パワーテック製ハーフラックを自宅に設置&必要なスペースについて

自宅のホームジム用にパワーテックのハーフラックWB-HR16を購入しました。

パワーテックのハーフラックWB-HR16は、フルサイズのパワーラックに比べ省スペースで圧迫感がないのが魅力ですが、それでもある程度のスペースが必要です。実際に設置してみて気付いた注意点と、必要なスペースについて詳しくレビューします。

コロナウイルスでスポーツジムが休業になる中、自宅のトレーニング環境を充実させようとホームジムを作ろうしている方も多いと思います。同じパワーテックのWB-HR16でなくても、ハーフラック全般のサイズ感や組み立て工程の参考にはなると思うので、ハーフラックを購入しようと検討している方は読んでみて下さい。

※現在フィットネスショップでは新バージョンのWB-HR19が販売されています。WB-HR19は地面からプルアップバーまでの高さが4cm高くなり、新しいJフックが適用されていますが本体サイズは同じなので、WB-HR19の購入を検討されている方も参考にしてみてください

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ハーフラックの梱包サイズ

こちらが届いたパワーテックのハーフラックWB-HR16です。2個口の段ボールで届きました。

ハーフラックWB-HR16梱包

段ボールサイズは長い箱が250cm×38cm×9cm、短い箱が130cm×52cm×2cm。
ハーフラックを購入する人で250cmの段ボールが入らない部屋に住んでいる人はいないと思いますが、荷物を受け取る&梱包を解く時点でこれくらいの大きさのモノが届くと言う覚悟はしておきましょう。

組み立て後の重量は45kgなので、2個口に分かれているとは言え段ボールはかなり重いです。1人で運べない重量ではありませんが、段ボールが細長い形状なので1人で運ぶのは結構キツイです。我が家の場合はたまたま佐川さんが2人がかりで部屋の中まで運んでくれたので助かりましたが、これは付帯サービスではないので基本的には玄関口までの運搬と思っておいた方が良さそうです。

また、我が家はマンションで玄関から直線上に部屋があったのでスムーズに移動できましたが、そうでない場合は部屋に運び込む際に角が曲がれるかなども確認しておきましょう。階段を上がる場合などは要注意です。

ハーフラックWB-HR16配送

写真を見てお気づきの方もいると思いますが、2個口の段ボールのうちパーツが入っているのはパワーテックでなくタフスタッフの段ボールです。これはハーフラックをGOLD’S GYM公式WEB SHOPで購入したためです。

「ホームジムを作るなら行きたい、フィットネスショップ水道橋に行ってきた」と言う記事で詳しく書きましたが、トレーニング用品専門店「フィットネスショップ(GOLD’S GYMの運営企業)」でトレーニングマシンを購入すると、配送前に自社倉庫で無料で組み立て点検をしてくれます。海外製品で不備がないか、不足しているパーツがないか、事前にチェックしてから自宅に発送してくれると言うありがたいサービスです。海外から届いたものを組み立て、分解し、梱包し直したものが自宅に届きます。そのためタフスタッフの段ボールで梱包しなおしたものが届いたと言う訳です。

ハーフラック設置に必要なスペース

ハーフラックWB-HR16のカタログ上の組み立て後サイズは幅127cm×奥行91cm×高さ208cmとなっています。
ただし、これはあくまでハーフラック自体のサイズであって、実際に使う場合はベンチを出し入れしたり、バーベルのプレートをつけ変えたりする余分なスペースも用意しておかなくてはいけません。では、具体的にどれくらいのスペースがあれば設置可能なのでしょうか?

必要な高さ

ハーフラックWB-HR16の高さは208cm。日本のマンションの平均天井高は240cm~250cmなので、一般的なマンションであればチンニング(プルアップ)をする事を加味しても問題ないでしょう。

ただ、我が家のリビングはエアコンが埋め込み型で、部屋の外周の天井がぐるっと30cm低いデザインになっています。ハーフラックの設置場所がちょうどエアコンがある天井の低い場所になるため、ハーフラックの高さ208cmに対して天井は220cmで結構ギリギリです。チンニングがきつそうに見えますが、意外に出来ます。同じタイプの部屋にハーフラックを置く予定の人は設置場所を良く検討してから組み立てましょう。

WB-HR16設置サイズ

必要な横幅

ハーフラックWB-HR16の横幅は127cmですが、トレーニングの際はハーフラックの幅より長いバーベルを使用します。設置場所には単純にバーベルバー分の長さが必要です。ハーフラックWB-HR16で使用するバーベルシャフトの内側サイズは1300mm以上が必須となっています。ほとんどの人が200cmか220cmのバーベルシャフトを使用すると思いますが、設置の際にはバーベルシャフトの長さに加え、プレートをつけ変えるスペースも確保しておきましょう。

180cmのバーベルシャフトを使う場合は、シャフトの長さ180m+両側に20cmと計算しても220cm、200cmのバーベルシャフトを使う場合は240cmのスペースが必要という計算になります。床にはトレーニングマットを敷いている人が多いと思いますが、つけ変えの際にプレートを落としてしまう可能性を考えるとトレーニングマットもそこまで伸ばしておいた方が安全です(持ち家で床が多少凹んでも良いと言う人はギリギリでも良いと思いますが)。

パワーテックのラックは、シャフトに求める内寸サイズが大きいため(ラックとシャフトの関係についての詳細はこちらの記事参照)私はIVANKOの200cmのレギュラーバーベルシャフトを購入しましたが、設置場所しか考えておらずバーベルシャフトとプレートがトレーニングマットから大幅にはみ出しているので、バーベルシャフトとプレートも収まるようにトレーニングマットを広げようと考えています。

必要な奥行

これがパワーテックのハーフラックWB-HR16の一番のメリットになる部分ですが、奥行91cmと非常に省スペースです(ちなみにパワーテックのパワーラックは奥行130cmくらいあります)。設置スペースが小さく済み、圧迫感が少ないのでホームジムには最適。

ただこれも、あくまでハーフラック自体のサイズであって設置スペースにはもう少し余裕が必要です。理由は、ベンチを置くからです。パワーラックやハーフラックを購入してベンチプレスをしないと言う人はいないでしょう。私はアイロテックのフラットベンチ(幅66×奥行110×高さ43cm)を使用していますが、ベンチプレスが自然にできる体制でベンチを置くと、設置スペースはだいたい140cmくらいになります。

さらに、スクワットやデッドリフトをする際はベンチをどかすスペースも必要です。他の部屋にベンチを置いて…というのも出来ないことは無いですが、ある程度のスペースを確保しておいた方が無難です。

そう考えると、「結局フルサイズのパワーラックとそこまで必要な設置スペースは変わらないのでは?」と思うかもしれませんが、設置した時の圧迫感が全然違います。ハーフラックは支柱が少ない分そこまで圧迫感を感じませんが、横幅の狭い部屋などにフルサイズのパワーラックを置いた時の圧迫感は相当です。トレーニング専用部屋を作るのであればそれでも問題ないかもしれませんが、我が家のようにリビングなど家族の共用スペースや生活の中で常に目に入るスペースに置く場合は、断然ハーフラックの方がオススメです。

パワーテック製ハーフラックWB-HR16を設置してみた

実際に設置してみたサイズ感はこんな感じです。

WB-HR16設置スペース

我が家のリビングは長方形の細長い形をしているので、窓際をまるまるトレーニングスペースにしています。床に敷いている黒のトレーニングマット部分が奥行き177cm幅290cm(奥の凹んでいる部分)なので、それを参考にしてもらうとサイズ感が分かりやすいのではないかと思います(ただ、窓にバーベルバーがぶつからないよう、かなり手前に寄せて設置しています)。

ハーフラック設置スペース

パッと見てお分かりかと思いますが、200cmのバーベルバーを置くと左右が思った以上にはみ出します。トレーニングマットはFIELDOORのジョイントマット48枚を購入しており、まだ余りがあるので、もう2列くらい増やさないとと思っているところです。

FIELDOOR トレーニング エクササイズ用ジョイントマット 【ブラック】 45×45×1.0cm 8枚セット 防音 キズ防止

ハーフラック必要スペース

結局どれくらいのスペースが必要か

まとめると、パワーテック ハーフラックWB-HR16の場合、リビングや部屋の一部に設置するのであれば幅260cm×奥行200cm程度が必要かなと思います。

トレーニングルームとして一部屋をまるまる占領して良いのであれば、4.5畳以上であれば設置できると思います。畳換算だと広さは畳みの種類によって異なりますが、江戸間の4.5畳で261×261cm、団地間の4.5畳で255×255cmです。もちろん広ければ広いほど余裕を持ってトレーニングができますが、最低これくらいのスペースがあれば設置してトレーニングは可能です。

設置の際は、必要な工具などを用意していなかったためかなり苦戦しました。実際に設置した時の様子はこちらはどうぞ。用意しておいた方が良い工具やかかった時間なども詳しくレポートしています。

そもそも、ホームジムってどうなの?と言う話はコチラ