【宿坊】御岳山 静山荘で滝行してきた Part2

Part1の続きです。

前回は静山荘までのアクセス、御岳山の観光スポット(?)などをお伝えしましたが、今回は旅の主目的「滝行」や静山荘内で行われる「瞑想」「クリスタルヒーリング」等について詳しく書いていきたいと思います。

Part1はこちら

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宿坊 静山荘の夕食

武蔵御嶽神社まで行って、戻ってくると夕食でした。

御岳山は急こう配で移動に体力を使うので、もう夕食の時間にはお腹がペコペコになっていました。
しかしここは宿坊。
やはり質素な精進料理的な何かが出てくるのだろうとかんがえていたのですが
夕食

あれ!なんか結構豪華!?
私の大好きなお酒は流石にありませんが、ペコペコなお腹を満足させるに十分な量のおかずが揃っています。

ホームページにも「川魚、塩焼、刺身、山菜、煮物など、きっと御満足いただける内容です」と書いてあるように、食事に関しては特に質素にというコンセプトではないようです。
ごはんはお代わりし放題。イヤァッホォォォ!!と存分に食らいつくしました。

旅の目的「非日常体験をしよう。出来れば厳しいやつ。」はどこに行ってしまったのでしょうか。

瞑想・クリスタルヒーリング

食事の後、しばらく休憩を挟んだのち「瞑想・クリスタルヒーリング」の時間がやってきました。
瞑想のやり方について簡単な指導を受けたのち、各々瞑想を行い、クリスタルヒーリングに入りました。

クリスタルヒーリング

水晶の鉢のようなものを布を巻いた棒のようなもので擦っていくご主人。
大きさの違うそれぞれの鉢が共鳴をおこし、段々とどこで音がなっているのかよくわからないような感覚に陥ってきました。

リラックス効果が高いのか、次々と眠り始める参加者。
私も途中で寝落ちしましたが、私が落ちる前に既にかなりのいびきが聞こえていたので、かなりの人数が寝てしまったのだと推測できます。
私は警戒心強いためあまり人前で熟睡することはなく、わずかな物音でも目が覚める体質だったので自分がわずかな時間とはいえ熟睡していた事に少し驚きました。

ご主人の話

終了後、神主としてのご主人から色々な話を伺う機会があったのですが、これがとても面白く、神社を参る時の気持ちが大きく変わりました。

細かい話は静山荘で聞いてもらえればと思いますが、最も心に残っているのは「お願いではなく、神様に挨拶をしに神社に行くと良い」という話です。
「神様にいちいち個人の欲を願うってどうなの?」と考えていた私には、実にしっくりくる話で面白かったです。

私はスピリチュアルにあまり興味のない科学人間ですが、それからは神社を見かけたら挨拶だけでもするようにしています。

別途人生相談?人生判断?のようなものもしているようで、ヒーリング後は個別にお話しをされているようでした。

ついに滝行!

ついに滝行です。
色々あって忘れていましたが、私がこの宿坊に来た理由はこの滝行でした。

滝行は、宿泊当日午後3時~4時の間と翌朝の午前6時半の2回行われ、好きな方に参加できます。
参加者のみ早朝に起床して玄関に集合。

ちなみに滝行は自由参加なので、参加しない事もできます。
私が参加した時は、風邪をひいて参加出来なくなってしまった方もいました。

参加者が揃ったところで、簡単に滝行についての説明を受け、静山荘を出発。
滝は「綾広の滝」ですが、「七代の滝」の場合もあるそうです。

昨日お参りした武蔵御嶽神社の入り口あたりを左折し、山道に入ります。
毎朝この道を通って滝行を行っている神主はかなりの健脚で歩くのが早い!
険しい山道もスイスイと進んでいきます。
女性や高齢の方はついていくのがちょっと大変かもしれません。

滝までの道

30分くらい歩いて滝に到着。
予想していたよりかなり水の量が少ないですが、よく考えれば水の量が多いと色々なものが流れてきて危険なので、滝行はこれくらいの滝でやるのが普通なのかもしれません。

滝1

白装束っぽいものに着替えて滝行開始。
女性にはテントが用意されているので、そこで着替えます。
夏だというのにとにかく水が冷たい!寒い!

神道の祝詞を唱えながら入るよう言われるのですが、宗教的な意味と同時に、多分言葉に意識を向けることで意識を保つための意味もあるのだと思います。
夏なので寒いと言ってもたかが知れてると思われそうですが、歯がガタガタ言うほど冷たかったです。
冬にやって気を抜いたら心臓麻痺するかもしれません。

帰宅

滝行が終わると朝食(順番逆だったかも)を頂いて宿坊ツアーのプランは一通り終了します。
チェックアウト(朝11時)の時間まで部屋で休んでる人もいれば、最後の御岳山観光をしている人もいました。

私はチェックアウトまで休んだ後、軽い御岳山観光をしてから帰りました。

重要文化財らしい個人宅。
重要文化財

景色の綺麗な喫茶店。
喫茶店

【宿坊】御岳山 静山荘で滝行してきた Part1でも書きましたが、静山荘から御岳山駅までのルートは二つあります。

帰りは森の中を蛇行しながら下りていくちょっときつめのルートを選択して帰りましたが、見どころがあるわけでもなく、結構疲れるので、無理に通る必要はないと思います。

あとがき

貴重な非日常体験を経験することが出来たと思いますが、やはりここは「日本」で「現代」なんだなと実感する部分も多かったです。
当たり前ですが、本当の意味で厳しい体験ではない、ということです。

滝行も、人生で一度は経験してみても良いんじゃないかなとも思いますが、滝行をやったことで何かが変わるというわけではなく「何かを変えるには自分の心の持ちようが大事」ということを改めて確認するための行いのようにも感じました。

色々な体験が出来ることを考えるとかなり安くてコスパは高い(と言う言い方でいいのか分かりませんが)と思います。
熱心なリピーターの方もいるようで、ハマるかハマらないかは個人の趣味・思想に依存するため万人におすすめ出来ると言う訳ではありませんが、何かのキッカケが欲しい方は、一度試してみるのも良いと思います。