ソニーウォークマン Aシリーズ NW-A35 レビュー

2017-07-14 2017-08-17

今回「ソニーウォークマン Aシリーズ NW-A35」を購入した理由は3点です。

1.iPhoneで音楽を聞くと不便が多い(バッテリーの消費が増える、間違ってスピーカーから音を出してしまう事がある)
2.もう少し良い音で音楽を聞いてみたかった(ハイレゾも試してみたかった)
3.出来る限り小さい携帯プレイヤーが欲しかった

購入した結果、一部は満足できるものの、一部は満足できない結果となりました。

操作性や音質、機能面など、生活の中で色々利用してみた結果をレビューします。

NW-A35とNW-A35HNは別物?NW-A36HNとの違いは?

ウォークマンが欲しいと調べていた時に、NW-A35が良さそうだと辿り着いたあとに迷ったのがNW-A35、NW-A36などの品番の違い。
さらにNW-A35HNと言う品番も出てきて、え?何?NW-A35とNW-A35HNって違うの?と最初は分かりにくかったのでメモしておきます。

・ヘッドホン無し16GB:NW-A35(21,880円)
・ヘッドホン付き16GB:NW-A35HN(28,880円)
・ヘッドホン付き32GB:NW-A36HN(33,880円)
・ヘッドホン付き64GB:NW-A37HN(43,880円)

この4つを総合して「NW-A30シリーズ」と呼びます。
中身は一緒で、容量とヘッドホンの有無で品番が違うって事ですね。
本体の形も全く同じなので、ケースやフィルム等の付属品を購入する場合はどれかの品番が対応と書いてあればOKです。

ソニーウォークマン NW-A35(16GB) レビュー

見た目について

ますは開封。箱が縦に三層になっていて、本体・ヘッドホン・ケーブルと替えのヘッドピースが2個入っています。

ソニーのウォークマンはWM-PORT(ウォークマンポート)と言うウォークマン独自のポートを使っているので、専用ケーブルでないと充電やデータ転送ができません。
出先で電池が切れると充電不能になるので凄い不便

NW-A35

前面。片手にすっぽり収まる程良いサイズ。
私は手が大きいので十分小さく感じますが、あと一回り小さくても良かったかもしれません。
四角いフォルムがスッキリしていてデザイン性も良いです。

NW-A35

背面。ヘッドホンがマットなメタリックレッドなのに対し、ウォークマン本体は粒の荒いラメのようなメタリックレッドです。
個人的には本体の色の方が好きなのですが、ヘッドホンは多分素材が異なるのかややチープです。

NW-A35

並べてみるとテクスチャが結構違いますが、そんなに違和感がありません。
両方ともそれぞれ良い色味だとは思います。

NW-A35赤

操作のしやすさについて

スマホなどを普段から使い慣れている身からすると「反応が遅い」というのが正直な感想です。タッチパネルが小さい関係も有り、上手くタップ出来てるのかわからず連打してしまうこともしばしば。小さくて軽い以上、そこはトレードオフなのでしょう。電源のON・OFFも結構時間がかかります。

音量がかなり細かく設定できるため、音量ボタンを1回2回押した程度ではほとんど音量が変わったように感じません。これが面倒と感じるか、非常に細かい調整が利いて良いと感じるかは個人差があると思います。個人的にはかなり便利だと感じています。

サイドのボタン部分はこんなかんじ。
ボタン自体は小さいのですが、側面は平らではなく湾曲しておりボタンが出っ張りの頂点にあるので、見た目ほど押しにくくありません。

NW-A35

一点、ロック機能が無い(パスワードなどをかけることはできない)ので、盗まれたらそのまま使われてしまう点はやや気になっています。凄く高いわけではないですが、そんなに安くもないので、置き忘れてないかドキドキすることも多いです。

音楽の入れやすさ

iTunesを使わなくて良い時点で最高です。PC(USB)と専用ケーブルを接続して、対象のディレクトリにファイルを入れるだけ。
消すのもPC上のファイルを消すのと同じ要領で出来るため、曲の入れ替えのストレスがかなり軽減されました。

もちろん、MediaGoを使えばiTunesチックに操作することも可能です。自分で選択出来るところがApple以外の製品の良さだと思います。

音について

3種類のヘッドホンで聞き比べました。

ゼンハイザーの安いヘッドホン2種(インイヤー、カナル)と、NW-A35付属のMDR-NW750Nの3種です。カナル型の2種にはコンプライのイヤーピースを利用。

価格 2,759
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参考価格 6,480 円
価格 5,832
商品ランキング 5,782 位

全く同じ曲を、iTunes経由でiPhoneに入れて聴き比べています。なお、音質を一定にするため、CDから取込→MP3(128kbps)に変換を行ったデータを、iPhone、ウォークマンそれぞれの端末に入れています。
また、別途WALKMAN公式ミュージックストア「mora」からダウンロードしたお試し音源(ハイレゾ版と通常版)を聞き比べたので、そちらも合わせてレポートします。

まずはMP3から。
よくある表現ではありますが、iPhoneよりウォークマンの方がクリアな音質になっています。イコライザの関係だと思いますが、音量をほぼ同じにしても、なんとなくウォークマンの方が大きく聞こえるというか、迫力を感じるというか。曲中で音量が大きく変化する曲を聴いてみるとよくわかりますが、iPhoneの方は唐突に音量が上がったように感じられますが、ウォークマンの方は音量が小さい部分もクリアに聞こえるため、より滑らかに音量が変化したように感じられます。

そしてハイレゾ。
AAC(192kbps)とハイレゾ音源を落としてきて聞き比べてみました。結論から言うと「ほとんどわからない」です。なんとなく「音に透明感がある」「空間を感じる」「音の重なりが聞き分けやすい」などを感じる部分もあると言えばありますが、目を閉じて、全力で耳に意識を傾けても「そんな気がする」というくらいの差しか私には感じられませんでした。というかAACの方も音質良すぎです。

ものすごくこだわりのある人であればハイレゾ目当てに買うのもありかもしれませんが、生半可な耳では聞き分けられないと思います。むしろMP3など、そこまで音質が良くないはずの音源でもクリアに聞こえる点を私は推したいです。

なお、iPhoneであれ、ウォークマンであれ、イヤホンによる音質の差はかなり大きいです。最も音のバランスが良かったのは付属のMDR-NW750Nだったので、お金に余裕がある方はHN系を買うとちょっとお得だと思います。

NW-A35付属ヘッドホン(MDR-NW750N) レビュー

NW-A35に付属するヘッドホンはMDR-NW750N。
ノイズキャンセル機能搭載のハイレゾ対応ウォークマン専用ヘッドホンです。

見た目について

MDR-NW750Nは単品で購入するとは9,000円くらい。
NW-A35(ヘッドホン無し)とNW-A35HN(ヘッドホン有り)の価格差は7,000円なので、金額的なお得感はそこまでではありませんが、単品購入だとカラーが白と黒のみになるので、ウォークマンとカラーを合わせられるのが一番のメリットだと思います。

MDR-NW750N

イヤホンジャックにWM-PORTを保護するためのキャップがついています。シリコンのような柔らかい素材。

MDR-NW750N

刺したところ。基本刺しっぱなしなので問題なさそうです。
他のイヤホンを使う場合は、ハサミで切って保護キャップのみを使うか…それも無くしそうで怖いですが。

WM-PORT

音について

ハイレゾ対応ですが、前述したように、私にはハイレゾと通常音源の差をそこまで感じられませんでした。ということで、ハイレゾの力をどれだけ引き出せるかという観点で言うと、「よくわからない」というのが私の感想です。

ただ、MP3を聴いた際の音質はとても良く、私が試した3種類の中では明らかに1番良い音質でした。良いというかクリアで透明感があります
NW-A30系には、MDR-NW750N用の設定がついているくらいなので当然な気もしますが、他2種で感じられるこもり感が無く、明らかな差を感じました。

ただ、低音域もハッキリしている感じで、個人的には重低音はもうちょっと重みがある方が好きです。

音については好みがあるので、ハッキリしたクリアな音が好みならオススメです。

サンディスク MicroSDXC 128GB アダプタ付

MicroSDが刺せるので、MicroSDも購入しました。MicroSDは何でもいいと思いますが、SDXC対応なので、大きいサイズのものを購入することをお勧めします。
MicroSDからの読み込みだから音質が悪いとかいうことはないので(多分)、本体の容量を上げるよりはMicroSDを買ったほうが良いと思います。

ASDEC NW-A30シリーズ保護フィルム

ガラスフィルムは厚くてあまり好きではないので、保護フィルムはこれにしました。

日本製でキズ修復・気泡消失・防指紋・防汚で1000円以下なのでコストパフォーマンスは良いのではないかと思います。
中身はスマホの保護フィルムなどと同じで、フィルムとクリーニングクロス。ホコリ剥がし用シートと言うシールのようなものがついていましたが、新品を開封後すぐ貼ったので使いませんでした。

NW-A35フィルム

ウォークマン用の保護フィルムを買うのは初めてですが、スマホの保護フィルムに比べてやや厚みがあります。

WM-PORT

保護フィルムとしての貼り心地は完璧。気泡も入らず貼りやすかったです。
大きさが気になっていたのですが、本当に少しだけスクリーンより小さいかなと言う感じです。ほぼ気にならないレベル。むしろよくここまでギリギリに作ったなと感心。

NW-A35フィルム

指の滑りも良く、指紋もつきにくいです。
特に不満は無いのですが、あとで見たらエレコムからもっと安いのが出ているのでこっちでも良かったなと思います。
気泡が消えるタイプが良かったので除外していたのですが、良く見たら「エアーレス」って気泡が消えるって事だったんですね。次に買い替える時はエレコムにします。

純正クリアケース CKH-NWA30 : NWA30シリーズ用

ケースは純正のクリアケースを選びました。
純正ケースは手帳型もあり、そちらもシンプルでデザインは良いと思います。

届いたのはこちら。パッケージがかなりしっかりして安心感があります。

NW-A30ケース

ひとつ失敗したのが、純正ケースには保護フィルムがついていたこと。これに気づいていたら保護フィルム買わずに済んだのに…。
予備として大事に取っておこうと思います。

NW-A35ケース

シンプルなクリアケースですが、裏面にSONYのロゴが彫ってあります。
ちょっと浮かせたところ。

NW-A30クリアケース

装着してみると(当たり前ですが)サイズはピッタリ。

ウォークマンケース

ガタつきもなく、クリアの透明感も抜群です。

NW-A30透明ケース

サイドはボタンをよけてケースが形成されています。

NW-A35透明ケース

底面も充電の邪魔にならないようガバッと空いています。
底面ピッタリのサイズではなく、少しだけ底面をオーバーしているのできちんと角を保護してくれています。

NW-A35底面

値段を見た時は「ただのクリアケースとしては少し高い」と思いましたが、丁寧に作られているので買って良かったです。

しかし、NW-A30シリーズはケースの選択肢が少ないですね。
楽天ならこういうデザインもありますが、タフな分NW-A35の四角いフォルムが隠れてしまうのでいまいちな気もします。

ウォークマンNW-A35HNはアリか

・ハイレゾ入門
・通常使いの音質の良い小型音楽プレイヤーが欲しい

という層の方であれば「アリ」だと思います。しかし

・驚くほどの音質で音楽を聴いてみたい
・多機能な音楽プレイヤーが欲しい

という方には不向きだと思います。

NW-A30シリーズは、「小さくて結構音質が良い」「一応ハイレゾにも対応してる」という機種で、それ以上を要求するものではないというのが私の認識です。
驚くほどの音質や多機能さはありませんが

・ハイレゾ対応
・割と小さい
・バッテリー持ちが良い(公式発表では、MP3で45時間、ハイレゾで30時間)
・イコライザの設定やヘッドホンの設定など細かい調整も多少可能
・初期状態でも十分に音が良い

と、オーディオ上級者以外なら十分に満足できるスペックと言えるでしょう。

目立った特徴は無いけど、地味に良いアイテムといった感じで、私のように「iPhoneより良い音で快適に音楽が聞きたい」と言うようなニーズで購入する人には、充分満足できる製品だと感じました。個人的には買って良かったです。

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