シャープドラム式洗濯乾燥機ES-G110購入レビュー、あえてのシャープが大正解!

シャープのドラム式洗濯乾燥機「ES-G110」を購入しました。

ドラム式洗濯乾燥機と言えば「日立のビックドラム」か「パナソニックのNA-VXシリーズ」が定番ですが、実際にヤマダ電機に見に行ったところダークホースの「シャープES-G110」が目につきました。

店員さんに相談したところ、マイナーながらシャープのドラム式洗濯乾燥機もなかなか優秀との事。確かに、細かい機能を見比べてみると日立やパナより優れている点もあり、シャープならではの独自機能もついています。シャープのドラム式洗濯乾燥機は価格.comやAmazonなどで口コミが無いので心配ではありましたが、人柱になったつもりで思い切って購入してみました。

1ヶ月ほど使用してみて「いいじゃんシャープ!」と実感できたので、ES-G110を詳しくレビューしてみたいと思います。シャープの洗濯機やES-G110の購入を考えている方は参考にしてみて下さい。

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シャープES-G110購入レビュー

まずは1ヶ月使ってみた感想を、購入前に気になるであろう項目別にレビューします。

ES-G110のデザイン

ES-G110の一番の特徴である個性的なデザイン。ほぼ真四角の形に前面スモークのガラスドアと、かなり攻めてるデザインなので店頭でも目を留めた人は多いのではないでしょうか。ボタンは電源を入れると光って表示されるタッチキーなので、電源オフ時は家庭用ワインセラーのような洗濯機っぽくない佇まいです。

ES-G110レビュー

デザイン重視の人は、パナソニックのCuble(キューブル)も選択肢に入ると思いますが、シャープの方が断然高性能。Cubleはデザインは良いのですが、乾燥がヒートポンプ式ではない低温風パワフル乾燥(室温プラス10度と言う低温で乾かす方式)で乾燥容量は2kgと、乾燥に関しては正直言っておまけレベルかなと思います。現在のドラム式洗濯乾燥機では乾燥容量は6kgが一般的なので(ES-G110も6kgです)2kgではさすがに心もとないですね。一人暮らしで洗濯量が少なく、乾燥機は本当にたまにしか使わない人には良いかもしれません(それならそもそも高価なドラム式洗濯乾燥機は不要なのでは?と言う気がしますが)。

シャープのドラム式洗濯乾燥機にはブラック系カラーの上位モデルES-P110とブラウン系カラーの廉価モデルES-G110があり、私が購入したのは廉価モデルのES-G110です。ブラウン系ではありますが、室内に置いてみるとそこまで茶色!と言う印象は強くなく、ナチュラル系だけでなくモノトーン系のインテリアにも合いそうです。ガラストップだと指紋が気になる所ですが、ドアの側面にはプラスチックの手をひっかける箇所があるのでガラスドアに指紋はほとんどつきません。

実際に設置してみると、グラデーション処理が施されているハーフミラーガラストップと光るタッチキーが非常にスタイリッシュ。家に置いてみてつくづく「普通の白い洗濯機買わなくて良かった~」と思いました。買った後に眺めてじみじみカッコイイな~と思える満足感は普通のデザインの洗濯機では得られないので、この満足感だけでもこの機種を買って良かったと思っています。

ES-G110口コミ

特に光るタッチキーがいい仕事してます。普通のドラム式洗濯機のデザインがイマイチもっさりしてるのって、白くてボッテリした洗濯機本体もさることながら、何のデザイン性もなくずらっと並んだダサいボタンなんですよね。その点、ES-G110は電源オン時にのみボタンが出現する仕様なので、電源オフ時はボタンがなくスッキリしています。洗濯機の天面は完全にフラットなので、洗濯物のちょい置きにも便利。私は置いてませんが、普通に物を置く事もできます。

ES-G110購入レビュー

また、使ってみて分かったのですが、ハーフミラーガラスドアは掃除が楽。前述のようにボタン部以外はほとんど触らないのでそもそも汚れないのですが、気になったら乾いたタオルでさっと拭くだけでOK。タッチキーの反応が気になっていたのですが、タッチ感度も良く操作しやすいです(あと単純にロボっぽくてカッコイイのでテンションが上がる!)。とにかくデザインは素晴らしいの一言です。

ES-G110の洗浄力

ES-G110のウリは、業界初のマイクロ高圧洗浄。高圧シャワーノズルから毎秒100万個以上の水滴を衣類に噴射して、汚れを弾いて落とす&しっかりすすぐ機能です。確かに、毎回洗濯が始まるとまずプシャーッとドラム内に細かいシャワーを吹きつけている様子が見えます。100~500µm(0.1~0.5ミリ)の微細な水滴なので、布地の目を広げずに(生地を痛めずに)繊維の奥まで洗えると言う特徴があります。

また、ドアの裏側はひまわりガラスと言うひまわりの種の配列を応用した凹凸形状になっています。洗濯物がどの角度から当たってもくまなくこすり洗いする効果があるそうで、お子さんの体操着やジーンズなど、泥汚れなどに強そうな印象です。

ES-G110洗浄力

我が家は夫婦二人暮らしで子供がいないため、泥汚れや食べこぼしなどひどい汚れになる洗濯物はほとんどありません。そのため、頑固な汚れについての洗浄力は不明ですが、一般的な汚れは綺麗に落ちています。今までにテーブルクロスの染み(醤油や油汚れ)や、血液の染み、ファンデーション汚れ、雑巾の汚れなどを洗ってみましたが、すべて一回の洗濯で綺麗に落ちました。生地の痛みも感じません。

ES-G110の乾燥力

今回ドラム式洗濯乾燥機を買うのが初めてだったのもあり、一番重視したのが乾燥力でした。
乾燥重視でネットの評判などを調べてみると「日立のビックドラム」と言う声が多かったので最初はそのつもりでヤマダ電機に行ったのですが、日立の乾燥方式はモーターから出る廃熱を乾燥に再利用する独自の「ヒートリサイクル乾燥」なんですよね。省エネ性や乾燥の質でいえばヒートポンプがやや有利、と言う話を聞いていたので「ヒートポンプ乾燥」のES-G110を選びました(ちなみにパナソニックもヒートポンプ乾燥です)。

ヤマダの店員さんに各メーカーの説明を聞いてみて、日立のビックドラムは乾燥能力が優れていると言うよりは単純にドラム口径が大きく大量の乾燥に強いのが高評価に繋がっているのかなと感じました。洗濯物が多い家庭にオススメの機種のようです。

ヒートポンプ乾燥は、エアコンのようにドラム内の湿った冷たい空気を熱交換器にかけ、乾いた温風をドラム内に戻す乾燥方法。実際に使ってみると、仕上がりは非常に良いです。昔の乾燥機のイメージがあったので「乾燥が終わってもジメッとしてるのでは」「タオルなどがゴワゴワになるのでは」と心配がありましたが、厚手の衣類もしっかり乾いて、タオルはふっくらしています。タオルやTシャツは外で乾かす方がゴワゴワするくらいです。

また、乾燥が終わったあとに「ちょっと湿っているから追加で乾燥しよう」と思うことがありません。乾燥が終わった洗濯物を取り出すと、しっかり全体が乾いているのでストレスがありません。乾燥具合は搭載された5つのセンサーで判断しているようですが、このセンサーが優秀なのかなと思います。

ドラム式洗濯乾燥機で乾燥すると生地が痩せると聞いていたのですが、タオルを見る限り薄くなっている印象はありません。我が家は少ない枚数のタオルをこまめに洗うタイプなので1ヶ月で10回以上は同じタオルを洗濯していると思いますが、この頻度で生地の痩せがないのであればES-G110はその点において優秀なのかな?と感じています。

ES-G110の使いやすさ

ES-G110の使いやすさですが、まず操作が非常に簡単です。
モード自体は色々あるのですが、電源をオンすると表示されるタッチキーがとってもシンプル。文字も大きいので見やすいです。

ES-G110タッチキー

タッチキーを活かして必要な文字だけ表示、使わないモードや単語は消されてるので操作方法が分かりやすくなっています。例えば「洗濯」を押す→選べるモードのみが表示され、不要なボタンは消えています。余計な情報がないので説明書を見なくても直感的に次に何を押せば良いのか、操作がわかるように作られています。
ボタンがゴチャゴチャ並んでいると、見た目が悪いだけでなくどれを押したら良いのか分かりにくく、説明書を読みながら覚える必要があるので、タッチキーは使ってみて非常に便利だなと感じました。デザインで倦厭されるかもしれませんが、文字が大きく操作が簡単なので、意外に年配の人にも向いている機種だと思います。

また、洗剤量を自動で計算してくれるのも便利です。
洗濯物って、目で見ただけでは「○kg」って分かりませんよね?ES-G110は洗濯をはじめると重量センサーで洗濯物の重さを測り、適切な洗剤量を表示してくれます。洗濯物を入れてスタートボタンを押したら、表示された量を入れれば良いだけなので洗剤の入れ過ぎや洗剤不足を防げます。

ES-G110のお手入れのしやすさ

今回、初めてドラム式洗濯乾燥機を購入するにあたって、一番心配していたのがお手入れ。レビューを見るとフィルターの掃除やドラム槽の掃除などめんどくさそう…と思っていましたが、ES-G110はお手入れも楽でした。

1回乾燥するたびにお掃除が推奨されている乾燥フィルターは2ヶ所。洗濯機天面右側に並んで設置されています。

ES-G110乾燥フィルター

この乾燥フィルターの位置は地味に重要で、洗濯機下部にフィルターが設置されている場合は毎回かがまないといけず不便ですが、ES-G110の乾燥フィルターは天面にあるので立ったまま引き出せて楽です。

ES-G110掃除

乾燥機能を使ったら、この乾燥フィルターをズボッと引きだして、中のホコリを捨てるだけ。フィルターが優秀なのか、ちょっと触るだけでホコリがシート状にべろっと綺麗に取れるので今のところ洗う必要もありません。ただホコリをベロンと取ってゴミ箱に捨てるだけです。

ES-G110クリーニング

もうひとつのお手入れがドラム槽入口のドアパッキンの掃除。正直、洗濯だけなら全然汚れません。乾燥するとホコリがつきます。乾燥するものにもよりますが、1回の乾燥でこんな感じでホコリが付着します。私は洗濯をする際に、これから洗濯するタオルを軽く濡らしてぐるっと拭いて、そのままドラムにポイしてます。

ES-G110ドアパッキン

洗濯機下部左側には円柱状の糸くずフィルターがありますが、これは1週間ごとの掃除で良いそうです。
これもズボッと引きだして丸洗いするだけなので楽。ちなみに掃除せずに1ヶ月使って引きだしてみたら、まったく汚れてませんでした。

ES-G110糸くずフィルター

個人的にいいなと思ったのは、洗剤ケースが取り外せる点。前の縦型洗濯機ではドロドロになっていたところです。ES-G110は洗剤や柔軟剤を流す時にかなり勢いよく水を流してくれるので洗濯後に洗剤が残っている事はほとんどありませんが、もし汚れても取り外して丸洗いできるので衛生的です。

ES-G110洗剤ケース

ES-G110の静音性

ES-G110は高速回転時でも運転音を抑えるDDインバーターを搭載しているので、運転音はかなり静かな方だと思います。音を気にする人はインバーター搭載機種に絞って探している人も多いですよね。

カタログスペック上の運転音は、洗い時26dB、脱水時37dB、乾燥時41dB
これだけでは静音性に優れているのかどうかわからないので、試しに価格コムで現在ランキング1位のインバーター搭載機種「日立ビッグドラムBD-SG100BL」のスペックを見ると34dB、37dB、48dBとあります。脱水の数値は変わりませんが、洗い時・乾燥はES-G110の方が静かですね。

実際に洗濯をしてみると、隣部屋だと普通に洗濯・乾燥音がしますが、あまり気にならないと言うレベルです。縦型洗濯機からの買い替えなのでなおさらそう思うのかもしれませんが、最初は「今の洗濯機はこんなに静かなのか!」とビックリしました。ドラムの回転音はしますが、ドタンドタン、バタンバタンと言う大きな音がしません。
ただ、音に関しては単純に数値で比較できるものではないですし、主観になってしまうので「私は静かだと思った」と言う感想程度にとどめておこうと思います。

ES-G110の洗濯・乾燥時間

ES-G110のカタログスペック上の洗濯・乾燥時間は下記の通りです。

ES-G110乾燥時間

洗濯物の量によって時間は大きく変わるので「だいたいこれくらい」と言う時間は伝えずらいのですが、体感的には2人分の洗濯物+タオル等を週2~3回のペースで洗濯して洗濯物量は1回5kg前後、洗濯に30分&乾燥に3時間程度の表示が多いです。

ただ、ES-G110は重量センサー・水位センサー・温度センサー・湿度センサー・振動センサーの5つのセンサーを搭載しており、洗濯の状況に合わせて最適な運転パターンを自動的に選択します。吸水率から布質を見分けて脱水時間を調整したり、衣類の乾き具合を見ながら乾燥時間を増やしたり減らしたりするので、特に乾燥時間は最初に表示された時間から大きくずれることがあります。

時間が読めなくはあるのですが、最適な時間に調整して乾かしすぎや生乾きを防いでくれるので、個人的には時間がずれてもこっちの方がいいなと思っています。乾燥が終わった時に家にいなくても最大2時間まではシワ防止運転をしてくれるので、思ったより早く終わってしまってもわりと大丈夫です。

ES-G110のコース

洗濯・乾燥など一般的なコース以外の、特徴的な搭載コースを紹介しておきたいと思います。

・プラズマクラスター消臭コース
・槽クリーンコース
これについては後述します。

・ホームクリーニングコース(洗濯・乾燥)
デリケートな衣類を洗えるコース。マイクロ高圧洗浄と最適なドラムの動きで、衣類の傷みを抑えながら汚れを落とします。取り扱い説明書を見ると乾燥の項目に靴が載っていたので使ってみましたが、洗濯はドラムが回転しますが乾燥はドラムが回転しません。つまり、雨の日の靴の乾燥などにも使えます!これは便利!

・シワ抑え乾燥コース
大風量の温風を衣類に吹きかけてシワを伸ばしながら乾燥するコース。シワ抑えと言えば日立の「風アイロン」が有名ですが、シャープにもしっかり搭載されています。約50度の低温風なので衣類にも優しいのがポイントです。試しに麻のシャツを乾燥してみましたが、洗濯でグシャグシャについてしまった強い皺が取れました!細かい皺は全体にうっすら残るものの、パッと見で分かる大きな皺はなく綺麗に仕上がりました。

他にも予洗いコース、ガンコ汚れコース、部屋干しコース、毛布コースなど、最近の洗濯機についているコースは一通り備わっています。自分で好きな回数や時間を指定してマイコースとして登録しておくこともできます。

ES-G110を使ってみて良いなと思ったところ

上記のレビューで一通りの項目はレビューしましたが、他にも使ってみて良いなと思った点があったので別途記載したいと思います。

右開き、左開きが選べる

シャープのドラム式洗濯乾燥機は、右開きと左開き、最初から両方製品として用意されているので好きな方を選べます。ES-G110-「TL」が左開き、ES-G110-「TR」が右開き。
我が家の洗濯機スペースは右側が壁になっており右開き必須だったのですが、他のメーカーはそもそも右開きが無かったり、左開きは即納品でも右開きは取り寄せで時間がかかったりしたので、右開きでも即納品だったのは助かりました。

いつでも開けられる

とても気に入ってるのが、ES-G110はどの運転中でもすぐに開けられるところ。乾燥方式によってはドラム内が冷めるまで開けられないものもありますが、洗濯中だろうが乾燥中だろうが、一時停止すればいつでも開けられます。
洗濯中に追加の洗濯物を放りこんだり、乾燥中に早く乾いたものだけを先に取りだしたりできるので、わりと頻繁に有難いと感じるところです。

プラズマクラスターがついてる

シャープと言えばプラズマクラスター。効果がどれほどあるのかは未知数ですが、洗濯物の匂いに敏感な我が家は惹かれました。パナソニックはナノイー付きのドラム式洗濯乾燥機がありますね。

プラズマクラスターでできるのは「衣類の消臭・除菌」と「ドラムのクリーニング」

「プラズマクラスター消臭コース」はドラム内にプラズマクラスターを放出し、5分~30分で入れたものを消臭・除菌。これの良いところは、ドラムが回転しないので衣類だけに限らず何でも入れられることです。
なかなか洗わない靴、帽子などはもちろん、水で洗えない革製品もOK!ブーツや革靴、レザーのジャケットやバッグも消臭できます。靴の消臭が気軽にできるのは便利。他にも大物のカーペットや布団、ぬいぐるみなどドラム内に入れば何でもOKです。

肝心の効果ですが、個人的な感想で言えば汗の匂いには効果大、煙草の匂いには効果小かなと思います。
夏場に汗臭くなった麻のパンツを消臭したところ、10分で汗の匂いは消えました。プラズマクラスターすげえ!いわゆる加齢臭などにも効果がありそうな感じです。
対して煙草の匂いはなかなか取れない。喫煙席でシャツについた煙草の匂いを消そうと消臭してみましたが、20分でうっすら匂う程度、30分でほとんど消えました。最終的に匂いが取れはしましたが、これなら外に干した方が早いかなと言う気もします。

毎日使うような機能ではありませんが、たまに靴やバッグの匂いが気になる時があるので、洗えないものを気軽に消臭できるのは良いなと思ってます。

「槽クリーンコース」はドラム内の洗浄コースです。
はじめにドラム槽を水で洗い流すのは一般的なお掃除コースと同じですが、その後プラズマクラスターイオンを噴射することで黒カビの繁殖を抑制します。洗濯機は長く使うと必ずカビとの戦いになるので、少しでも予防効果があれば嬉しいなと思って使っています。

普通の洗濯や乾燥、脱臭時にも、プラズマクラスターのランプが光っている時があります。機能として紹介はされていないので未確認ですが、ランプ点滅中はプラズマクラスターを噴射していると書いてあったので、普通の洗濯中にもプラズマクラスターを発生させてるのかもしれません。

ES-P110とES-G110の違い

最後に、シャープのドラム式洗濯乾燥機には上位モデルのES-P110と、廉価モデルのES-G110があります。上位モデルのES-P110はブラック系のカラー、廉価モデルのES-G110はブラウン系のカラー。機能面の違いを比較してみます。

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・ES-P110には音声機能がある
→洗濯状況や、エラーの内容を音声でお知らせする

・ES-P110はハイブリッド乾燥がある
→ヒートポンプ+サポートヒーターでふんわり・カラッと仕上げる(ES-G110はヒートポンプ乾燥のみ)

・ES-P110には温水極め洗いコースがある
→衣類を温めることで洗剤の効果を発揮させる

機能を比較してみて、音声機能はどうでもいいし、乾燥機能はヒートポンプのみで充分かなと考えていました。迷ったのが「温水極め洗いコース」。今回洗濯機を買うにあたり「温水洗いができればいいな」と思っていたのでこれには惹かれました。

しかし、よくよく話を聞いてみると「温水」と言っても実際に温水を使って洗う訳ではなく温風を当ててドラム内を暖める仕様。温度も35度と低温です。
もともと温水洗いが欲しいなと思ったのは、部屋干しの匂いを解消したいなと思っていたからでした。ニオイの原因であるモラクセラ菌は60度以上の温度で増殖しなくなるそうです。35度では部屋干しの匂いに対してはあまり意味がないかなと思い、最終的に廉価モデルのES-G110を購入しました。(ちなみに日立の温水ナイアガラ洗浄は温水のミストを吹きつける仕様で温度は40~50度。パナソニックはドラム下のヒーターで洗浄液を温めて洗う仕様で60度まで対応しています)

ヤマダの店員さんには「機能的にはほとんど変わらないので、風呂水使わないならES-G110で充分ですよ」とも言われたのですが、調べてみるとES-G110でも別売りの風呂水ポンプを購入すれば風呂水は使えました(ふろ水メニューもあり)。音声機能、ハイブリッド乾燥、温水洗い。この3つのキーワードが気にならない人であれば、廉価版で充分だと思います。

シャープのドラム式洗濯乾燥機はいいぞ!

長くなってしまいましたが、シャープのドラム式洗濯乾燥機が気になっている人の参考になればいいなと、できるだけ詳しく書いてみました。シャープのドラム式洗濯乾燥機を購入する前はレビューが無く不安でしたが、実際に使ってみるととても使いやすくて満足しています。見た目はもちろんですが、日常的に使っていて機能面・騒音面・操作面など「ココがもう少しこうだったらなあ…」と言う所がないので、この洗濯機を選んで良かったと思っています。

日立やパナソニックの影に隠れていまいちマイナー感のあるシャープのドラム式洗濯乾燥機ですが、洗濯機を探している方はシャープも是非、選択肢に入れてみて下さい!