が綺麗なことに変わりはないので、毎日「綺麗だな~」と思いながら眺めてます。

ただ、後述しますが、景色が見えやすいように「壁全体が窓」のような設計になっている部屋は夏はめちゃくちゃ暑く、昼は遮光カーテン閉めっぱなしになります。

室内が最新設備

比較的新しく高級系のタワーマンションの場合、最新の室内設備はだいたい揃っています。食器洗浄機、ディスポーサー、浄水器、浴室乾燥機、うちのマンションでは浴室にミストサウナまでついています。

タワーマンションメリット

今まであまり設備が充実していない古い物件にしか住んだことがなかったので、室内設備に関しては確実に生活の質をアップしてくれています。賃貸なので自分でメンテナンスする必要がなく、定期的なメンテナンスにより、故障などのトラブルにも対応してもらえています。

照明は全て天井に埋め込まれており、床材や壁紙なども明らかに高級な材質を使っているので、内装に関しては何もしなくてもオシャレンティーな部屋が勝手に出来上がってしまうというマジックが起こり、分かりやすく満足感が高い部分です。トイレや浴室などは汚れがつきにくい、乾きやすくカビが生えにくいハイテク素材を使っているので掃除が楽と言うメリットもあります。

併設の施設がついている

これはタワーマンションによりけりですが、マンション内にジムやゲストルーム、キッズルームやパーティルームなどが併設されているケースがあります。プールつきのタワーマンションなんてのもありますね。

「実際使ってるの?」と聞かれることがありますが、ジムにはたまに行きます。月額料金もいらない、思い立った時に部屋からフラッと行けるのはやはり便利です。しかし、マンションの施設はスポーツクラブの設備には劣りますし、スポーツクラブやトレーニングジムに通っている人にとって「代わりになるか」と聞かれると答えはNOです。日ごろ運動不足の人がちょっとランニングをするとかの目的には良いと思います。

子供がいなければキッズルームの出番はないですし、そんなに頻繁にパーティをする人もいないでしょうから、不要な施設については正直もったいないなと思う部分もあります。どの併設施設も「このために引越す」と言うほどのメリットは感じないので、あったら嬉しいくらいに捉えておくのがいいのかなと思います。

虫がいない

「タワーマンションにはゴキブリがいない」と聞きますが、これは本当です。引越してからゴキブリに遭遇していません。小さい羽虫はたまに部屋の中にいます(どっから入ってきたんだ?)。蚊は軽いのでタワーマンションでも上がってくる、と聞いたことがありますが、今のところ一度も遭遇していません。そもそも最近蚊自体をあまり見ない気もしていますが…。

ベランダに一度だけハトと蝉がやってきたことがありますが、それ以外の生物には出会ったことがありません。タワーマンション、虫嫌いにはオススメできます。

ベランダに洗濯ものは普通に干せる

タワーマンションのデメリットとして「ベランダに洗濯ものが干せない」と聞きますが、全然干せます。

入居の際に一応「ベランダに物は置かないで下さい」と言われましたが「洗濯物は干せないんですか?」と聞いたら「それはまあ…みなさん干してますけどね(笑)」みたいな反応だったので、規則としてはダメだけど暗黙の了解としてOKと言うことでしょう。

最初は風が強くて洗濯物が吹き飛んでしまうのでは!?とビクビクしていましたが、ベランダが広く奥まっているので、逆に雨が吹き込まず雨が降っても濡れません。ベランダがないタワーマンションは室内干しになりますが、ベランダのあるタワーマンションなら洗濯物は問題なく干せると思います。我が家はベランダが広く日差しもよく当たるので、洗濯事情はむしろ引越し前より快適です。

荷物をあずかってくれる

うちのマンションにはコンシェルジュがいるのですが、不在の時は代わりに荷物を受け取ってくれます。最近は引越す際に宅配ボックスは必須!と言う人も増えましたが、コンシェルジュなら宅配ボックスにはいらない大きい荷物も預かってくれるので、不在がちな人にとっては嬉しいメリットだと思います。代引きの場合も、お金を預けておけば代わりに受け取ってくれます。

セキュリティは万全

これもそのタワーマンションによりますが、私の住んでいるマンションでは部屋に行くまでに鍵をタッチしないと開かないセキュリティゲートや作動しないエレベーターがあります。来客も入口のコンシェルジュを通す必要があり、誰かが勝手に部屋の前まで到達するのは不可能です。

私は一般人なのでセールスが来ないくらいしかメリットがありませんが、芸能人やストーカー被害に悩んでいる人などは重視するポイントだと思います。

タワーマンションに住んで実感したデメリット

次にタワーマンションに住んで感じたデメリット。予想通りのものもあれば、住んでみてはじめて気付いた点もあります。物件によりけりだとは思いますが、参考にしてみてください。

家賃が高い

これを言っては身も蓋もないのですが、普通のマンションに比べて家賃は高いです。中でも高級系のタワーマンションはアホかと思うくらい家賃が高いです。

景色・セキュリティ・設備と引き換えにして妥当な金額か、と言われると正直微妙かなと思います。

窓がでかいので暑い

住んでみて気付いたデメリットとして、日中はめちゃくちゃ暑いです(もちろん部屋の向きによると思いますが)。

景色を楽しむために壁一面が窓になっており、夜明け~日暮れまで光を取り込みまくるので、夏はサウナ状態になります。あと紫外線を浴びまくるので、引越し直後にカーテンが無かった一週間でシミが増えました。

結果的に、一級遮光の分厚いカーテンを昼間は閉めっぱなしという生活をしています。夜景は楽しめますが、昼間の景色は気分転換にベランダに出る時か、洗濯物を干す時くらいしか見てません。

窓が開けられない(換気が出来ない)

個人的に一番不満に思っている点がこれ。
タワーマンションは高層階のため、メインとなるリビングの窓を開けられないケースが多いです。我が家も寝室にベランダがついていますが、リビングの窓ははめ殺しになっていて開きません。

これの何が困るかと言うと、換気ができずに空気や匂いが籠ることです。
もちろん24時間換気システムになっているので換気自体はしてくれているのですが、梅雨時に空気を入れ替えたいとか、サンマを焼いて部屋中が魚臭いとか、そう言う時に窓を全開にしてバーッと空気の入れ替えができないのが地味にストレスです。

前に住んでいたマンションが風通しの良い物件だったので、なおさら不便に思うのかもしれません。

傷や汚れに気を使う

タワーマンションと言うより高級賃貸のデメリットですが、入居の際にかなりの敷金を取られます。
そのおかげで自分も新築レベルの綺麗な部屋に住めているのですが、クリーニング前の内見の際に目で見えないくらい小さな傷にも印が付いているのを見てビビりました。

前の賃貸物件はもともとボロかったので気楽だったのですが、今の物件はあまりに綺麗にされているため少しの傷でもつけてはいけない!と生活にかなり気を使います。

エレベーターに時間がかかる

これも良く言われるタワーマンションのデメリットですね。武蔵小杉のタワーマンションなんかはエレベーター&駅の混雑が悲惨だとニュースにもなった記憶があります。

エレベーターの台数にもよると思いますが、私が住んでいるタワーマンションではそこまでひどい待ち時間と言うのは経験していません。土地柄によるのかもしれませんが、今住んでいるマンションは住民に「普通のサラリーマン」が少ない気がしているので、それも原因のひとつなのかもしれません。武蔵小杉のようなファミリー向けの土地の場合は、もっと渋滞が起きそうです。

待ち時間はそこまで気にならないのですが、エレベーターの上下にかかる時間(めんどくささ)はデメリットとして感じています。マンションを出た瞬間にスマホやカサを忘れたことに気付いた時の絶望感はなかなかです。

住民の質

ファミリー向けではない、都心部の高級タワーマンションの特徴として、住民に外国人が多いと言うことが挙げられます。賃貸マンションなら投資用&民泊用として購入する人がいないから外国人入居者は少ないだろうと思いきや、賃貸でも外国人の入居率は一般のマンションより明らかに高いです。仕事ができるビジネスマン風の外国人もいますし、全身をブランドで固めた何をしているか良くわからない謎の外国人(とくにアジア系が多い)にも良く遭遇します。あの人たちは何の仕事をしているんだろう…。

ゴミ出しや共用施設などマンションのルールを守らない住民がいるため、トラブルになる事が多いようです。うちのマンションでもよく注意の張り紙がされています。ゴミステーションには毎日清掃が入るのであまり気になったことはありませんが、マンションの管理レベルによってはデメリットを感じることがあるかもしれません。

住環境は選ばないと悲惨

新宿・麻布十番・六本木など、東京都の代表的な都市のど真ん中に住めると言うのはものすごい事ですが、場所によっては近くにまったくスーパーがないタワーマンションもあります。

俺は毎日外食だから問題ないぜ、と言う人は別ですが、普通の生活をする場合は生活が成り立たなくなる可能性もあるので周りの住環境は良く確認しておきましょう。実際に、見に行ったタワーマンションの中にはそう言う物件がいくつかありました。新宿西口側などは、住環境としては相当厳しいと思います。

次の引越しでまたタワーマンションに住むか

正直「1回住めばもういいかな」と思っています。
確かにオシャレ、便利、夜景も綺麗なのですが、何にもまして家賃が高すぎると言うのが最大の理由です。また、「私には合わなかった」というのも大きな理由になります。

例えば、タワマンには基本的にコンシェルジュが常在しているものですが、私の生活にはコンシェルジュを利用する機会がそもそも存在しません。英語が話せるとか、タクシーを呼んでくれるとか、来客の対応をしてくれるとか、色々なサービスがあると聞いていますが、「そういったサービスを生かすような生活をしていない=高級賃貸の想定する住民層と自分の生活レベルが合っていない」のが原因かなと思います。一言で言えば自分にはオーバースペックな物件でした。

とは言え、タワマンに住んでみて後悔しているかというとそんなことは無く、「経験としては良かったな」と思っています。住んでいて満足感は高いですし、最新の設備がモリモリなのは快適ですからね。ただ、次もこの家賃を払ってまで住みたいかと言われると「普通の物件で充分満足かな」と思います。

タワーマンションと行ってもピンキリです。見に行った物件の中には階数は高いけど内装はまるっきり昭和のマンション、と言う所もありましたし、団地か?みたいな物件もありました。一概にタワーマンション=高級、ではないので、眺めが良いところに住みたいだけであれば選択肢はかなりあると思います。

まずは譲れない条件をハッキリさせて、いらない条件はスッパリ捨てると、良い物件が見つけやすいと思います!

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