確定申告はマイナンバー無しでも税務署で受理された!「必須」と「必要」の違い
確定申告に税務署に行ってきました。
今年の確定申告(平成28年分/2016年分)からマイナンバーが必要だよ!と言うことは、各所で啓蒙活動がされており、ポスターやテレビでアピールされていますよね。
確定申告に行こうと自分のマイナンバーを探したのですが通知カードがない!今から再発行手続きをしても間に合いそうにありません。
ダメもとで税務署に行ったら、マイナンバー無しでもあっさり受理されたので、その体験談を共有したいと思います。
2017年提出分から確定申告にはマイナンバーが必要
マイナンバー制度の導入により、2017年提出(平成28年/2016年分)以降の確定申告には「マイナンバーの記載」+「本人確認書類の提示又は写しの添付」が必要と国税庁のホームページに記載があります。
重要なお知らせ<申告手続には>:平成28年分 確定申告特集|国税庁
具体的にどう必要かと言うと、確定申告の書類に「個人番号」としてマイナンバーを記載する箇所があります。
また、申告書を提出する際は本人確認書類を提示するか写しを添付とも書いてあります。
この場合の「本人確認書類」とは、マイナンバーカードのことです。
マイナンバーカードを持っていない人は下記2点(両方)が必要、との記載があります。
1.番号確認書類(マイナンバー通知カードorマイナンバーの記載がある住民票の写し)
2.身元確認書類(運転免許証や保険証など)
税務署へ行ったらマイナンバー不要だった!
家でマイナンバー通知カードを探したのですが、どうしても見つかりません。困った…。
2017年の確定申告(平成28年/2016年分)は2017年2月16日~3月15日までに行わなければいけません。日にちが迫っていたのでとりいそぎ確定申告書類のマイナンバー欄は空白にし、税務署へ持って行ってみました。
受付窓口で「マイナンバー通知カードが見つからなくて…」と言うと「わかりました、大丈夫ですよー」とあっさりOK!
マイナンバーが無いと受付してもらえないのでは、と心配していたのですが大丈夫でした。
「必要」と「必須」の違い
改めて国税庁のHPや各種ポスターなどを見てみると「必要」とは書いてありますが、「必須」とは書いてないんですよね。
「必須」であれば、マイナンバー無しでは受け付けてもらえなかったと思いますが、今のところは「できれば出して欲しい」と言うレベルなのかと思います。
税務署の職員さんにも「来年からは記入をお願いしますね~」と言われましたが、後日提出などもありませんし、書いていないことによって他に何か必要になる、と言う事もなかったです。(身元確認書類も提示を求められませんでした)
マイナンバー通知カードの再発行には1ヶ月弱かかる
今回は無事に確定申告を乗り切れましたが、これからマイナンバーは色々なシーンで必要になってくるでしょう。
そのうち必須になるかもしれませんし、私のように「通知カード無くした!」と言う人は早めに再発行手続きをしておいた方が良いと思います。
マイナンバーの再発行手続きは住んでいる市町村の役所(○○区役所など)で行いますが、注意すべきは再発行にかかる時間。
だいたい1ヶ月弱かかるので、できるだけ早く再発行手続きをしておきましょう。
確定申告だけであれば住民票を使うのも手
確定申告に使うためだけにマイナンバーが必要であれば、「マイナンバーの記載がある住民票」を役所で発行してもらえばすぐに番号が確認できます。
上記の必要書類にも「マイナンバーの記載がある住民票の写し」とありますし、確定申告は必ずしもマイナンバー通知書・マイナンバーカードがなくても大丈夫です。
住民票であればその場ですぐに発行してもらえるので、確定申告でマイナンバーを提出したい、でも再発行している時間は無い、と言う人は暫定的に住民票を利用することもできます。
ただ、また必要になった時には他のもので代用できないかもしれません。
再発行は早めに済ませておくに越したことはないのかな、と思います。