アメリカのGoogle株を日本で買う方法(図解つき)まずは1株買ってみた

アメリカのGoogleの株を1株買ってみました。

Google株は普通に日本で買えるのですが、初めて米国株を買う場合、分からないことが多いと思います。
今回は「株自体買うの初めて!」と言う人のために、実際にGoogle株を買った時のスマホの画像つきで分かりやすくGoogle株の買い方を解説したいと思います。

三行でまとめると

  • アメリカのGoogle株を買う方法
  • 米国株の注文画面の見方
  • Google株は1株121,334円
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株を買うには証券会社の口座開設が必要

日本だろうとアメリカだろうと、株を買うには証券会社に口座を開設する必要があります。これは絶対必要なので、面倒でもやりましょう。本人確認書類を送ったりの手続きは必要ですが、今はネットで手続きができるので意外と楽にできます。

証券会社はどこでも良いのですが、証券会社によって取り扱っている株の銘柄が変わります。
今回の「アメリカのGoogle株を買う」と言う目的であれば、アメリカのGoogle株を扱っている証券会社を選びましょう。まあGoogleであれば大手の証券会社であればだいたい取り扱っています。

私は株の購入でポイントも溜まる楽天証券を愛用しているので、今回は楽天証券で説明します。

証券会社の口座を開設したら、入金する

株を買うには証券会社にお金を入れる必要があります。
手続きは銀行にお金を入れるのと一緒です。自分の持っている銀行口座から、楽天証券で用意された自分用の証券口座に銀行振込をします。
アメリカ株はドルでも買えますが日本円でも買えるので、とりあえずは日本円でOK。証券口座にお金を入れて、そのお金を使って株を買います。

楽天証券アプリから米国株を買う方法

さて、自分の証券口座にお金が入りました。もう株が買えます。

各証券会社にはアプリがあるので、スマホから取引をする人はアプリでの売買が便利です。
ただ、楽天証券の場合、米国株はアプリで直接購入できず、ブラウザに移動して売買します。最初に買った際になかなか見つからなかったので、場所を説明しておきます。

楽天証券アプリを開いて右下の「メニュー」を選び、下の方に延々とスクロールすると「外国株式」があります(見つけにくい…)。

楽天証券アプリ外国株

ここをタップするとブラウザで楽天証券の外国株式のページに飛びます。
もちろん、最初からブラウザの楽天証券にアクセスしても大丈夫です。

アメリカのGoogle株を探す

さて、いよいよアメリカのGoogle株を購入します。
証券会社の海外株式ページから、「米国株式」→「買い注文」を選択。

google株買い方

Google株を探します。アメリカのGoogle株は「Google」と言う名前ではなく「Alphabet Inc」と言う名前なので、検索ボックスに「Alphabet」または「アルファベット」と入力して検索しましょう(「Google」だと出てきません)。

グーグル株買い方

Google株のクラスAとクラスCの違いってナニ?

検索すると「アルファベット クラスA」と「アルファベット クラスC」の2種類が出てきます。

簡単に言うとクラスA=議決権アリ、クラスC=議決権ナシです。
議決権がないぶん、クラスCの方が少しだけ安く買えます。
株価の動きは変わらないので特にこだわりがない人は「クラスC」を買えばOKです。

アメリカのGoogle株を買う

「アルファベット クラスC」を選択すると、詳細な情報が出てきます。
この画面で最近の値動きや、現在の株価が確認できます。確認して問題なければ、チャートの上にある「買い」を押せば注文画面へ行けます。

google株を買う方法

こちらが注文画面です。ここで買いたい株数を入力して「予想受渡代金(詳しくは後述)」を確認、「確認」ボタンを押せば買い注文は完了です。

グーグル株買い方

買えました。
ちなみに米国株の場合、日本からの注文受付は円貨決済の場合17:15~6:00、外貨決済の場合15:00~6:00と時間が決まっているので、その時間帯に注文を入れるようにしましょう(円貨決済/外貨決済については後述)。

google株購入方法

米国株の注文画面の見方

初めて外国株を買う人が分からない点はここだと思うので、注文画面の見方を少し詳しく解説します。

外国株注文画面の見かた

数量

日本株は最低100株から購入可能の銘柄が多いですが、米国株は1株から買えます。
Googleの場合、株価は1株で1,000~1,100ドル。現在の為替レートで1株あたり11~12万円くらいです。今回は試しに1株買ってみました。

指値と成行とは?

指値とは「いくらで買って」と値段を指定して注文することです。米国株の場合は「○ドル○セントで買って」とドルで指定します。
買いたい金額が決まっている人は指値をしましょう。現在の株価より少し下で(安く)指値をする人が多いですが、指値に届かなかった場合(その金額にならなかった場合)は購入できません。

対して、成行注文とは「いくらでもいいからすぐ買って」と注文することです。
アメリカの株式市場が空いている時間は通常23:30~6:00、日本からの注文可能時間は17:15~6:00です。
米国市場が空いている時間帯に成行注文を出せば、その時点の価格で購入されます。
米国市場が空いていない時間帯に成行注文を出せば、市場がスタートした時点の初値で自動的に購入されます。

ただし、NASDAQ銘柄は相対取引のため必ずしも全体の始値と成行注文の出来値が一致するとは限りませんし、タイムラグも生じます。市場の状態によっては成行注文をすると注文時から大きく金額がずれるリスクがあります。
今回は米国株の値段が下がっているタイミングだったので成行で注文してみましたが、基本的には指値注文をするようにしましょう。

円貨決済と外貨決済とは?

円貨決済は、日本円で外国株を買います。
証券会社に日本円を入金していると思いますが、その日本円を証券会社がドルに変えて米国株を購入します。
自分でドルを用意しなくて良いと言うメリットがありますが、為替レートは約定日の翌国内営業日午前10:00頃の為替レートが適用されタイムラグが生じるので、注文時より高いレートになる可能性があります。

外貨決済は、自分で証券会社にドルを入金しておいて、そのドルで米国株を購入します。
自分でドルを用意する手間がありますが、安いタイミングでドルを買っておけるというメリットがあります。

本来は外貨決済にした方が良いのですが、今回は面倒なので円貨決済で購入しました。

特定口座と一般口座とは?

特定口座は、証券会社が株の売買で生じた利益や損失を計算してくれます。
一般口座を選ぶと証券会社は何もしてくれません。
特定口座にするデメリットはないので、特殊な事情がある場合以外は、特定口座を選んでおけばOKです。

予想受渡代金とは?

注文時点の株価、為替レートから計算した購入代金の「予想」です。
海外株式の場合、注文から実際の購入までタイムラグがあるため、実際はこの金額からずれますが、購入の目安にしましょう。

約定日と受渡日とは?

「約定日」は株の注文が成立した日。「受渡日」は決済をする日です。
実際に自分がいくらで株を買ったかの金額は、約定日に決まります。

日本株の場合、市場が空いている時間に注文を出せばリアルタイムで約定します。注文をした瞬間に、その時の株価で購入できると言う訳ですね。

ところが、日本とアメリカでは時差があり市場が空いている時間も異なるため、タイムラグが生じます。
楽天証券の場合、約定日は米国市場の約定日の翌国内営業日。受渡日は約定日から起算して4営業日目になります。

米国株の約定日と約定金額

ちょっと分かりにくいので、実際に私が注文したGoogle株の注文履歴を見てみましょう。

米国株約定日

  • 10/25(木)21:22 買付 128,612円
  • 10/25(木)22:30 約定 121,334円

米国市場での約定日は注文した日の夜、米国市場がオープンしてからです。
アメリカの株式市場は通常23:30~6:00が取引時間ですが、今はサマータイムなので22:30~5:00になっています。
そのため、米国市場がオープンした22:30に金額が確定しています。
今回のケースでは、木曜21:22に注文したので木曜22:30に約定していますね。

約定金額はと言うと、注文時は128,612円でしたが約定金額は121,334円と注文時から7,000円近く金額がずれています。
今回は安く買えてラッキーでしたが、もちろん逆もありえるので心配な人は指値をしておきましょう。ただし、指値をしても為替レートは変動するので、狙った金額(ドル)で買えても日本円での支払いは多少前後する可能性があります。

  • 注文日時 10/25(木)
  • 国内約定日 10/26(金)
  • 国内受渡日 10/31(水)

米国市場での約定日は注文した日の夜ですが、日本での約定日は「米国市場の約定日の翌国内営業日」なので翌日の金曜日になっています。
「受渡日は約定日から起算して4営業日目」なので、週をまたいで翌週の水曜日です。

アメリカのGoogle株の値段は1株いくら?

最終的にアメリカのGoogle株を買うのに全部でいくらかかったか、取引履歴を見てみましょう。

グーグル株値段

約定代金は1株1,071.79ドル。為替レートは1ドル=112.64円なので、日本円にして120,726円です。
これに手数料が5ドル+税金が0.4ドル。日本円にすると合計で608円です。

120,726円+608円=121,334円が、今回アメリカのGoogle株を1株買うのにかかった金額です。

米国株を買う時の注意点

上記のように、米国株を買う時には手数料がかかります。
楽天証券を始め、SBI証券など大手ネット証券ではだいたい1取引あたり約定代金の0.45%がかかります。
最低手数料は5ドル、上限は20ドルなので20ドル以上になることはありませんが、今回のように少額買う場合でも最低5ドルは手数料がかかってしまう事は覚えておきましょう。

また、円/ドルどちらで買っても片道25銭の為替スプレッド(手数料)がかかります。
これは片道ごとにかかるので、1ドル=100円として100ドル使うのに10025円かかり、100ドルを日本円に戻す時も9975円になります。

値上がりが期待できる株なら良いですが、買った金額と同じくらいの金額で売った場合は手数料で損してしまうので、銘柄を選ぶ時は慎重に選びましょう。

12万円でGoogleの株主に!

敷居の高い米国株ですが、12万円でGoogleの株が持てると言うのはなかなか夢がある話ではないでしょうか。
私はGoogle大好きマンなので今回Googleを買いましたが、外国に自分がこれだ!と思う企業があった場合、1株だけでも投資してみると、企業の成長を見るのが、もっと楽しみになるかもしれません。