画像1枚で親でも分かる、LINEPayの使い方

LINEPayを毎日活用しています。

他のキャッシュレス決済も色々と利用しているのですが、中でもLINEPayはチャージ・支払いの仕組みがダントツで分かりにくい!
自分でも理解するのにだいぶ時間がかかったので、画像一枚で分かるよう、使い方を簡単に解説してみました。

また、ニュースなどでキャッシュレスの話題が多く取り上げられ、親世代から「LINEPayってやつ使ってみたい」と言われる機会もあると思いますが、若者ですら理解しにくいLINEPayの仕組みを親世代に説明するのは困難を極めます。
そんな「親世代」にも分かるよう、できるだけ簡単にシンプルにLINEPayのチャージ方法と支払い方法についてまとめました。

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LINEPayの使い方はなぜ分かりにくいのか

LINEPayの使い方は他のキャッシュレス決済に比べてなぜこんなに分かりにくいのか。
それは、LINEPayが「チャージ方法も、支払方法も複数ある」からです。

例えばPayPayであればクレジットカードを連携させれば、それだけで面倒なチャージをせずにすぐに使えます。支払方法も「レジでスマホの画面を見せてバーコードかQRコードを読み取ってもらう」と言う一つの方法しかないのでシンプルです。

しかし、LINEPayの場合、残高のチャージ方法も支払い方法も複数あり、何がどんな決済方法なのか分かりにくくなっています。
まずはLINEPay全体の構造をばっくりと把握しておくと、LINEPayのチャージと支払いの仕組みが一気に分かりやすくなります。

画像1枚で親でも分かる、LINEPayの仕組み

まずは画像をご覧ください。

LinePay使い方

はい、この画像が全てです。
なんとなくお金の流れのイメージはできたでしょうか?

基本的には真ん中のお財布にお金をチャージして、それを色々な方法で使っていく。そう言う流れです。
それぞれについて詳しく説明していきます。

LINEPayのチャージ方法

LINEPay含めキャッシュレス決済の場合、まずキャッシュレスのお財布にお金をチャージします。
ここで言うお財布とは、あくまでバーチャルな架空のお財布のことです。
画像で言うと、上の銀行・コンビニから、真ん中のLINEPayのお財布にお金を移します。

LINEPayの場合は、銀行を登録して銀行からチャージする、コンビニのレジで支払ってチャージする、コンビニのATMでチャージするなどの方法があります。クレジットカードからのチャージはできません(オートチャージも銀行口座から)。

LINEPayチャージ方法

ひとつひとつのチャージ方法については詳しい手順をスクリーンショット付きで解説しているサイトが山ほどあるのでここでは割愛します。とにかく何らかの方法でお金をLINEPayにチャージする、とだけ覚えておいてください。

LINEPayの支払い方法

どちらかと言うとこちらの方が難関です。
LINEPayでは、他のキャッシュレス決済にはない支払い方法がいくつかあるので、ここで躓く人が多いと思います。それぞれについて、詳しく解説していきます。

LINEPayのコード決済

まずは一番簡単なコード決済から。
これは、他のキャッシュレス決済と同じく、レジでスマホの画面に表示されるコード(バーコード・QRコード)を見せて、コードを読み取ってもらい支払します。

※画像はLINEPay公式サイトより

一番使いやすく、シンプルな支払方法です。

LINEPayのプラスチックカード

ここからがLINEPay独自の支払い方法です。
LINEPayでは他のキャッシュレス決済と違い「LINEPay支払いのクレジットカードを作れる」と言う利点があります。

キャッシュレス決済と言うとスマホの画面上でのやりとりが基本ですが、LINEPayのプラスチックカードは一般的なクレジットカードと同じく現物のプラスチックカードです。LINEPayの画面からプラスチックカードの発行手続きをすると、郵送でプラスチックのクレジットカードが送られてきます。発行に際して料金や年会費はかかりません。

LinePayプラスチックカード

一般的なクレジットカードと違い、審査などがなく誰でも発行でき、支払いは自動的にLINEPayの残高からリアルタイムに引き落とされます。後払いのクレジットカードではないので、クレジットカード番号のあるチャージ式のプリペイドカードと言うイメージが近いと思います。あくまで支払いに使うだけなので、残高は上記のチャージ方法で銀行などからチャージします(チャージ残高の金額までしか使えません)。

このLINEPayのプラスチックカードは、キャッシュレス民に大変な衝撃を与えました。
理由は、クレジットカードであればどんな店でも使えるからです。

基本的に、キャッシュレス決済と言うのは「対応している店」でしか支払いができません。
PayPayであればファミマとローソンは使えますが、セブンイレブンはPayPayに対応していないので使えません。普段使っているスーパーや飲食店など出費が多く使いたい店も、店側が対応していない限り、使うことができません。

しかし、LINEPayカードはJCBのクレジットカードなので、JCBのクレジットカードで支払いができる店であればどこでも使えます。
LINEPay対応の店は少なくても、クレジットカード対応の店は世の中にごまんとあります。
クレジットカードが使える店ならどこでもLINEPay支払いができる(のでLINEPayの20%還元が受けられる)」ことで、劇的に使える店舗が増えました。

キャッシュレス決済は、利用できる店舗が限られることがデメリットですが、LINEPayのカードを発行すれば、いつもいくあのスーパー、割引しない百貨店、日常的に使うガソリン代などなど、なんでも20%還元が受けられる!と、キャッシュレス界隈ではちょっとした祭りになりました。発行しておいて損はないと思います。

LINEPayのバーチャルカード

前述のLINEPayのプラスチックカード、欲しいですよね。お財布に1枚入れておけば、JCBクレカ対応の全ての店でLINEPay決済ができます。
すぐ発行手続きをしたいのはやまやまなのですが、ここでひとつ注意点があります。

LINEPayのプラスチックカードを発行手続きすると、その代わりにLINEPayのバーチャルカードが使えなくなります。

LINEPayのバーチャルカードってなんぞや?と言う話ですが、LINEPayのバーチャルカードは、仮想のLINEPayのプラスチックカードです。LINEPayの画面上で表示することができます。

LINEPayバーチャルカード

プラスチックカードが発行までに数週間かかるのに対し、バーチャルカードはリアルタイムですぐに発行されます。いま使いたい!と思ったらその場ですぐに発行できます。

バーチャルカードはリアルカードと違い店舗で使うことはできませんが、オンライン決済で使用できます。
アマゾンや楽天などオンラインで買い物した時に、支払いにクレジットカードを選ぶとクレジットカード番号などを入れますよね?あれに使えます。

今までキャッシュレス決済では「対面での支払い」がデフォルトでした。
コンビニのレジなどでバーコードをピッと読み込んでもらう。その支払い方法しかありませんでしたが、LINEPayはクレジットカード番号が発行できることで、オンラインの買い物にも使えるようになっています。ここが今までのキャッシュレス決済に無かった斬新なところです。

基本的にプラスチックカードを発行した方が、店舗でもオンラインでも使えて良いのですが、現在開催中のペイ得キャンペーン(20%還元)で使いたい人は、プラスチックカードを発行しても間に合わないのでバーチャルカードを使用することになります。

一応、プラスチックカードの発行依頼中でも1時間だけロックを外してバーチャルカードを使用することもできます。
ただ、オンラインの買い物の場合、注文してから決済までにタイムラグがあるのでそのタイミングに合わせてピンポイントでロックを外すのはなかなか難易度が高いかと思います(先日アマゾンで注文した時は、決済までに3時間ほどのタイムラグがありました)。

ペイ得キャンペーン中は、とりあえずバーチャルカードでクレジットカード番号を発行してオンラインの買い物に使い、ペイ得キャンペーンが終わったらプラスチックカードを発行すると良いと思います。オンライン限定とはいえ、20%還元はお得なのでじゃんじゃん使いましょう。

LINEPayのタッチ決済(クイックペイ)

最後にして最大の難関。それがクイックペイです。だいぶ理解しずらいと思うので、頑張ってついてきてください。
クイックペイは店頭のレジでスマホやカードをタッチして決済する電子マネーですが、LINEPayではクイックペイと連携してクイックペイの支払いをLINEPayで行うことができます。

ちょっとめんどくさくなってきましたね。
クイックペイはクイックペイで、電子マネーなので何らかのチャージが必要なのですが、そのチャージ先をLINEPayにできる、と言えば分かりやすいでしょうか。クイックペイで支払うと、LINEPayの残高から引き落とされるようにできる、と言うことです。これもカードと同じく、LINEPayにチャージしてある金額以上は使えません。

これの何がすごいかと言うと、LINEPayのリアルカード・バーチャルカードと同じく、使える店が劇的に増えるという所です。LINEPayは使えないけど、クイックペイなら使えるよ、と言う店はたくさんあります。そう言った店でLINEPay払いができる=20%還元が受けられるのが、LINEPayクイックペイの利点です。

それならリアルカードの方が使える店が多くね?と思うかもしれませんが、前述のようにリアルカードの発行には時間がかかり、バーチャルカードは店頭では使えません。普段使う店でいますぐ(キャンペーン中に)使いたい、と思ったときに、クイックペイはありがたい選択肢になるのです。

ただし、LINEPayのクイックペイはタッチ決済(スイカのように、店頭のリーダーにタッチして支払い)なので「おサイフケータイ」対応のスマホでないと使用できないのがデメリットです。また「GooglePay」を使用するのでiphoneでは利用できません。Androidスマホ限定です。オーマイガッ!
一応現在準備中とのことなので、次に何らかのキャンペーンがあるまでには、何とかiphone(ApplePay?)に対応して欲しいところですね。

さて、クイックペイをLINEPay払いにする方法ですが、これがめちゃくちゃ分かりにくいです。

・「おサイフケータイ」と「GooglePay」のアプリをインストール
・LINEPayのメインメニューから「QUICPay」を選択
・「GooglePayに登録」を押すとGooglePayにLINEPay支払いのクイックペイが追加される

これだけ書くと全然分かりにくくなさそうなのですが、初めて設定した時はどこに何があるのか、どう連携させるのかチンプンカンプンだったのでかなり迷いました。

ちなみに、LINEPayクイックペイを使用するには前述のリアルカードかバーチャルカードを発行しておく必要があるので、まだ発行していない人は先に発行しておきましょう。

キャッシュレス決済はこれからさらに盛り上がる

余計な説明をせずに、できるだけシンプルに説明したつもりですが、LINEPayのチャージ方法・支払い方法についてなんとなく理解して頂けたでしょうか?
私自身が親に「なんとかペイ使ってみたい!」と言われて説明に苦心したので、画像を使ってイメージから先に説明してみました。

政府もキャッシュレス決済を進めており、3月最終週の金曜日にはキャッシュレスフライデーも開催されるので、これからさらにキャッシュレス決済がメディアに取り上げられることも増えると思います。キャッシュレス決済デビューしたい人や、私と同じく親への説明に苦労している人に役立てて頂けたら嬉しいです。