【体験談】オフィスホワイトニングとホームホワイトニング、結局どっち良かったか
とにかく歯を白くしたい!と思っている人で「オフィスホワイトニング」と「ホームホワイトニング」の違いを正しく理解している人は、どれくらいいるでしょうか?
大抵の方が「オフィスホワイトニング=歯医者でライトを当てて歯を白くする」「ホームホワイトニング=自宅でマウスピースで歯を白くする」くらいの知識しか無いのではないかと思います(私もそうでした)。
今まで歯医者でのオフィスホワイトニングを何度か行ってきたのですが、先日はじめてクリニックでのホームホワイトニングに挑戦してきました。行く前はオフィスホワイトニングとホームホワイトニングの違いが良く分かっていなかったのですが、実際に行って説明を聞いてみると二つは全然違う!
説明を詳しく聞いてみて「歯のホワイトニングをするのであれば、絶対に知っておいた方がいい話」がたくさん聞けたので、情報共有したいと思います。
あなたのホワイトニング方法、間違っているかも?
歯を白くしたいけど、どんなホワイトニングをしたらいいかわからない!と言う人は、参考にしてください。また、オフィスとホーム、両方やってみた私が「結局やるならどっちがオススメ?」と言う疑問にもお答えしようと思います。
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの違い(白くする仕組み)
「オフィスホワイトニング」も「ホームホワイトニング」も、基本的な歯を白くする仕組みは同じです。両方とも、過酸化水素を歯に塗ることで歯を漂白します。
しかし、同じ「過酸化水素で漂白」と言っても、オフィスとホームで手法は少し変わります。
「オフィスホワイトニング」は歯科で行います。
高濃度の過酸化水素を歯に塗るだけでなく、そこにLEDライトを当てることで光と熱の効果により過酸化水素を分解し、酸素を発生させて漂白を加速させます。そのため、1回で高い効果が出るのが特徴です。
対して「オフィスホワイトニング」は、自宅で行います。
自分の歯を型取りして作った専用のマウスピースにホワイトニングジェルを塗り、毎日数時間装着することで歯を漂白します。
オフィスホワイトニングのようにライトを使わないので1回で白くなるような劇的な変化はなく、数ヶ月かけて歯を白くしていく方法です。
ホームホワイトニング:LEDライトを使用しないので効果がゆるやか
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの違い(白くする場所)
今回、一番知って欲しい情報がホワイトニングで白くなる場所の違いです。
歯と言うのは外側の「エナメル質」と内側の「象牙質」でできています。
もともと歯の外側のエナメル質は白く透明感があり、内側の象牙質は黄色がかっています。しかし外側のエナメル質は食べ物などの着色によって黄色く変色していきます。
どちらか、あるいは両方が黄色い場合に、所謂「歯が黄色い状態」になります。
「オフィスホワイトニング」では、歯の外側(エナメル質)を白くします。
中の象牙質は黄色いままですが、表面を白くすることで内側の黄ばみを見えずらくする効果があります。
和菓子の大福で言うと、黒いアンコの周りに白い皮をかぶせた状態です。
色の濃い、分厚い白い皮でくるんでしまえば、中のアンコは見えませんよね?そう言った視覚効果で歯を白く見せています。
対して「ホームホワイトニング」は、時間をかけて歯の内側(象牙質)まで白くします。
大福で言えば皮だけでなく、アンコの部分も白くするイメージです。歯の外側だけでなく、内部にある着色有機質まで分解できるのがホームホワイトニングです。
オフィスホワイトニングで表面さえ白くなればそれでいいじゃない、と思うかもしれませんが、歯のエナメル質は年齢とともにどんどん薄くなっていきます。
大福の皮がどんどん薄くなれば、中のアンコの色が透けて見えてしまいますよね?
それと同じで、歯の場合はエナメル質が薄くなることで中の象牙質が透けて、黄色く見えてしまいます。
つまり、本当の意味で「歯を完全に白くする」には、内側と外側、皮とアンコを両方を白くしなくてはいけません。
オフィスホワイトニングだけを繰り返して表面を白くしても、中の象牙質が黄色い限りは黄ばみが透けて、黄色い歯に見えてしまいます。オフィスホワイトニングを何度もやっているのにイマイチ歯が白くならない、黄ばみが抜けないと言う人は、中の象牙質の黄ばみが原因かもしれません(私の歯はこの状態でした)。
一時的に歯を白く見せたい、と言う場合はオフィスホワイトニングで良いかもしれませんが、根本的に歯を白くするのであれば内側まで白くしてくれるホームホワイトニングが必須と言えます。
ホームホワイトニング:歯の内側まで白くする
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの違い(かかる時間)
「オフィスホワイトニング」は前述のようにライトを使用して漂白を加速させているため、1回の施術で5~6段階も歯が白くなると言うメリットがあります。歯医者まで行くのは面倒ですが、1回でかなり白くなるのは嬉しいですね。
対して「ホームホワイトニング」はライトを使わず、ホワイトニングジェル(過酸化水素)の効果のみでホワイトニングを行います。毎日マウスピースを数時間装着して1ヶ月で3~5段階の白さアップが見込めますが、オフィスホワイトニングよりは時間がかかります。
ホームホワイトニング:白くなるのに数ヶ月かかる
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの違い(最終的な白さ)
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングでは、最終的に到達する白さが違います。
参考までに、私がホームホワイトニングを行っている歯医者さんホワイトエッセンスでは以下のように目安を提示しています。
- オフィスホワイトニング:A1が限界
- ホームホワイトニング:B1以上を目指せる
- デュアルホワイトニング:040以上の白さ
先述のように、オフィスホワイトニングはあくまで表面のみを白くします。そのため、白さにも限界があります(中の黄ばみが透けてしまうため)。
一方、ホームホワイトニングは外側だけでなく内側まで白くできるため、白さの限界値がオフィスホワイトニングより高いです。
オフィスとホームの両方を同時に行うデュアルホワイトニングなら短い時間で一番の白さを目指せます。
ホームホワイトニング:オフィスホワイトニングより白くなる
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの違い(色戻り)
歯のホワイトニングをする際に覚悟しておきたいのが、歯の「色戻り」です。
歯のホワイトニングをして白くなっても、日常的な飲食の着色によって必ず色戻り(色が徐々に白から黄色っぽく戻ってくる)はおきます。
色戻りの期間は施術内容にもよりますがホワイトエッセンスでは以下のように目安を提示しています。
- オフィスホワイトニング:3~6ヶ月
- ホームホワイトニング:6ヶ月~1年
- デュアルホワイトニング:1~2年
オフィスホワイトニングは1回でかなりの効果が出る分、色戻りも早いというのがデメリットですね。オフィスホワイトニングを何度かしてみましたが、確かに半年くらいで元の色に戻ってしまっています。
その点、ホームホワイトニングでは時間をかけて歯の内側までじっくりと白くしていく分(白くする体積が大きい分)、色戻りまでの期間が長くなっています。またオフィスホワイトニングと比べて色素の分解が細かくなるため、色持ちが良く白い状態を長くキープすることができます。
さらに、オフィスホワイトニングにないホームホワイトニングの利点として、自宅で簡単にメンテナンス(追加ホワイトニング)が出来る点が挙げられます。
ホームホワイトニングでは一度マウスピースを作ってしまえば、あとは追加のホワイトニングジェルを買うだけです。ホワイトニングジェルの消費期限は長いため(メーカーにもよりますが、私が使っているホワイトエッセンスのホワイトニングジェルは開封後1年間使用OKです)一度白くしたあとに、色戻りが気になったら1週間に1度、2週間に1度など、自分のタイミングでちょこちょこ自宅で追加のホワイトニングが可能です。
ほったらかしにしていると歯はどんどん黄色くなってしまいますが、ある程度白くしたあとであれば気付いた時にホームホワイトニングを1回入れるだけで、色持ちがだいぶ変わります。ちなみにホワイトニングジェルは濃度によって1本1,800円~2,100円(1本で5回程度使用可)だったので、かなり安価でメンテナンスができています。
ホームホワイトニングにかかる金額についてはこちら
ホームホワイトニング:色戻りしにくく、メンテナンスしやすい
オフィスとホーム、それぞれのメリット・デメリット
オフィスホワイトニングとホームホワイトニング、それぞれにメリット・デメリットがあるのが分かって頂けたと思います。ここでホームとオフィスを併用するデュアルホワイトニングも含めたそれぞれのメリット・デメリットと目安になる料金をまとめてみます。
オフィスホワイトニングのメリット・デメリット
○1回で白くなる
○値段が安い
×色戻りが早い
ホームホワイトニングのメリット・デメリット
○歯の内部まで白くできる
○白さの限界値がオフィスより高い
○自由にメンテナンスが可能
×白くなるのに時間がかかる(1ヶ月~半年)
×1日数時間マウスピースをつける必要がある
デュアルホワイトニング(オフィスとホームを併用)のメリット・デメリット
○白さの限界値が最も高い
○040以上の歯の白さを短期間で目指せる
×料金が高い
※ホワイトエッセンスの場合、パーフェクトホワイトニングコース(オフィス3回+ホーム1ヶ月分+クリーニング)は76,000円
で、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングどっちがいいの?
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの違いを解説してみましたが、実際に両方やってみた私が「オフィスとホーム、どっちがいい?」と聞かれたら、個人的にはホームホワイトニングをオススメしたいと思います。
理由はやはり歯の中まで白くできる点。
今回ホームホワイトニングを行ったクリニック「ホワイトエッセンス」でカウンセリングを受けた際に「表面は綺麗だけど中の黄ばみが透けて黄色く見えている」と診断されたので、歯の中を白くしないといつまでも自分の歯は黄色いままだな、と思ったのが決め手になりました。
また、オフィスホワイトニングを何度かやってみて色戻りしてしまった経験があるので、時間はかかっても長く白い状態をキープできるホームホワイトニングに魅力を感じました。白くするのに時間はかかりますが、そのぶん歯への負担も少なく、オフィスホワイトニングよりも明るい白さが目指せます。
ただ、オフィスホワイトニングに意味がないかというと、そうではありません。オフィスホワイトニングは「その日に」もう白くなれる、と言うホームホワイトニングには無いメリットがあるので、イベントがあって今日白くしたい!明日白くしたい!と言う人にはオススメです。
長く白い歯をキープしたいならホームホワイトニング
早く+限界まで白くなら、デュアルホワイトニング
目的によって、自分に合ったホワイトニング方法を選んでみて下さい。
ちなみに、私が行った「ホワイトエッセンス」は全国に233医院(2022年2月時点)あるホワイトニングの専門審美歯科です。ホーム、オフィス、デュアルと全てのホワイトニング方法に対応していて、歯の診断をしながら自分に合ったホワイトニングを教えてくれるので、ホワイトニングに迷っている人にはオススメです!
ホワイトエッセンスでホームホワイトニングをした体験談はこちら!3ヶ月後の結果写真もあります。